季節の移ろいin絵手紙 Ⅱ

 絵手紙&水切り絵&パステルアートに日々の出来事を添えて・・・

捨てるって難しい

2016-09-08 05:25:10 | 日記
 断捨離をしていく中で頭を悩ましたものの一つに人形類がありました。
子どもたちがよく遊んだぬいぐるみ類や、阪神淡路の震災で壊れてしまった人形類は、
その都度人形供養のお寺に収めてきていましたが、
まだ、捨てきれていないものもいくつかありました。

 目鼻がついていると、どうもゴミとして捨てるには忍び難く・・・
その上(ごみ問題)が難しくなってからは、
人形供養をしていた神社仏閣がほとんどやめてしまうか、有料化になりました。

 今回も、ネットで近くで供養してくれる神社を探し持っていきました。
昔は、人形を収める場所において、(お心ざし)の箱にお金をお金を収めるだけでよかったのですが、
 なんと、今回は神殿に通され(初穂料)をお供えし、椅子に座ることを促され、
収めた人形だけでなく、私たちもお祓いをされ祝詞をあげられるのです。
神主さんの装束で目の前で思ってもみなかった儀式が執り行われ、なんとなく居心地の悪い(笑)10数分を過ごしました。

 儀式が終わってから、お若い神主さんは話がお上手で次々に話をしてくださいました。
これは、楽しかった^^
 
 中でも興味深かったのは、
自分のお雛様を娘、孫に譲ったって話や、先祖代々のお雛様というのは、私も何度か聞いたことがあるのですが、
雛人形というのは(その女の人の厄をとる)といういわれがあるのだそうです。
だから(譲る)というのは(厄も譲る)ことになりよくないことだそうです。
 ちなみに、五月人形は(家を守る)といういわれがあるので、代々譲っていくことはむしろ縁起がいいことだとか・・・

 知らなければ平気ですが、知ってしまうとこだわりますね。

 今日のパステルアート
真夏に描いていたのですが、アップが今頃になってしまいました。
 

 子どものイルかもとばしてみました。

 そうそう、昨年はクジラも跳ねていましたので、思い出しながらもう一枚描きました^^
 


 

可笑しくて、やがて切ない・・・

2016-09-03 06:53:36 | お出かけ、旅行
 8月の末日、映画(後妻業の女)←クリックしてね  を観に行きました。

 資産家の男性と結婚して殺し、資産をすべて自分のものにすることを何十年間にわたり繰り返していた女が逮捕された事件では、
世の誰もが、目を疑い、耳を疑ったものです。
 でも、そのときすでに、この(後妻業)を扱った小説が出版されていたのにも驚きでした。
この映画は、その小説を映画化したものです。

 主演の極悪女結婚詐欺師を演ずるのが、私の大好きな大竹しのぶさんとあっては行かねば・・・

 高齢で資産家で、持病がある男性がターゲットです。
シリアスな実話も絡んでいますので、笑ってはいけないと思うものの、
大竹しのぶさんの見事な演技に、会場は常に笑いの渦です。

 結婚した男性を殺し、資産を独り占めにしておいて、
次の婚活パーティーに行き、
「趣味は、読書と夜空を見上げることです」と可愛く語るしぐさに、周りの高齢男性はうっとり^^

 被害者となって殺される男性を演じる役者さんたちも、アクの強い個性派ぞろい・・・

 殺された元大学教授の資産家が話の中心となっていましたが、
残された娘さん二人との財産をめぐる大バトルも凄かった!

 でも最後の場面で、この二人の姉妹がしみじみと語る場面。。。

 お父さんが人生の終わり近く寂しいときに、私たちはそばにいて寄り添っただろうか~

 お父さんが作った資産だもの。 お父さんがどう使おうといいのよね

 偽りの愛と優しさに心癒されていたのなら、それでいいのかな~

 姉と妹が語っとき、いろんな思いが交錯して胸つかれる想いがしました。

 それまでは涙が出るくらい俳優さんたちの演技に大笑いの連続でしたが、
人生の切なさ、哀しさを感じ、映画館を後にしました。


 8月にいただいた(夏便り)です
 


 


 私のパステルアートは
 


 
 昨年の(中秋の名月)にオリジナルのうさぎさんを加えてみました