ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

クイーンズタウンで北海道を想う。

2014年11月30日 | 自転車の旅 海外

クイーンズタウン最後の1日です。
写真に写ってるメインストリートが、ショットオーバーSTです。

今から26年前に初めて訪れたクイーンズタウン。
あの頃とはまるで違う町みたいだ。

次に来るのはいつだろう?


滞在中に新規オープンするかも?と期待してたアイスクリーム屋さん「ミセス ファーグ」
ショットオーバーST、ファーグバーガー+ファーグベーカリー(オススメ!)の並びです。

オープンしなかった…。

俺、
明日、発つのかー。
ふーん…

…。

あー、
移住してもいいですかね?

ここのほうが性格に合ってる気がして。

…。

でもやっぱり北海道好きだし。
ニュージーランドにそっくりだし。
(笑)

ジンギスカン食いたい。

あ?

それって、
ニュージーランド産の輸入ラム肉だ!
(笑)

乳国羊国ニュージーランド。
ミルクランド北海道。

おおおお!

なんだか近いぞ北海道!
いいぞいいぞ北海道!

ということで、
名残り惜しいですが、
明日クイーンズタウンを離れます。

旅は続くのです。







自転車で、吊り橋を渡ろう!

2014年11月30日 | 自転車の旅 海外

ん?


ちょ、


やばくないですか!


い、行きます!


およよ…


うひ…


ひゃっはー⁈⁈⁈


イヤーん!
横風ヒュー!


ちびる…


ちびるって…


あと…ちょ…


もー


最高やな!ヒクヒク…


笑いながら、


走る男。


国道に沿って作られた自転車専用トレイル。


国道の下に作られた自転車専用トレイル。
吊り橋(自転車専用)も含めて、これらは全て国民の税金で作られてます。

遊びに必死、
全力投球しちゃうニュージーランド!
最高っすね!


旧道の廃止された橋は、バンジージャンプ用に変身。
このバンジージャンプ橋も、自転車トレイル兼用。

橋も、いろいろです。









クイーンズタウンのうまいもの。の巻

2014年11月28日 | 自転車の旅 海外
以前は美味しいものがなかなか見当たらなかったクイーンズタウンですが、
さすがに、いまや世界中から観光客を集めるリゾート。
うまいものあります。

ただし、
「安くてうまい」というアジア的な都合のいい考えは日本に置いてきてください。

美食に対しては、

その材料や、
生産者や、
料理人と、
そのサポートスタッフへの賛美と、
それに見合った報酬が必要です。

うまいものが食べたい。
安全かつ最高の食材がいい。
けどお前の仕事、労力に対して金は払わん。

これじゃあ話になりません。

最高にうまいものへの讃賞、
それは報酬に他なりません。
ニュージーランドは大人の社会なのです。

安いものを求める方には、それなりに。
うまいものを求める方には、
最高の美食が待ってます。


腹ぺこ兄弟と、ファーグバーガー!
レギュラーサイズです。
ファーグバーガー チーズ入り12ドル
安くてうまいものは、これくらいの料金帯が最安値だと思います。


ファーグバーガー店内
いつも行列。入手までに20分くらい。
「地球の歩き方」にも「ロンリープラネット」にも掲載されてます。


こちらは点心飲茶。
兄弟の親友、ミンさんが、メモリーオブ香港に続いて出した新しいお店で、
とにかく美食。
中華にこだわりません。

「地球の歩き方」には、載るはずないと思います。
ていうか、
載らないでほしい。


飲茶?
きょうのシェフお任せ。美味~!


〆はやっぱり麺でしょう!
ん?飲茶?


パンナコッタとか、


チョコレートケーキ シャーベット添えとか、


絶品だった「グランマのアップルパイ」


飲茶「WILD GINGER」ワイルド ジンジャー

イタリアンと中華のシェフのコラボによる美食が飲茶スタイルで繰り出されてきます。

つまり、
コース料理ではなく、
点心飲茶スタイルで、
好きなものを好きなだけオーダーするので、
正装とか形式にこだわらなくていいのです。

山小屋は、Patagoniaのパーカーに、ビルダーパンツに、トレッキングシューズで入店しました。

全然オッケー!

リュック担いだお客もいましたよ。(笑)
全然オッケーでしょ!

ウェイターが鼻唄鳴らしながらご機嫌で歩き回ってます。
イタリアンバールみたいに陽気で楽しげな店内の雰囲気です。

「ソースが美味いから皿を舐めちゃいなよ」
なんて勧めてきますから。(笑)


繰り出される料理の数々は、
まるで

「料理の鉄人!」
「アイアンシェフ!」

ともかく、うまいもの食べたい、
お世話になった方に心を込めてご馳走したい、
食にこだわる方に、おすすめ!

山小屋のイチオシですよ!


何も、うまいものばかり食べ歩いているわけではありません。
そんなことしてたら、財布が空になってしまいます。
食べ歩くのではなく、
食べものを探し歩く、のですね。

きょうは、

またまたワラビを採りにいったり、


こんなところ…


はるか沖に、貨客船
TSSアーンスロー号


きょうもワラビ大漁。


ワラビ料理。ニュージーランド編!
ニュージーランドのワラビには石鹸のような独特の香りがあるので、重曹でアク抜きをしたあとも一昼夜以上真水に浸します。
石鹸臭はアクの匂いなんです。
アクの濁りである赤色がかった色が出るたびに、マメにきれいな水に替えてやります。
丁寧に丁寧にアク抜きすると、後日、写真のような日本のものと変わらないワラビ料理になりました。

さて、ワラビ採りのあとは、
さらに夕食用にと、
きれいな雪どけ水の流れる小川の畔で、
クレソンをスーパーの袋2個分採って持ち帰りました。

クレソンは夕餉の鶏鍋に。

土鍋に昆布と鷄の骨でとった出汁を張り、
クレソンをたっぷり敷きつめて、
一口大に切った鶏肉をのせ、
さらにクレソン、春菊、ネギをのせて、
酒を振りかけ、蓋をする。
一煮立ちしたら醤油を回しかけて、
グツグツさせながらいただく。

池波正太郎の、江戸の包丁暦みたいでしょう?

兄弟がまな板で材料を切り出したので、
ああ、コレだなと思い、
酒と醤油と塩を出してきて、
山小屋が、チャッチャッと味を調えました。
このへん兄弟ですから、
料理の呼吸が合います。

シンプルな鍋です。
余すところなく頂きました。


おいしいニュージーランド。
幸せは、
クイーンズタウンにあり。













クイーンズタウンで食う寝る遊ぶ。の巻

2014年11月26日 | 自転車の旅 海外
体調は良くなりました。
食欲も改善されつつあります。
少なめの一人前くらい食べられるようになりました。
いつものように三人前くらいペロリと平らげるようになれば、
全快かな?と。

久しぶりの体調不良だったので
我ながら、
どーしたがかえ!俺?というくらい狼狽えましたが、
もう大丈夫なのです。

おとといは巻き寿司や鶏肉、昨日は豚肉やタコ焼きを食べました。牛肉や揚げ物はまだですが、そろそろ解禁じゃないかなと思っております。

巨大なハンバーガー「ファーグバーガー」も
すでに射程に捉えた!

クイーンズタウンは居心地が良いのでダラダラいつまでも居たいのですが、
日程も残り3週間。
あああ、やばい。

後ろ髪引かれつつも、そうも言っておられず、
週末には出発したいと考えています。


クイーンズタウン周辺の野山には、
いま時期、ワラビがいっぱい生えています!


兄弟とワラビ。
俺たち、ワラビに夢中やけん。

日本のワラビとは少し違い、太いものは茎が小指くらいあります。
アク抜きをしてから調理しますが、僅かに石鹸のような香りがあるので、強めの味付けにします。
僕は、佃煮風のきんぴらにしました。

兄弟はこれを塩漬にしました。
一年中、食べたいと。
うむ。案外と塩蔵することで石鹸臭が消えるかもしれません。


きょうは久しぶりに自転車に乗って出かけてみました。
リハビリ、リハビリ。GOGO!

そしたらグレノーキーの方角から(西から)凄い勢いで雨雲が迫ってきた!

たちまち小雨きたー‼︎

こうして久しぶりのサイクリングは1時間足らずで終わってしまい、、、残念。

まあいいか。
これからまた、飽きるほど乗るから。(笑)


走り足りません‼︎ と、
相棒は申しております。

心配せんでもええけん。
これからナンボでも走らせちゃるけん。

体調はもう大丈夫。
あとは、天気だ。
なるように、なる!

峠でも何でも、来るならこーい!





クイーンズ タウンで療養する。の巻

2014年11月24日 | 自転車の旅 海外
Gary peeeeeeに加えて、どうにも身体に力が入らなくなってしまいました。
どうしようもないので、友人のところに厄介になることにしました。

ここ一年以上、風邪ひとつひかず健康そのものだったのに、何故?ここで?

ちょっとショックだ。


約7時間のバス旅です。



クイーンズタウンには、やっぱり「貴婦人」がよく似合います。
こちらが、貴婦人こと、現役の蒸気貨客線TSSアーンスロー号
観光客はもちろん、対岸の牧場などに物資を運びます。自転車やオートバイも運んでくれます。昔は車も運んだそうです。
働き者の婦人ですよね。


クイーンズタウンの町。


昼さがり。


仕事柄、やっぱり気になるレンタサイクル屋さん。
ここの自転車は整備がよくありませんでした。


電動自転車発見!
あまりカッコ良くないし、あまり性能良さそうには見えないなあ。
やっぱりメイドイン・ジャパンがいいな!


ここの自転車は整備抜群。
さすがプロの自転車屋です。しかも親切。
僕がクイーンズタウンに進出したら、この店がライバルだな
ここで、今回の旅の途中で破損した部品のスペアを買いました。


相変わらず、大繁盛。
これが完食できたら僕も晴れて快復宣言だ。
まだ無理だけど、待ってろファーグバーガー‼︎


外貨両替は郵便局がいいと教えていただきました。


「地球の歩き方」は役に立たないので置いてきたんですが、ガイドブックがないとやっぱり不便。
結局、ロンリープラネット買ってもーたのです。


夏の間、我が兄弟がお世話になっているフラットは、山手の住宅地にあります。


山手の、かわいい一軒家。
日当たりも良くて明るいおうち。


フラットオーナーは、タカ&トモさん夫婦。
あ、漫才とちゃいまっせ。
奥様のトモさんは、もうすぐ赤ちゃんが生まれます。

我が兄弟は、この明るく優しい家の一階のひと部屋を借りて毎日、ルートバーンやミルフォード・トラックなどへ、トレッキングガイドの仕事に出撃していきます。


僕の部屋もあります!
どうよ?住み心地は最高ですよ。

すごく居心地良くて、やばいです。

やばいですって。

旅は、続けられるんだろうか??
もう、ずーーーーーっと、療養⁈

なんでしたら、ワークビザ取得してガイドの仕事しましょうか?(笑)

ま、それはさておき。
きょうから徐々に普通食に戻していこうと思ってます。