ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

12月31日 激パウ!きょうの十勝連峰

2014年12月31日 | バックカントリーとパウダースノー
山に来てみると、昨日までと違う雰囲気。
どの木々の枝にも綿のような新雪がふんわり乗っかっていて、森は白さをいっそう増していました。

昨日の自分のトレースにストックを刺すと30センチほどズボッと潜ります。

新雪!


尾根を登り切ると、
一面ひたすら激パウが、僕たち一行を待ち受けていました。


きゃー💛

右肩のうえに背後霊?
いえいえ気にしないでください。

きょうの「十勝岳爆発記念碑」

「記」まで埋もれました!

きてます!きてます!

ちなみに、


昨日の「十勝岳爆発記念碑」


おとといの「十勝岳爆発記念碑」

毎日パウダー更新中!


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12月30日 きょうの十勝連峰

2014年12月30日 | バックカントリーとパウダースノー
昨夜は少し雪が降ったようです。
パウダースノー、とは言いませんが、
ザラメのような、サクサク感のある新雪が15センチほど新たに積もっていました。

十勝岳爆発記念碑。
昨日は「碑」まで読めましたが、

きょうは「念」まで。

碑、の文字が新雪に埋もれました。
たった15センチだけど、

嬉しい!

十勝岳に向かう千春沢の渡渉。
積雪が少ない割には、スノーブリッジはちゃんと出来ていました。



気温-6℃。西の風くもり。
まだまだ厳冬期とは思えない気象が続いていますが、
それでも少しずつ真冬に向かいつつあるようです。

きょうのオマケ。


わ。


わわ。


わわわわわ!


あ''ー!


きょうのパウダースノートレッキングでした。(笑)


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12月29日 きょうの十勝連峰

2014年12月29日 | バックカントリーとパウダースノー
昨夜は少し風があったようです。

雪原に刻んだはずの昨日のトレースは一晩で完全に消滅していました。

雪は風に叩かれて、
一面に風紋が刻まれていました。

積雪は少ないものの、
それでも昨日はパフパフの軽い雪でしたが、
雪質は一晩で一転、
きょうの雪は固く締まっていました。

気温-2℃。
ありえないくらい暖かく、
ちょっと気持ちが悪いです。

雪は湿り気を帯びています。


一歩進むごとにスキーがズボッと雪の中に沈みます。
だいたい40センチくらい、膝下まで埋もれます。

きょうの雪は固くて、
そして湿った雪は重たい。

いったん沈んだスキーの先端はなかなか抜け出せず、
一歩ごとに、
「エイッ!」と気合いを入れて蹴り上げます。
「ゴボッ」と雪面を割ってスキー先端が飛び出してきますが、一歩ごとにコレなので徐々に腿に疲労が蓄積します。

地味に苦労の多いラッセルになりました。

十勝岳登山道にある、お馴染みの石碑。
「十勝岳爆発記念碑」
台座を含めて2メートルくらいの石碑です。
僕はこの石碑を、積雪を見るバロメーターにしています。


最後の「碑」の文字まで読める。
現在の高さ、だいたい150センチくらい。

ちなみに、例年の年末年始は
十勝岳爆、くらい。

昨年1月半ばには石碑は完全に埋没しました。

今年、どんだけ雪、少ないねん。

という、きょうの十勝連峰です。

ドカッと、
来て欲しいですね!


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12月28日 きょうの十勝連峰

2014年12月28日 | バックカントリーとパウダースノー

いい斜面のはずが、藪藪。

なんとかルートを開削することはできました。
が!

雪は少なくて、
まだまだ藪藪。(泣)

気温-4℃~-6℃、
なんなんでしょう、この暖かさは。
軽い雪。されど、やや湿り気あり。
ラッセルは40cmくらい。膝あたり。

自転車旅のおかげでしょうか、
最初から最後まで「ひとりラッセル機関車」ですが、
山小屋的には、まずまず楽勝のラッセルでした。
やはり厳冬期山岳ガイドのトレーニングには
自転車旅が最も有効だとの実感です。



楽しめる斜面もあるけど、稀有。

きょうを含めて年末年始は「パウダースノートレッキング」です。
パウダースノートレッキングには十分な積雪と思います。

しかし!

山小屋の冬山ツアー「バックカントリー(Hike up)中級」など
でっかい斜面を思い切り滑る、
十勝連峰らしいダイナミックなバックカントリーを楽しめるのは、
まだまだ先かなと、思います。

あと最低でも1mは欲しいところです。
時期的には、1月半ば以降くらいでしょうか。



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2ヶ月ぶりに日本に帰ってきて感動したことは?

2014年12月19日 | 自転車の旅 海外
もちろん、富士山を見たときも感動しました。


羽田空港の搭乗ゲートからみた富士山。

それよりも感動したのは、トイレ。
お湯が、ビュー!

ニッポンに帰ってきたー!
猛烈な喜びが下のほうから込み上がってきた。(笑)

これって、典型的な
「あるある」
じゃないですか?

そういえば、
みなさんも海外から帰ってきたとき、

そうだった!

って思いませんでしたか?
コレって感動的ですよね。

それから、
感動、というか興味深いというか、
空港で働く人たちがみな、
よくお辞儀をすること。

リムジンバスが着くだけなのに、
最敬礼で迎えて下さいます。

インターシティやアトミックや
グレイハウンドでは、
絶対ありえないし。(笑)

それから、

国内線で提供されるコーヒーが、
感動的に美味しいこと!


ああウマイ
おもわず声に出してつぶやきました。

そのうち
当たり前のことになってしまうんでしょうね。
コーヒーのうんちくとか、語り出して。

ああ、やだやだ。

当たり前になってしまって、
ありがたみを感じなくなってることが、
たくさんある。

感謝を忘れないようにしたい。
そう思いました。