ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

三寒四温

2016年03月08日 | 北海道の暮らし・生活
きょうの美馬牛も気温がグングン上がった。
雪は緩み、積雪は目に見えて減っていく。

雪が柔らかくなったので、部品倉庫へ繋がるトンネルを掘った。

これで、工具を取りに行くのにいちいち裏に回らなくても良くなった。
作業動線確保。

地下倉庫のスロープも、しっかりしてきた。

地下には真新しいモデルの電動自転車が30台ほど保管してある。
春を待っているのだ。

看板も掘り出した。

あとは料金表を掛けるだけ。
ただ、ちょっと気が早い。

すっかり暖かくなったというのに、
一転、今夜は吹雪になるという。

なるほど。午後から空が妖しくなってきた。

明日以降は寒くなり何日か冬将軍が居座ると、ラジオの天気予報が淡々と伝える。

確かに、冬の天気図。

三寒四温とは、良く言ったものだ。

電話が鳴った。
レンタサイクルの、予約だった。

春は足踏み。
しかし、確かなことは、

少しずつだけど、
大好きな冬が終わっていく。





愛す。きょうの三段山。

2016年03月02日 | バックカントリーとパウダースノー
爆弾低気圧が去り、初日の今日。
山はどうなっているの?
どうなっちゃってるの?
不安と好奇心で出勤しました三段山。
外見は意外と普通でしたが、出発してみたら、

愛す。アイス。氷結。

ガリガリ君。

全山、ガリガリの、カキーンだった。
パウダーどこ行った⁇

氷の、崖!

まったく歯が立たず撤退。

全体としては、
標高1000~1200m、樹林帯は、目の詰まったシルクスノーがくるぶし程度。(その下は固い)
変な癖あり。
標高1200m以上。柔らかな雪は全て彼方に吹っ飛び、山は氷塊と化し、氷漬けのハイマツが黒黒としてます。
ひたすら氷とシュカブラ地獄。

危険。(苦)

きょうのツアーは樹林帯の中だけでなんとか収めたけれど、なかなかしんどいです。

うーむ、
これが回復するのはしばらくかかりそうな気がします。
せめて積雪あと30センチ欲しい…。