昨日は、以前にも手伝いに行った近くの料理屋(?)さんのヘルプで、8時過ぎまでお手伝い、他人様が飲んでる姿を見ていると、誘われてしまいます。(私には飲み屋はできそうもありません。)
シャーワーを浴びて、カラカラの喉をビールで・・・・・・・
んっ?まてよ家でのんびりも良いけど、途中でチャチャが入りそうだし
!!「ちょっと出かけてくるわ」
ははははは、ちょっとが午前3時帰りじゃ、洒落にもなりませんね。
それでも、今日の仕事はきっちりやってきましたよ。
きららかの 黄金(きん)の楽器に
憤る 息を吹き込め
冴え渡る 銀の楽器に
憧れの 息を吹き込め
ぬくもりの 木の楽器には
忘却の 息を吹き込め
肉(ししむら)に ひそむこころを
解き放て 地平の彼方
我等また 風に鳴る笛
野に立って 息を待つ
星々の はた人々の
たえまない 今日の吐息を
ただいま、寝る前読書中の谷川俊太郎の詩集、『手紙』の『奏楽』という詩です。
憤る息を、憧れの息を、忘却の息を楽器に込め、
肉体に潜む心を解き放つ、じつにジャズっぽいじゃありませんか
私たちは、その音に身をゆだね、その息に自分自身をシンクロさせていくのでしょうか。
そこには、憤り、憧れ、忘却、いずれをも超越した神秘をも想わせる、なんとも音楽のすばらしきことか。
まるで宇宙のようにどこまでも深く、どこまでも広い世界であります。
さてと、昨夜の寝不足を解消するためにも、今日は早寝をしないと。
今日の一枚は、「ホワイト・パウエル」と呼ばれた、クロード・ウィリアムソンの代表作であります。どんな楽器についてもいえることですが、「○○スタイルに傾倒した」という表現が間々出てきます。時にチャリー・パーカーであったり、レスター・ヤングだったり、クリフォード・ブラウンだったり、スタイルを築き上げたジャズメンは、常にその時代のリーダー格として輝き、周りのものがそのスタイルを追いかける。これはある意味当然のことなのかもしれません。
パド・パウエルも、もちろんそんなひとりです。ですから、この時期のピアニストたちはパウエルの影響を受けて当然なのです。そんななか、パウエル・スタイルという器のなかで実力を発揮したてんで、クロードのこのアルバムは、なかなかのものだと私は思っています。
'ROUND MIDNIGHT / CLAUDE WILLIAMSON
1956年12月録音
CLAUDE WILLIAMSON(p) RED MITCHELL(b) MEL LEWIS(ds)
1.STELLA BY STARLIGHT
2.SOMEBODY LOVES ME
3.I'LL KNOW
4.THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
5.POLKA DOTS AND MOONBEAMS
6.HIPPY
7.THE FOR TWO
8.STOMPIN' AT THE SAVOY
9.'ROUND MIDNIGHT
10.JUST ONE OF THOSE THINGS
11.LOVE IS HERE TO STAY
12.THE SONG IS YOU