ラカイア − アッシュバートン
カンタベリー平野
昨夜の雨は朝には上がったけれど、
気温がガクンと一気に下がった。
8時になっても5度までしか上がらす、仕方なく長袖を準備した。
ニュージーランドは南半球にあるため、いろんな非常識が常識になり、またその逆もある。
西から昇ったお日様が、東へ沈む。
時計の針が逆に回っている。
まさかの本当だ。
あ。
すみません嘘つきました。(駄)
まあ、ありそうなことではある。
ないか。
仕切り直そう。かなり、くだらない。
太陽は、正午頃に真北の空にある。
北風は暖かく、南極からやってくる南風は冷たい。
12月は真夏。サンタはサーフボードでやって来る。
星空に北極星はない。北斗七星もない。
ハロウィンやらない。(オーストラリアも)
つまり、あれだ。
きょうは南風で寒いよと言いたいのだ。
前置きが長かった。
さて。
いまカンタベリー平野を南へとひた走っている。
ニュージーランド南島は形といい、大きさといい、日本の本州に例えやすい。
つまり僕は、東京を出発して関門海峡を目指して名古屋、大阪、広島、というふうに南下しているイメージだ。下関からは日本海側を津軽海峡を目指して北上して、青森からは再び南下。本州をぐるりと一周して東京に戻ろうとしているわけだ。
このように本州一周は、ニュージーランド南島一周のイメージに近いのだ。
カンタベリー平野とは、東京から名古屋までずっと平野だよ〜、というイメージでいい。
富士山の位置にマウント・クックがそびえている。
まったくイメージしやすい。
イメージしやすいが、人口は違いすぎる。
たぶん100分の1もないと思う。
僕はいま、つまり沼津あたりにいる感じだ。
道路はひたすら直線だ。
ひたすら農場がつづく。
景色は富良野地方に似ている。
上富良野あたりのような錯覚をしそうだ。
南風が吹いている。
冷たい、南風。
南に向かっている僕はそれを、正面からまともに受け止める。
しかも、結構強い。
きつい。
長袖を着てガンガン漕いでいるのに、ちっとも暖かくならない。
気温は7度。
強風にさらされて、身体がどんどん冷えていく。
日差しが出てきたが、暖かくない。
寒すぎる。
昨夜の雨は山では雪だったようで、山岳地帯は真っ白になっている。
たぶん主要な峠は雪だろう。
ともかく寒い。
強風にあおられて、ふらつく。
レスト・エリアが見えてきた。
高速道路でいう、パーキングエリアだ。
売店などはないが、休憩できる。
屋根あり。ベンチあり。
典型的なレストエリア。
カンタベリー平野の真っただ中にある。
ただ、寒い。
遮るもののない、カンタベリー平野を吹き抜けていく冷たい南風を真正面から受け止める。
スピードはまったく上がらない。
昼頃、アッシュバートンの町に着いたが、身体が隅々まで冷えて、どうしようもない。
アッシュバートン鉄道駅がなくなっていた。
旅客が廃止になって以来、閉鎖されていたが、入り口ドアには「JCBカード」のステッカー、いらっしゃいませ、というカット文字が貼ってあった。
アッシュバートン鉄道駅 2013年
あの昭和な駅舎が取り壊されたのは、ちょっと残念。
その駅舎跡に建てられた、小洒落た現代風の建物、
i SITE(観光案内所)で休憩させて貰ったが、
再び寒風に逆らう覇気はみなぎらない。
次の町までは4時間ほど。再び逆風に立ち向かわなければならない。
アッシュバートン泊まりは予定になかったが、急遽、宿探しすることにした。
身体を温めたい。
時間はまだ早いが、飛び込み訪問で交渉してみることにした。
交渉一軒目のモーテルでクリア!
チェックインの時間にはまだ1時間以上あるが、
部屋に入れるという。
しかも、割安な部屋に通してもらえた。
ストーブ、ストーブ!
ありがたい。
生き返った。
夕方、スーパーに行ったら、アジア食材コーナーで「いなり寿司の皮」を見つけた。
きょうの夕食は決まった。
きょうは辛かった。
明日の風は、どう吹くだろうか。
カンタベリー平野
昨夜の雨は朝には上がったけれど、
気温がガクンと一気に下がった。
8時になっても5度までしか上がらす、仕方なく長袖を準備した。
ニュージーランドは南半球にあるため、いろんな非常識が常識になり、またその逆もある。
西から昇ったお日様が、東へ沈む。
時計の針が逆に回っている。
まさかの本当だ。
あ。
すみません嘘つきました。(駄)
まあ、ありそうなことではある。
ないか。
仕切り直そう。かなり、くだらない。
太陽は、正午頃に真北の空にある。
北風は暖かく、南極からやってくる南風は冷たい。
12月は真夏。サンタはサーフボードでやって来る。
星空に北極星はない。北斗七星もない。
ハロウィンやらない。(オーストラリアも)
つまり、あれだ。
きょうは南風で寒いよと言いたいのだ。
前置きが長かった。
さて。
いまカンタベリー平野を南へとひた走っている。
ニュージーランド南島は形といい、大きさといい、日本の本州に例えやすい。
つまり僕は、東京を出発して関門海峡を目指して名古屋、大阪、広島、というふうに南下しているイメージだ。下関からは日本海側を津軽海峡を目指して北上して、青森からは再び南下。本州をぐるりと一周して東京に戻ろうとしているわけだ。
このように本州一周は、ニュージーランド南島一周のイメージに近いのだ。
カンタベリー平野とは、東京から名古屋までずっと平野だよ〜、というイメージでいい。
富士山の位置にマウント・クックがそびえている。
まったくイメージしやすい。
イメージしやすいが、人口は違いすぎる。
たぶん100分の1もないと思う。
僕はいま、つまり沼津あたりにいる感じだ。
道路はひたすら直線だ。
ひたすら農場がつづく。
景色は富良野地方に似ている。
上富良野あたりのような錯覚をしそうだ。
南風が吹いている。
冷たい、南風。
南に向かっている僕はそれを、正面からまともに受け止める。
しかも、結構強い。
きつい。
長袖を着てガンガン漕いでいるのに、ちっとも暖かくならない。
気温は7度。
強風にさらされて、身体がどんどん冷えていく。
日差しが出てきたが、暖かくない。
寒すぎる。
昨夜の雨は山では雪だったようで、山岳地帯は真っ白になっている。
たぶん主要な峠は雪だろう。
ともかく寒い。
強風にあおられて、ふらつく。
レスト・エリアが見えてきた。
高速道路でいう、パーキングエリアだ。
売店などはないが、休憩できる。
屋根あり。ベンチあり。
典型的なレストエリア。
カンタベリー平野の真っただ中にある。
ただ、寒い。
遮るもののない、カンタベリー平野を吹き抜けていく冷たい南風を真正面から受け止める。
スピードはまったく上がらない。
昼頃、アッシュバートンの町に着いたが、身体が隅々まで冷えて、どうしようもない。
アッシュバートン鉄道駅がなくなっていた。
旅客が廃止になって以来、閉鎖されていたが、入り口ドアには「JCBカード」のステッカー、いらっしゃいませ、というカット文字が貼ってあった。
アッシュバートン鉄道駅 2013年
あの昭和な駅舎が取り壊されたのは、ちょっと残念。
その駅舎跡に建てられた、小洒落た現代風の建物、
i SITE(観光案内所)で休憩させて貰ったが、
再び寒風に逆らう覇気はみなぎらない。
次の町までは4時間ほど。再び逆風に立ち向かわなければならない。
アッシュバートン泊まりは予定になかったが、急遽、宿探しすることにした。
身体を温めたい。
時間はまだ早いが、飛び込み訪問で交渉してみることにした。
交渉一軒目のモーテルでクリア!
チェックインの時間にはまだ1時間以上あるが、
部屋に入れるという。
しかも、割安な部屋に通してもらえた。
ストーブ、ストーブ!
ありがたい。
生き返った。
夕方、スーパーに行ったら、アジア食材コーナーで「いなり寿司の皮」を見つけた。
きょうの夕食は決まった。
きょうは辛かった。
明日の風は、どう吹くだろうか。