犯罪の防止のための金銭教育

2006-08-16 11:45:57 | 防犯論議
犯罪の背景には、恨みと憎しみがあり、その原因はお金とリビドー(libido性欲動)があり、さらに根源の議論では「怠惰」ではなかろうかと、これまでロジックをつないできました。

お金が原因の犯罪;盗み(万引き、窃盗、強盗、詐欺、横領・・・)、あるいは証拠隠滅のために、恫喝、恐喝、暴行傷害、殺人・・・

「盗んだものは返す」という当たり前の法律があれば、論理的には盗みの意味がなくなるわけで、傷害や殺人の意味もなくなる。これらは机上の論理ですが、現在の社会制度・法体系をそういう方向で検討することは可能かもしれません。

さて、さらに犯罪の根源となるのは「怠惰」
怠けるということについて、少し考えてみましょう。
家庭内で炊事洗濯を怠ける→当然育児も疎ましいもの=育児ネグレクト
その人の能力や機会で職業があるのでしょうが、それによって得られる収入で、多くの場合、生活(衣食住)が不可能であることは少ないと思います。(今日の日本では)
しかし、お金の犯罪はあります。今の所得でも生きていけるけれど、より上の所得の人と比較。これは「妬み」と呼ばれる感情かな。そういうことで盗むことはあるかもしれません。自分がもっと働いて稼ぐことを怠ける

借金があったから盗んだという事件も思いつきますが、消費者金融のコマーシャルにあるとおり、「事前に計画しましょう」を怠けると破綻する。
「事後に計画返済」できるのに、それをしないで盗もうとする・・・怠け者

サラ金地獄で生活破綻・・・自己破産・・・えっ!?若い20歳代の人が自己破産で生活保護申請??・・・働かないの?働けないの?働いた収入で毎月返済すればどうなの?・・・この制度、怠け者製造制度と揶揄されないように運営してね。

義務教育段階で、貯蓄(付帯概念の負債)のことをもっと教えてもいいのになぁ。何故お金の教育がないのか。教育という崇高な概念の下に、「金銭欲」を喚起するようなことは望ましくないという思い込みかな。

毎月いくらのお金を、何%で何年貯めるといくらになるのか?
何%の借金は、完済するために毎月いくらで何年かかるのか?
借入利回りを上回る投資利回りがなければ、借入の意味がないこと。
高校も実質で皆教育化してるなら、そこでは
労働と賃金、収入と貯蓄、社会保険制度、税制度の仕組み、株式会社の仕組みと投資・・・を教えたらどうかしら。
「生きる」「生活する」ための金銭教育。
誰もが心に持つ「怠け」を認識・自覚することが、犯罪防止につながる可能性があるという意味においても、検討してほしーなぁ。

・・・人に思われたくないこと・・・「怠け者」・・だよね。



制度が生む犯罪-公金横領

2006-08-15 11:58:53 | 防犯論議
これまでの、恨みや憎しみからの直接的な人間関係の犯罪ではありませんが、絶えないのは横領・・・みたいなやつ。「盗み」ですから返却させれば元に戻すことができます。
が・・・似たようなことが何度も起きる・・・例えば、自分たちが飲み食いするための裏金を作ってたという事件。個人的に使うものは「盗み」ですが、これは何だろう?・・・やっぱ「盗み」だわね。
事の起こり、といいますか、何故こんなことをするのかと、ちょっとひねって考えて見ようかな。

「官民の接待禁止」:民間の業者と癒着することで贈収賄や談合を招く可能性・・
これ!これって、いかにも責任回避的解決策のような・・・

そもそも、世間の一般常識から乖離する公務員の意識は、民間から学ぶ機会がなければ、硬直的なままであろうし、政治・行政が民生を理解しないで行われることになる。・・・と、考えることにしてみてください。

役所の各部署は、関連する業者を年に何度か集めて意見交換会を、税金を使って飲食する機会を設ける。建築関係はその業者、税務署は高額納税法人・個人、福祉関係はその貢献者、警察も、消防も、保険所も・・・そういう民間のリアルな意見を入れて意見交換する機会を毎年。担当者や署員の紹介もかねて行えます。

「そのためにはこれだけの税金を使用します」と宣言して。
そのときに、公務員さんは、お酒飲んでくださいよ。市民のために仕事をしている実感もわくでしょうし。
市民と情報交換のために各部署の公務員さんは全員、その飲み会に参加してください。知ってる人が多くなればなるほど、お互いに顔を見せた方が、悪いことはできないものですよ。

使う税金は、その町の飲食業者さんの公平に配慮。その町の中でお金が回るだけだよね・・・

どこか小さい村や町でもいいから、やってみない?
まぁ・・・、無理だろうな・・・
宴会の司会者のイメージが堅くて、酒がまずいかも!

親子の犯罪と親子愛3

2006-08-14 12:19:40 | 防犯論議
親子の犯罪・・・相続問題→夫婦と親子関係→金銭教育、と遡及するのかなぁ。
始めに辞書で言葉の定義;  お金を・・・
「稼ぐ」=働いて収入を得る
「儲ける」=(思いがけず)利益を得る
では、
「相続する」はどっちでしょうか?稼いだものでないことは確かですが、儲けでもない・・・社会の制度としてあるもの、という理解でしょうか。

得た後には、
「貯金・利殖」=投資や計画貯蓄。
「使う」=家計消費、教育費、寄付・社会貢献など

相続は単に財産を残すことでなく、また、残す財産がなくても・・・
「稼ぐ」方法を教える・・・学校教育を受けさせる。自らの働く姿を見せる。
「貯金・利殖」方法を教える・・・投資や計画貯蓄
「使う」方法を教える
「相続する」・・・ということの意味や意義を教える。

特に相続においては、職業や家族構成、当事者の知識情報、その財産額などの違いで、当事者ごとに異なる認識があるかもしれません。
それでも、共通認識は「トラブルの回避」。ただし、その気持ちがあっても、トラブルになることも。

今日の財産が築かれた原因である「稼ぐ」方法と「使う」方法を検証して、相続後の方向性の議論を生前に行う。もちろん、それを生前に行うためには、好ましい夫婦関係、兄弟関係と親子関係がなければ難しい場合がありそう。

少なくとも、この問題のあるべき議論が、犯罪防止に必要であることの理解だけは・・・


親子の犯罪と親子愛2

2006-08-13 19:42:06 | 防犯論議
ところで・・・子はいつまで子なの?
・満20年を以て成年とす。(民法3条)・未成年者が婚姻をしたときは、これによって成年に達したものとみなす。(民法753条)
で・・・親は何をする存在?
・親権を行うものは、子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う(民法820条)
9年の義務教育、及び子の福利、厚生を考えて保護、監督する監護権と子供の財産の保護管理権と解説されているようです。
法律としてではなく、社会全体の了解事項として繰り返されてもいいフレーズですね。分かりやすいし。

親は子に、何だかんだ言っても一生愛情を注ぎますね。
愛情を注ぐという行為を具体的にいうと、金銭的な生活援助ということに転化しているかもしれませんね。親の責任・役割は子の自立ということを考えた場合それは違うんだけど、現実ではその比率は低くないかも。心当たりの人は反省してみても・・・

では、経済的な援助以外で、親でなければ出来ないことって、何だろう?
子が生きていくために必要なことは、自立した後はそれほどないのでなかろうか。あるとする人においては、その年で親以外に頼むことが出来ないことを恥じるべきかも。
親でなければできないこと・・・それは、思い出なのではなかろうか・・・と、思いたい。子供の頃の愛情深い思い出・教訓・安全・安らぎ・・・それは一生続く、もちろん親子両方の思い出として続く・・・それで十分幸せ!
そんな親でありたい・・が、引き継がれ繰り返される・・・

親子の犯罪の原因を説明する言葉は、親は子を自立させたかどうか、子は自立を目標としているか、そして、子供の頃の思い出が好ましいものかどうかということ。

民法の親子関係、夫婦関係等の条文には、「な~るほど!」がもっとありそう・・

親子の犯罪と親子愛

2006-08-11 17:48:33 | 防犯論議
この時期、帰省して久しぶりに親子が顔を合わせる人も多いのかもしれません。

親が子を、子が親を傷つける事件、DV,育児放棄、介護疲れ、自宅放火、傷害、殺人・・・
一方で、スポーツや芸能界において、親子が共通の目的に向かって努力する姿。
どちらも親子の関係として、多くの人が議論されているように思います。

その家族の社会環境は様々なので、「親子のありかた」も一様ではありません。
引き継ぐことができる家業がある家庭と、サラリーマンでは、親が子に望む目標意識や、子が親に期待するモノ(物理的・精神的)は違うかもしれません。
また、経済的に裕福な家庭とそうでない家庭においても異なることでしょう。
でも、共通して言えることはあるはずです。

「犯罪防止のための愛の定義1」において、動植物全ての世界では、親は子の自立を目的として行動する存在であり、親が尽くす最大の愛の行動-自立させること。
と、書きました。
裕福な親の財産があるために、子は不自由なく生きていける、ということも見聞きすることがあります。(子に苦労させたくないという親の気持ちは良く聞く話)
しかし、〇X△論でいうと、親に努力の結果としての財があることは(〇)ですが、そのために子の怠惰(X)を招いては、その財すら(X)と言えます。
親は築いた財の使い方を教える。社会のために・・・ということになりますね。
また、議論を重ねると「怠惰」が犯罪の元凶となる、という結論もあるはずです。

親の目的は、自立させることですから、始めに、就職すれば親の家を出て生活することが、いかに学ぶことが多く幸せなことであるのか、ということを社会全体で教える。それを賞賛し推奨する社会です。
(個別の家庭事情でそうできない場合が多いことは承知していますが)

炊事・洗濯・掃除、近隣の生活圏コミュニケーション、水道光熱費の費用管理と継続的な貯蓄・・・
豊かな生活は、様々なことに豊かな感受性を持って接することによって得られる、と考える人は多いはずです。

調理のすばらしさを知る人は、食材と調理器具を大切にし、栄養や健康に対する知識が豊富で、四季の変化に感動し自然への感謝の気持ちが深いはずです。
料理という共通の話題で夫婦・親子で話すことは無益なことではありません。
相互理解と犯罪防止には家庭に共通の話題があることが必要なことは、ペットで会話が戻ったことでもお話しました。

あなたの家庭には、夫婦・親子の共通の話題がありますか?
(それを始まりとして、親子・夫婦は少しずつでも何でも話せるようになるかも)




ある終戦・・・

2006-08-10 12:07:34 | 防犯論議
「わたしゃねぇ、シベリア・・・行っとったんですよ」
自分から切り出す話でもないが、聞かれれば答える風で、年齢を感じさせないふくよかな顔、人と話すことが好きな明るい性格、穏やかな笑顔で話は始まる。

「そりゃぁ・・・。大変だったわな!」
「いやぁ・・今~考えられんわな!そ~んな生活はなぁ・・・」
「そうそう・・・一日、大豆20つぶ!」
片手の手のひらを小さくして、こんな感じ、というように見せながら話は続く
「生の大豆や 20つぶ!」
「それをなぁ、石でつぶして・・・水に浸してなぁ・・・」

-う~わぁ~!す~ごいっすねぇ!
若者は、老人の朗らかな性格とは異なる体験談に、気遣う言葉が思い浮かばない。
-シベリアじゃ相当な数の人が死んだんでしょう?

「あぁ!」「私らの部隊じゃ、3分の2以上は死んだわな」
「そりゃ、ひどいもんじゃ!朝ぁ、目ぇ覚ましたら、横で寝とった人が死んどる!」
「毎日、毎日どっかでなぁ・・・」
・・・・・
「それでも、何とか引揚げまで生きのびて」
「引揚げが決まるとな、皆で山越えて歩いて行く、何日もな」
「寒~い曇った日でなぁ・・疲れて、だぁれも口きかん、黙~って歩いて行く・・」
「山のな、ずぅ~と上の方でな、これでここからは収容所が見えんようになるいう所で」

老人は、かっと目を見開き、つばを飲み込む
「一瞬、ほんの一瞬だった思う・・雲の隙間ができての、こう・・光が差し込む」
「それが・・・それがな、光が当って、地面が、そこん所だけ照らされる。雲の隙間からのぞける、きれ~いなもんじゃ!」
「それがあんた!仲間の墓や!丘の上に集めとった、い~っぱいある墓や!」
「死んでった仲間が・・・最後の別れになぁ・・・」
「本当にきれ~いに、そこだけ照らしとる・・・」
「山の崖道に立ち止まって・・・振り返って、黙~って、手ぇ合わして、・・」
「周り見たら、みんな敬礼しとる人やら、泣きながら手合わす人で、なっ・・・」

「引揚げる最後の時に、別れをさしてくれたんだ、なぁ・・・」
「神様は・・そういうことして、見してくれた」
「不思議な・・・本当に、不思議なことだった」

若者は、目がうっすらと充血している老人に、手を合わせて頭を下げます
-今日はありがとうございました!


(毎年この時期に思い出す実話)


続・性犯罪・・・「愛」の理解

2006-08-08 14:59:03 | 防犯論議
リビドーの処理は、男性にその機会が多いと思うのですが・・・同じ数の女性がいながらです。ところで、駅売りの日刊紙ってご存知?

日刊ゲンダイ・・・講談社が発行元:大株主は野間文化財団
夕刊フジ  ・・・産経新聞が発行元:大株主はフジテレビ
ご存知ですよね、お手軽な風俗関係の情報発信誌です。イチローやマツイの記事も見るけど、風俗とサラ金の広告ばかりだもんね。
買春防止法って、買う奴が悪いってもんだけど・・・売る奴も悪い。だけどもっと悪いのは、ここで売ってますよ、と金取って宣伝してる奴かも!

サラ金広告に至ってはこんな感じかな・・・
法外な金利で暴力取立て:家庭破壊、自己破産!
社会的使命感を持って盛んに報道されるフジテレビさんや庶民の味方サンケイ新聞さん、高邁な理想を掲げる文化財団・・・あんたや!あんた!

タバコの広告と同じで、注意書きをして売ってほしいな。
「風俗やサラ金広告において、弊社では広告主の業務内容の違法性の審査を行うことはできません。ご利用代金は暴力団の資金や違法資金となる可能性がありますが、弊社は一切の広告掲載責任、紹介責任等を負いません。利用者の自己責任でお願いいたします。」

ね、笑えるでしょ!
嘘をつくのはやめましょうよ・・・妙な法律で自己満足もいいけど。
リビドーの処理は、ここで行いましょう・・・って言われた方がまだマシかも。
でもね、そういう情報はあった方がいいかも・・・警察官、学校の先生、お医者さん・・・みんな、あって当たり前のリビドーという生理を押し殺して仕事してらっしゃるのでしょうから・・・何かワーッってご批判受けそうなので・・・おしまい。


性犯罪・・・「愛」の理解

2006-08-08 14:13:03 | 防犯論議
ひき逃げ等犯罪防止は、自動車学校で事故対応教育と刑罰の周知・・・事故は避けられないものという前提の制度
さて、性犯罪はどうしようかな・・・
これも同じロジックかもしれません。性欲は・・・ん~公開ブログだから、表現を変えましょうか、リビドー(libido性欲動)・・変かな??
リビドーは、はしたないものでも、いかがわしきものでも、汚らわしいものでも、みだらなものでも・・・ない。あって当たり前のもの。
リビドー充当の行為とでも言うのかな・・性行為・・これは二つの側面認識ができそうです、愛情の表現と性欲の処理(失礼!リビドーの処理)です。
性犯罪は、愛の表現じゃなく、身勝手なリビドーの処理。
〇X△論でいえば、リビドーは△(あって当たり前のもの)〇は愛の表現、Xはリビドーの処理といいたいところだけど実は△、身勝手なリビドーの処理だけがXということになります。
性教育は、男女の身体的構造の理解と避妊が主なものと承知していますが、「愛したい・愛されたい」から初めてほしいな。リビドー充当の行為には二つの側面があること(愛情の表現とリビドーの処理)を議論して欲しいと思います。健康な人であれば、リビドーの処理は男女とも必要です。白眼視したり、論議を避けてはいけません。その上で人権教育。人権無視行為は徹底非難。
ん~・・・残念!公開ブログだから、ベッドまでたどり着かないわ!

犯罪防止のための「愛」の定義2

2006-08-07 17:32:26 | 防犯論議
恋愛は拒絶、愛情は受容・・・加藤諦三さん・・かな?
その人以外は拒絶、夢中になるけど、自分の意に反することは拒絶:恋人の何気ない所作にも敏感に拒絶反応。えっ~そんな人だったの!あんたなんか嫌い!
一方、愛情の定義は・・・物事全て〇X△あって当たり前。優れたる部分も劣る部分も、あって当たり前の部分も・・・そういう意味の〇X△。人は美しくもあり、醜くもある。誠実であったり裏切ったり・・・だけれども、あるがままのあなたを全て受け入れます・・が受容の愛。
物事の価値は、己の〇X△をあるがままに認識して、Xや△を〇にしようとする姿勢が〇だということの理解で見えてくるかもしれません。また、Xの人や〇の人が存在するわけではない。(でも、現実社会では〇の人とXの人という認識で対人関係がありがちなのかも)
こうした考えは、現象学の認識方法でもあるかもしれません。「判断停止」して、あるがままの事実を認識することから始めよう・・・愛の理解に使えそうです。
罪を憎んで人を憎まず・・・にも繋がる考えかもしれませんね。
話を戻しましょう。かくして恋愛期を過ぎて恋人たちは、お互いの〇X△が否が応でもさらされる夫婦になります。その時にこの言葉を思い起こして、「あるがままのあなたを全て受け入れます」
犯罪者の更生には・・・全ての人はXをもっているが、「Xの人」はいない。Xを認識して、少しでも〇に近づけようと努力する行為が〇なのです。
犯罪防止と愛の定義・・・思いは伝わりますかしら?

犯罪防止のための「愛」の定義1

2006-08-07 12:53:08 | 防犯論議
犯罪防止のために、共通認識として「愛」の定義があった方がいいわね
最近の犯罪で報道の頻度が多いのは、親子愛、家族愛、夫婦愛・・・
愛がないから起きる犯罪・・・そこでいう愛って、何?
みんな一人一人違う言葉で、愛の定義をもっていると思いますよね・・・
でも、ないかもしれない・・・
(親子愛)
動植物の世界では、親は子の自立を目的として行動する存在であるように見えます。少なくとも私にはそう見えます。一つだけ例を挙げると、親鳥は子が飛べるようになったら巣に餌を運ばない。
親は明確な目的として、子の自立(巣立ち)のために行動します。
不確実な未来のために、親が尽くす最大の愛の行動-自立させること。
ほとんどの教育制度もそうだったはずですよね
(学校の愛)
ついでに学校教育についての共通認識をひとこと・・・
中学校までは義務教育だから、教え育む(教育は教師が主語)責任の比率は高いけど、それ以上の学校では、学び問いかける(学問は学生が主語)責任が高くなる。
学び問いかける姿勢を育てること・・・これも自立させるということ。
ここで一区切り。言葉の定義の共通認識が、犯罪防止の議論において大切なことが、自分でこの文章書きながら見えてくる・・・ような。


ちょっと愛

2006-08-07 10:53:15 | 防犯論議
今日から自画像は、「まろん」(1歳半の女の子、ビション・フリーゼ)
犯罪の防止とコンパニオンアニマル・・・な~んて話はいやだけど、同じ愛の話ということでは繋がりがあるかも。
まろんは、とにかく陽気!食べることよりも遊ぶことが好きみたい。初対面でも人が好き、犬が好き、おもちゃが好き。何でも遊び相手!
親と会話がなくなる年頃の子供たち、不平不満ばかりが話題の妻、仕事のストレスかかえた不機嫌な夫・・・どこにもある家庭内風景。そんな家の中にまろんは「愛」と「幸せ」をもたらしてくれました。家族に会話が戻りました。とても明るい話題。どんなことをしても、みんなで「かっわいい~!」
家族には「共通の話題」が必要だったのですね。
人の本姓は「愛したい・愛されたい」という心だと思っています。その心を実践することは簡単なことではないかもしれません。でも、それをまろんは自然に行動で示している・・・家族全員の目に、そう見えているのです。
ねっ!幸せでしょ

防犯論議2犯罪の源

2006-08-06 22:40:47 | 防犯論議
・犯罪はどうして起きるのかしら?
-恨みや憎しみと貧困など
・その恨みと憎しみは何が原因かしら?
-お金とセックス・・・かな?
・傷害や殺人は恨みや憎しみが原因じゃないかしら?
-でも、傷害や殺人の動機は、お金とセックスが関係すること多いよ
・強盗傷害・殺人は怨恨じゃない場合が普通じゃないの?
-「盗んだものは返す、傷害・殺人は損害賠償する」という当たり前の法律があれば、犯罪は減るように思うわ
・お金は・・・そうか、騙しや盗みの定義と判定があれば、解決可能・・・か。
交通事故で、ひき逃げみたいな犯罪もあるぞ、どうする?
-交通事故は避けられないもの。自動車学校で事故発生後の対応の仕方を教える。
初めにどう行動するのか、人命救助の方法やどこに連絡するのか。
それを行った場合としなかった場合の処罰の明確化。たとえ飲酒運転の人身事故であろうが、人命救助できれば処罰は軽微。多くのひき逃げ犯人の言い訳は、怖くなった、動揺して逃げた・・・嘘つくなよ!飲酒運転がばれると困るから逃げるほうを先に考えた。会社や家族に知れる・・・だから逃げる。
速やかな通報と人命救助行動を推奨する制度・・・当たり前のことを法制度化する。
・ふ~ん・・・当たり前のことが社会制度になっていないね。確かに。
・ところで、はじめにセックスの恨みが犯罪動機の一つって言ったよね。それはどういう解決論なの?それも法制度で・・・?
-もっと根源的な人の欲求なので、話は長くなるの、次回にしましょう。

犯人の謝罪の言葉

2006-08-06 16:34:59 | 防犯論議
タイトルは、よくテレビや新聞報道で、犯人が逮捕されて、取調べの状況なんかをニュース解説しているときに、正義感に酔っているとでもいうのでしょうか、アナウンサーや解説の人が言っていますよね。
謝罪の言葉って・・・聞いてどうなるの?何を伝えたいの?
人間の良心みたいなものを感じたいのかな。
別のパターンでは、製造物責任の損害賠償なんかが絡むであろう場合なんですが、事故が発生した管理責任者などに「被害者への謝罪の言葉は最後までありませんでした」などという報道。
また、裁判の判決で、世間知らずの裁判官の先生方の作文で、「被告には改悛の情が強く更正の見込みがある」と説明した情状酌量判決。
弁護士は、謝罪の言葉や方法などもアドバイスするのでしょうねぇ・・・その方が罪が軽くなるから・・・と。弁護士の顔たてて、求刑の8割判決って制度・・・もしそうであれば、これも制度の金属疲労ね、修理の必要ありだわ。

あのぅ・・・嘘をつくのはもう止めませんか。
謝罪の演技で刑罰を決める可能性を無視するのを止めようよ。「盗んだ金は返す」「傷害や殺人は、慰謝料含めて損害賠償額を弁償する」
体制管理の下に一生かけて弁償。
でなければ、被害者は元の被害に加えて、嘘の謝罪で、もう一回騙されるの。

改悛や謝罪の気持ちは、加害者の行動で表されるものだと思いますが。
謝罪の演技で刑期が短くなることは社会悪。
真実の謝罪は行動でしか示せない。そういう考えを良心と考えたい。
・・・だ・か・ら、テレビの解説に、軽薄な正義感を見ちゃうの・・・
あぁ~言いたいこと言うとすっきりするわ!

防犯論議

2006-08-06 15:42:47 | 防犯論議
仕事上で週刊誌に投稿することはあったけど、こういう形は初めてなので、何を目的に何を書けばいいのか・・・とりあえず、最近話題にした世直し論議見たいなものを日記調で綴りますわね。

盗難や詐欺等で犯人が手にしたお金はどうなるのでしょうか?
ネット詐欺、おれおれ詐欺、盗難・・・犯人が騙したり盗んだお金は被害者に返却されているのでしょうか。この返却は損害賠償請求という訴訟によって時間と費用をかけてなされるのでしょうか。警察は民事不介入って言葉がありますから、たぶん犯人を逮捕することはやっても、損害金を弁償することには介入しないって意味ですよね、民事で別途の訴訟を行ってくださいということ。
よ~く考えましょう・・・・そんな馬鹿な!
犯人に弁償させればいいだけでしょ!弁護士の仕事ための法律かい!
制度として、国が犯人の私財没収又は差押えを行って、被害者に弁済する。私財なき場合は将来の犯人の労賃を強制管理して返済する。刑務所に入れる必要なし。ひたすら弁済のために働かせる。犯人は早く返済するために怠けられない。・・・そんなイメージの制度かな。
当たり前のことを当たり前にする世の中であってほしいね。「盗んだ金は返す」
追加すると、未成年者は法定後見人が弁済義務。とすれば家庭教育も変るわね。不良の子がこわくて何もいえない親も、過ちには真剣に叱るようになるでしょうし。
で・・・民法や各訴訟法の原則を「盗んだ金は返す」という当たり前のことを罰とする。法律は「窃盗」「詐欺」などの定義と、当事者の合意、返却プロセスを規定すればいいのかな。「盗み」の定義って実際には複雑な利害関係がある場合もありますから、そういうものはもちろん裁判で。また、公序良俗違反は全て国庫没収。麻薬や売春みたいな奴ね。盗まれた奴も正常じゃないケース。
とにかく、社会変化に応じてツギハギしてきた法律はそれなりに良い面もあるのですが、相手に支払い能力がある場合だけ訴訟する弁護士の社会正義は、皆様ニガニガしく思っているはず。社会正義ね、依頼人の利益ために真実を隠蔽することもある社会正義・・・って・・・言いたい人は多いと思うけどなぁ。
次回は、「犯人の謝罪の言葉」