証拠隠滅罪????

2010-10-13 17:57:26 | 防犯論議
証拠隠滅罪、証拠偽造罪、証拠変造罪、偽造証拠使用罪、変造証拠使用罪(第104条)
他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処せられる。
第103条、第104条の犯罪については、親族間の犯罪に関する特例があり、犯人又は逃走した者の親族がこれらの者の利益のために犯したときは、その刑を免除することができる(105条)。(by Wikipedia)


これは、すごい法律ですね

憲38条黙秘権といい、証拠隠滅罪・・・真実を隠蔽しても良い=嘘をついてもいい

他人の証拠を隠すことは×だが、自分や自分の親族に関するやつは隠してもOK
・・・意味:自分と親族に関する嘘は人として当然ということを背景にしてるような
または、親族より信頼関係が強い友人や取引関係者などはどうなる?
疑問は尽きないだろうなぁ・・・この法律


テレビの刑事ドラマで、犯人の親族に聞き込みをして、
嘘のアリバイ供述する場面なんかを良く見るわけですが・・・

刑事が犯人の親にアリバイなんかを聞くとき・・・

上記の刑105条によれば、
「嘘をついても免除されるから、信用しないけど、一応聞いておきますわ」
みたいなセリフのほうが面白くなるかも


嘘を推奨する仕組みができてる、そういう気がするような・・・

立法の精神とか理由とか、どの法にもあるんで、頭ごなしに否定はしませんが
金融理論なんかでいうところの合成の誤謬っていうやつで
一つ一つは合理的でも、合わせた全体は必ずしもそうでない、のかもしれない。

そういうことは「あること」なのであって、罪悪は誤謬、誤りを放置すること


誰もが嘘や盗みを無意味と感じるような社会の仕組みってないかな