角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

ちょっくら、霞ヶ関へ出張です。&世襲議員について思うこと

2012-11-23 17:12:10 | 日記
22日は朝一出張のため、4時半に起床して準備。
前の晩、親戚の葬式が終わり、ちょっと遅くまでそちらにいたので眠い。

で、5時過ぎに家を出発して、八戸駅へ。6時過ぎについたんですが、まだまだ暗いですね。


で、6時半の新幹線に乗ったんですが、考えてみれば、初めて「はやぶさ」に乗るかも。
ほぼ、爆睡状態で9時半には東京駅。

ジェトロのTさんと八重洲で待ち合わせて、朝食取りながら打ち合わせ。
Tさんとは昨年一緒に台湾へも出張したのですが、そん時は独身だと聞いていたのですが、なんか結婚指輪が光っているではありませんか。
聞くと結婚したばかりだとかで、なんと午後からイタリアへ新婚旅行へ行くととのこと!!
「ヴぇネツェアにも行くんですが、なんか水浸しらしいんですよねぇ」とこぼしていました。
まぁ彼はロンドンにも5年も住んでいたらしいので、ヨーロッパのトラブルを回避するにはお手のもんでしょうけど。

というわけで、二人で丸ノ内線で霞ヶ関へ。


農水省で審査会へ出席です。詳しくは言えませんが、30分の予定が小一時間もやすめられました。
農水省

んで、イタリアへ行くTさんと別れておいらも帰りの途につきます。
暇なので、タブレットでニュースを見るとまたぞろ、野田首相がバカげたことを言ってます。

野田首相:“舌”好調「2世、3世、ルパンじゃない」
毎日新聞11月22日付
http://mainichi.jp/select/news/20121123k0000m010091000c.html

野田佳彦首相は22日、民主党本部で開かれた全国幹事長会議であいさつし、衆院選で世襲議員を公認しない党方針を強調する中で「特定の後援会がずっと続き、特定の家柄が政治を続ける。これ家業じゃありませんか。2世、3世、ルパンじゃない」とアニメ「ルパン三世」に例えて会場の笑いを誘った。(略)

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「世襲議員」そのものがいけないなんて考え方は、ポピュリズムの極みといえるでしょう。

だいたい、例えに使っている「ルパン」にしたって、芸術的なプロフェッショナリズムの盗賊の技術を世代を超えて継承するところに、この物語の肝があるのに、この宰相はそこん所を全く解っていません。

歌舞伎や、能などの伝統芸能にしたってそうです。高度なプロフェッショナルな世界ほど、親から子へと伝えなければならないことってあるでしょう。

こんな低レベルのジョークで笑っている、全国民主党幹事長会議に出席している方々こそ、プロフェッショナルには程遠い、「ど素人集団」の証明といえるでしょう。

思い起こせば、平成2年に土井たか子率いる日本社会党「台所の声を国会へ」をスローガンに大量のど素人オバサン集団の国会議員を生んだ事件があります。

いわゆる「マドンナ旋風」というヤツですね。

このおバカなオバサンど素人集団の大反対のおかげ(反対するだけで対案を出せず)で、「湾岸戦争」の国際貢献に日本は失敗し世界の嘲笑をかって外交的に敗北しました。

このオバサン議員は「マドンナ」どころか「マッド・女」と呼ばれ、後の「社会党崩壊」の直接の引き金をひきました。

将軍様と仲良しのマッド・女

自分的には下記に紹介する、「産経新聞」副編集長 新井好典さんの意見に大賛成です。

政治家の世襲は悪いか?
産経新聞10月22日付
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121022/plc12102207360004-n1.htm

(略)確かに世襲は「地盤、看板、かばん(お金)」の面で有利なだけに、時として政治家としての資質に疑問を抱かざるを得ない人物が候補や議員に選ばれるというマイナス面はあるだろう。
 だがその半面、世襲候補や議員には、その家固有の政局感や歴史観を育むことができる土壌の中、政治家とはどういうものかを体感できるチャンスに恵まれてきたというプラス面もあるはずだ。実際、ある首相経験者は議員や官僚、記者らとの会合の際、時折、自らの子供を部屋の隅に座らせていたという。子供が政治家を目指すかどうかなど、何も決まっていないにもかかわらずである。
(略)

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英国なんかは世襲議員が少ないのは、ちゃんと政治家を養成する学校があるんですね。

それに、世襲議員で政治家の素質が無けりゃ、有権者が落とせばいいだけでしょう。

自分としては、大量のど素人議員が国会を乗っ取ることの方が、怖いのですが・・・

そもそも、この民主党政権のこの3年間は、この「ど素人集団」による、迷走、混乱の月日そのものだったでといえるでしょう。

思い出してもみてください!!

あの、「トラスト・ミー」から始まるルーピーハトヤマの「普天間問題」の迷走ぶり。




無能菅による、大震災の目を覆わんばかりの対応。



中国漁船体当たり事件での仙石官房長官の隠ぺい問題。



永遠と続く、政争に明け暮れる小沢一派。



そして、デフレ下で増税に踏み切る、ドジョウ宰相の経済感覚と外交的敗北の日々・・・・



もう正直、うんざりです。