いよいよ今年もあと二週間を切りましたですねぇ
昨日今日と冬らしい寒さも戻ってきましたが、株価ならぬ気温の乱高下で風邪が流行っているようです。年越しの風邪てぇのは、なんともいただけませんからご注意下さい。
私もここ一週間なにかと気忙しくて少々疲れ気味、毎日の酒量が増えてきていることに家人が心配しておりました。
「だけどねぇ・・疲れるほどに美味いんだよねぇこれが」
とうぜん私に反省の意はございません。(笑)
さても、古屋の修繕もボチボチ進んどりますし、年賀状書き・・いや印刷も終わり、クリスマスはほぼ関係ないので、あとは正月準備でありますかねぇ
「今年の正月は簡単にすまそ」
毎年そうは言うんですけど、
「餅もつかなくちゃいけんし、神棚と玄関くらいは正月飾りしなくちゃなんねぇしなぁ・・・・」
いちばん面倒だと宣う母が、じつはいちばんうるさかったりします。
まぁまぁ、掃除や修繕、飾りなんかは面倒ですが、お節もどき作りは『我が趣味』とも思えるわけで、「今年はどんなメニューにしようか」てなことを日々考えております。とか言って、去年とそうそう変わるとは思いませんがね。
「バブさん、今年もお節作るんですか?」
「ああ、お節もどきね、作るよぉ」
「面倒だから頼んじゃお、なんては思わないんですか?」
「思わんね、だって、自分で作ったほうが安いし、なんたって好きなもんを喰えるじゃん。」
たしかに、今時、コンビニから有名料理屋まで、あらゆるところにお節を注文することは可能です。
見た目も華やかで美味そうなもんもありますからイイっちゃイイんですけどね。
メニューが豊富なおかげで、全部が小盛りじゃないですか
「一回無くなったら補充がきかんのだぜ」
みなさんのご家庭じゃお節の位置づけっちゃどんな感じなんですかねぇ?
まずは元旦の朝、家内で
「明けましておめでとうございます。」
てんで、重箱の蓋を開けますわな、するてぇと
「ワァ~~~!」
と、子供達が喜ぶ。
「それじゃいただきましょうか」
チョイチョイつまみながら、オヤジ達は酒を、子供達は雑煮をほおばるわけですわ。
「オイオイ、栗きんとんばかり食べずに、昆布巻きもなますも田作りも食べないといけないよ。お節にはそれぞれにおめでたい意味が込められてるんだから・・・」
オヤジがうんちくをいかに語たろうとも、そんな話は誰も聞いちゃいない。
「おかあさ~~ん、栗きんとんもっと無いの?」
ふと見ると、子供達が好きそうな物だけがペロッと無くなっている・・・
ここですよここ
二日以降に来られるお客様、ここにもお節は付きもんでありますよね。
それが、歯抜けになったお重を出すわけにもいきませんわいな。残った物で体裁を施すか、あるいは、別もんでもう一つお節を頼んでおくか・・・
我が家なんざぁお客さんもそうそうありませんからそんな心配も無いんですが、
いずれにしても、人気の無いもんだけが最後に残るんでありますよ。
その点、自分で作れば、種類は豊富じゃ無くとも、それぞれそこそこの量が出来上がります。
お重が開けば補充をすればエエわけ、ね、それにほぼほぼ好きなもんで構成されていますから、ダメにするほど残すことも無いと・・・
「エエことだらけじゃござんせ・ん・か」(笑)
いやいや、私とて、Mさんのお店でお節の予約を取っている立場でござんすから、胸を張っては申せませんが、「今年は手作りのお節もどきで済ませる」てぇのも
「ええんとちゃう?」
んなわけで、いつもより少々遅れましたが、『料理当番、本日の一品』です。
メインはピーマンの肉詰めだったんですが、ちょいと力を入れて作ったのが蕪のポタージュです。蕪は完全につぶさずに半殺し状態、見た目は良くありませんけど味はその方がよろしいかと思います。
お弁当は、ちょっと豪華でしょ、土用の丑の日でも無いのに鰻って・・・頂き物です。
さて、今日の一枚は、あら珍しい、オスカー・ピーターソンです。
ピーターソン全盛期のロンドン・ハウスでのライブ盤ですね。
「THE TRIO」「SOMETHING WARM」「PUT ON A HAPPY FACE」それに今日のこれと、この時のライブアルバムは計4枚あるのかな?
なにしろ、ずっと敬遠してきたピーターソンのことを語れる私ではございません。
しかし、意味不明の敬遠は過去のこと、今は私の変なツッパリも無く、彼の演奏を素直に素晴らしいと感じています。
THE SOUND OF THE TRIO / OSCAR PETERSON
1961年8月録音
OSCAR PETERSON(p) RAY BROWN(b)ED THIGPEN(ds)
1 TRICROTISM
2 ON GREEN DOLPHIN STREET
3 THAGS' DANCE
4 ILL WIND
5 KADOTA'S BLUES