まあ、いかに暇な一日を過ごしたかという証のようなものですが・・・(笑)
4日程まえに友人からDVDを借りてきました。
「返すのいつでもいいよ」と言われてはしたものの、借りっぱなしというわけにもいかず、酒疲れを癒すためにも
「ビデオ鑑賞会だぁ~!!」
「ゴールデン・エイジ・オブ・ロック 5」には、大好きなジャニズ・ジョプリンが2曲、「ルーツ・オブ・ロック=R&B 4」には、シュープリームス、テンプテーションズがたっぷり収録されておりました。
シュープリームスのダイアナ・ロスを聴いているうちに、やっぱり思い出したのが、映画「LADY SINGS THE BLUES ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実」です。
2本のDVDを観た後は、「LADY SINGS THE BLUES ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実」まで観てしまいました。
自伝とはかなり内容が違うような気もしますが、ダイアナ・ロスの熱演はそれなりに楽しめます。ただ、全体になんとなく暗ーく描かれてしまうのは、黒人ミュージシャンを扱った映画には仕方のないことなのでしょうか? たしかにグレン・ミラーやベニー・グッドマンのように明るく描ける人生ではないかもしれませんけどね。
自伝のなかで、ビリー・ホリデイは、父の悲惨な死を経験し、初めて「STRANGE FRUIT / 奇妙な果実」を客の前で歌ったときのことを、こんなふうにいっています。
「私は客がこの歌を嫌うのではないかと心配した。最初に私が歌ったとき、ああやっぱり歌ったのは間違いだった、心配していた通りのことが起こった、と思った。歌い終わっても、一つの拍手さえ起こらなかった。
そのうち一人の人が気の狂ったような拍手をはじめた。次に全部の人が手を叩いた。」
この後、コモドア・レコードに吹き込まれたこの曲は、ベスト・セラーとなります。
なんだか、午後はへんに充実した時間を過ごすことができました。O君、DVDありがとね、明日返します。
ということで、今日の2枚目は、ビリー・ホリデイ「奇妙な果実」であります。いかに私がヴォーカル・アルバムの所有枚数は少ないといっても、さすがにこれは持っています。
熱唱するのではなく、淡々と歌い上げているからこそ、この曲の意味がダイレクトに伝わってくるのでしょうね。とても悲しい曲です。
THE GREATEST INTERPRETATIONS OF BILLIE HOLIDAY
1939~1944年録音
BILLIE HOLIDAY(vo) 他のパーソナルは省略
1.STRANGE FRUIT
2.YESTERDAYS
3.FINE AND MELLOW
4.I GOTTA RIGHT TO SING THE BLUES
5.HOW AM I TO KNOW?
6.MY OLD FLAME
7.I'LL GET BY
8.I COVER THE WATERFRONT
9.I'LL BE SEEING YOU
10.I'M YOURS
11.EMBRACEABLE YOU
12.AS TIME GOES BY
13.SHE'S FUNNY THAT WAY
14.LOVER COME BACK TO ME
15.I LOVE MY MAN
16.ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET