元外交官・原田武夫講演会(昨日)のポイント
・ ウラン濃縮の特許は米国が押さえている関係で原発施設の拡大は米国にとって大変なメリットがある。地球温暖化問題の議論はそのための布石。
・ 米ロは中東に原子力発電施設を売却することを狙っている(先日の米ロ首脳会談でウラン濃縮について米ロの棲み分けを合意→これでイラン問題は過去の話となった)。そのためには中東和平が必要だが、中東和平の障害は世界二位の武器輸出国イスラエル。
・ ブッシュ米大統領は13日~18日にイスラエル訪問。オルメルト・イスラエル首相のスキャンダル報道は中東和平に向けた反対勢力の封じ込め。イスラエルによるゴラン高原返還提案も中東和平への流れ。
・ 従って5月中旬以降、原油価格は下落に向かう。GS(米国の国営ファンド)の原油200ドル説は「下げるために上げる」いつものやり方。今はスタグフレーション説が有力だが、世界経済はデフレに向かっているのではないか。
・ 世界の株価は、4月11日のG7で発表された100日猶予期限(世界の金融機関は100日以内に保有資産の透明性を明らかにせよ)の到来を前に下落方向に向かい、6月は大幅下落へ。3月中旬以降の上昇は「下がる前の上昇」に過ぎない。
・ それに伴って円高も進行するが、自国通貨をドルにリンクさせている中国などアジア諸国にとって、対日製品輸出は有利になる一方で、日本からの資本財輸入は高くつくことになる。そこでアジア国営ファンドによる日本企業買収の動きが強まると見ている。
・ ウラン濃縮の特許は米国が押さえている関係で原発施設の拡大は米国にとって大変なメリットがある。地球温暖化問題の議論はそのための布石。
・ 米ロは中東に原子力発電施設を売却することを狙っている(先日の米ロ首脳会談でウラン濃縮について米ロの棲み分けを合意→これでイラン問題は過去の話となった)。そのためには中東和平が必要だが、中東和平の障害は世界二位の武器輸出国イスラエル。
・ ブッシュ米大統領は13日~18日にイスラエル訪問。オルメルト・イスラエル首相のスキャンダル報道は中東和平に向けた反対勢力の封じ込め。イスラエルによるゴラン高原返還提案も中東和平への流れ。
・ 従って5月中旬以降、原油価格は下落に向かう。GS(米国の国営ファンド)の原油200ドル説は「下げるために上げる」いつものやり方。今はスタグフレーション説が有力だが、世界経済はデフレに向かっているのではないか。
・ 世界の株価は、4月11日のG7で発表された100日猶予期限(世界の金融機関は100日以内に保有資産の透明性を明らかにせよ)の到来を前に下落方向に向かい、6月は大幅下落へ。3月中旬以降の上昇は「下がる前の上昇」に過ぎない。
・ それに伴って円高も進行するが、自国通貨をドルにリンクさせている中国などアジア諸国にとって、対日製品輸出は有利になる一方で、日本からの資本財輸入は高くつくことになる。そこでアジア国営ファンドによる日本企業買収の動きが強まると見ている。