2021シーズンの営業が始まりました。
大きな空を感じる季節ですね!
ガイドの山小屋は、
これまでレンタサイクルはもちろん休業。
1年以上にわたり収入源はほとんどなく、
ずっと自給自足の生活です。
自宅裏の畑(非公開)の脇には今年もルピナスが満開、
勝手に生えてる繁殖力旺盛な外来種の雑草なんですが、割と綺麗。
いい季節です。
※満開のルピナスは美瑛富良野の各地(空地や畑の脇、土手など)でご覧いただけます。
昨年、コロナ禍で仕事ができなくなり、他にやることがなくなったので、
原野のまま放置していた敷地の奥を「開拓」して暇を紛らわしていました。
せっせと木を伐採し、
熊笹の根を剥がし、
木の根を掘り起こし、
荒地の開墾に精を出してきました。
こうして50坪程度まで広がった畑には
大きなミミズがゴロゴロしていて作物がよく実ります。
町には週1回の買い出しに行くのみなので
コロナ騒ぎはどこか遠い世界に感じていて
生活には大してお金もかからないから不安もなく
朝早く起きて農作業、
全身に浴びる太陽が心地よく、
夜はよく眠りました。
自然とインターネットからは遠ざかったので
いま話題の「陰謀論」に触れることもなく
家族全員が健康で毎日メシがうまく
充実した日々ともいえました。
コロナ禍は
文字通りの晴耕雨読の日々でした。
老後かよ!
豊作だった昨年とは打って変わり、
今年は5月に雪が降り、
低温と日照不足に悩まされましたが
先週あたりからようやく葉物野菜の収穫が始まり、
今週はスイカやキュウリの花も咲き始めました。
カボチャも実が着き始めました。
豆類も空に向かってぐんぐん背が伸びていきます。
ブルーベリーは何もしなくても
すくすく育ちます。
大雪山系の山々にはブルーベリーの仲間が豊富に自生していて、
2000m近い稜線ですら実がたわわに実っているのを見かけます。
だから、
きっと我が家の原野の端っこでも「自生」するはず、と思い20本ほど植えています。
ガイドの山小屋、
ギリギリで廃業の危機を乗り越えました。
(たぶん)
こうしてコロナ禍を食い繋ぎました。
なんとか営業再開の日を迎えられましたが、
しかしながら、
ずっと自然に身を任せて自給自足生活だったので、
まだ何となくピンとこないんですよ。
まあ、
営業を再開しても
まさかコロナ前に戻るわけでもないので
焦らずやって行こうと思ってます。
人が押し寄せるようになる前の美瑛の、
あの頃の
のんびりとした気分で、
皆さまにお会いできたらと思っています。
見上げれば青空。
美瑛は、空が広いなあ!