11月11日〜11月22日
国道4号
青森ー盛岡ー仙台ー福島ー安達太良ー白河
津軽海峡を渡り、青森に着いたら雨だった。
雨はそれから3日間続いた。
じたばたしても始まらないので、
港に近いビジネスホテルの一室で静かに過ごした。
確実に冬が近づいていた。空は鉛色で北風強く、束の間の晴れ間からサーッと暗くなり雨がくる。その繰り返しだから合羽を着たまま走った。
青森から盛岡までは山地越えで、国道4号は狭く路側はほとんどない。平坦な区間は少ない。標高450mほどの峠(十三本木峠・国道4号の最高地点だそうだ)もある。
やがて国道4号は八幡平の山麓をゆく。盛岡に至ると空が広く明るく感じた。
北上川に沿って南へ走る。広大な田園風景が続く。毎日何本もの東北本線の貨物列車を見送る。平野と穏やかな丘陵が続き、やがて田んぼの向こうに仙台の町が見えてきた。
仙台から福島へ。
黄金色の秋に包まれながら走る。
阿武隈川、大きなイチョウの木がある寺や村落のお堂。のどかでホッとする風景。
国道4号を行き交うクルマからの嫌がらせも圧力も一切ない。人は穏やかで優しい。
11月20日
安達太良山の麓にある友人宅に立ち寄る。
天然ナメコや天然舞茸、釣ってきたイワナをたらふくご馳走になり、俺史上最高に美味な新蕎麦をご馳走になり、温泉に連れて行っていただき、筆舌に尽くせない歓待を受ける。そのまま一晩泊めていただく。
旅の疲れがほどけていくようだ。
目指すは鹿児島。
白河の関を目指して南へ。
標高が200、300とじわじわ上がる。
国道4号は須賀川を過ぎたあたりから再び細く荒れ気味になってくる。やがて白河に至る。
これで広い広い東北地方が終わった。この先、道は那須を経て関東の平野へと下っていく。
芭蕉さんの像のそばで、この先の旅路を考える。
右(日本海側)へ向かうか、
左(太平洋側)へ行くか。
東北地方をゆっくり走った。心が浄化されていくようだった。
ありがとう東北地方。
次は日本海側に行くことにした。
青森に着いた。
やまない雨はない。静かに過ごす。
盛岡は空が明るく、綺麗な街だ。
雨あがり 北上川に 架かる橋
やっぱ安宿は快適!
安宿必需品。マイ延長コード
黄金色の季節だ。
最近流行りの駐輪場だけど、
無理。
俺史上最高の新蕎麦との出会い!
白河の関に至る。東北地方が終わった。
次の旅は日本海側へ。しかし…
俺史上最高の新蕎麦との出会い!
白河の関に至る。東北地方が終わった。
次の旅は日本海側へ。しかし…