さて、夏も終わり、9月の「日本酒を楽しむ会」です。
会員たちと共に「鬼門」さんを目指し鷹匠小路を歩いて行きます。
ちょっと、早めに着いたのでまずは食前酒代わりに、地元、青森の地酒「田酒(でんしゅ)」から。
さてと・・・「秋」です。 「ひやおろし」の季節です。
というわけで、こっから秋の酒 「ひやおろし」のオンパレード。
まずは、信州の美山錦で作った「十六代九郎右衛門 純米 ひやおろし」 17度。
わりと甘めの酒なんですが、適度な酸味が効いていて実に旨い!!
続いては宮城県は塩釜の浦霞『ひやおろし特別純米』。17度。ひやおろしファンにはおなじみの大人気酒です。
米も宮城県産ササニシキを使用しひやおろしらしい熟成感のたっぷりした旨みに、何とも知れないフルーティ香。
さて、ここらで、刺身やら焼き物をパクちきます。
つぎは、ひやおろしの中でも変わり種というかウルトラCのこの広島のお酒。
「誠鏡 二夏越え純米吟醸まぼろし」!!
その名の通り2度の夏を超えて(2年!!)、熟成させたため、調和がとれてどっしりとした味に仕上がっています。
さて、今回もっとも注目されたというか、興味シンシンだったのが、この岡山県のお酒。
「NEW? OLD? NOW! 9 NINE ひやおろし」。 なんだか日本酒らしからぬ、グリーンボトルと言われる純米酒です。
なんでも、若い蔵元9人による斬新なお酒とのことですが、これがホントに旨い!! 今回会員の中でも一番のビックリお酒でした。
そして、今回のトリは・・・司牡丹『船中八策 ひやおろし』 純米原酒・生詰。
アルコールが18度はあろうかという高知県のお酒。華やかなフルーティ香のなかに、上品で贅沢な旨みが広がります。
これがね、我も我もと、みんな注ぐもんだからあっという間に無くなっちゃいました。
かの、吉田類閣下が、「無人島に行くなら司牡丹を持っていく」と言わしめた酒だけのことはあります。
しかし、この頃になるともう、ヘベレケになっちゃいます。
「コラーッ!! Chris!! 酔っぱらってもマナーを守って飲めーっ!!」
というわけで、もっとも酒が旨いと言われるこの季節、ひやおろし三昧の幸せな時間でした。
まぁ、まだまだ旨いひやおろしがあるので、来月も飲めそうです。
しかし、一番苦労したのが、Chrisに「ひやおろし」の説明することでした。
Sake is put in the cold place during summer and is matured.・・・・・とかなんとか、適当にしゃべってごまかしたんだけど、これで良かったんだべか?