ここ何日かの冷え込みはまさに突然やってきた冬てな感じ、それでも今年の暖冬傾向はこれからも続くそうで、私のような貧乏人にはその後の物価が影響を受けないかと心配しております。
今日は久々に朝日新聞土曜版beの話題です。
SEALDsメンバーの奥田愛基君の記事が掲載されていました。
今年成立した安保改正法に反対を主張した若者達の先頭に立った青年であります。
振り返れば、「物言わぬ物起こさず」の若者世代を作り上げてきたのは、まさに我々世代に大きな責任があると感じていた私が、今年彼らの活動に少しだけ救われた思いをしたのですが、みなさんはいかがでしょうか?
ヒップホップにラップ調のコール、SNSで拡散、横文字グループ名など、角棒ヘルメット時代を知るおじさんにはいささか違和感も禁じ得ませんが、平和裏に自分の主張を訴える彼らの行動に、「何も知らないバカ者が何言ってんだ」と上目線で押さえるオヤジにだけは成るまい「若者をバカにしちゃイカン」と、少なくとも私は感じました。
記事によればSEALDsを来年の参院選で解散し、14日に立ち上げたシンクタンク「ReDEMOS」(また横文字かい!)で「市民が参加し、安保法や特定機密保護法の改正を求める、本当の立憲民主主義を実現する法の整備」を求める活動を今後はしていくようです。
彼自身も大学院に進む勉強をしているとか、
そういえば、あの夏のデモを見たとき
どうにもこうにもきな臭い世界情勢の中、あえてそこに顔を突っ込もうとするのか?それとも・・・・・
そんなことを本当に決めていくのは、老い先短い我々ロートルではなく、当事者である若者達であるべきではないか?
そんな事を少しだけ感じたのを、改めて思い出した記事でありました。
とはいえ、我々ロートルが増え続ける中、孤独死や介護疲れによる死傷事件、貧困による無理心中、そんな事が頻発する社会も何とかして欲しいんですけどね・・・・・・って、そうか、我々も「自分たちで何とかせにゃイカン」のですよね。
そのためにはまず声を上げる、彼らに教わることは多そうですよね。
んなことで『料理当番、本日の一品』です。
年末、何かと出て行く物も増えますが、いただく物も増えたりします。昨日も「クリスマスにどうぞ」てな感じで、ローストチキン用の骨付きもも肉とワインなんぞをいただきましてね。
「クリスマスイブは仕事だし、今日がクリスマスでもイイか」
すると母が
「焼いた鶏肉はいらねぇなぁ・・」
と、水を差しました。
「なら何食うんだよ」
「夕べやってた煮た鶏肉だったら食ってもイイ」
前日の土曜日、「チュウボウですよ」かなんかでチキンのトマトソース煮をやっていたそうで、
「トマト煮はよく作んじゃん」
けっきょく、もも肉を解体して「チュウボウですよ」でやっていたという、いつもよりオリーブ臭の強いトマトソース煮を作りました。
「美味いけど、いつもと味がちょっと違うなぁ・・」
オイオイ、あんたがこういうのを食いてぇって言ったんだろが!(笑)
弁当はこんなんです。
さて、今日の一枚は、エバンスとトニー・ベネットという、特に私の得意分野(笑)男性ボーカルものです。
♪ 若くて愚かだということ
それの何が悪いというのだろう?
若くて愚かだということ
僕たちもかつてはそうだったのに ♪
まぁまぁこれは恋のお話しですが、本日のテーマにも合うかなぁなんてね。
エバンスと言えば、「なんたってア~タ、ピアノトリオでしょ」との言い分は、ファンタジー時代には通じません。
それは、ライブ録音「SYMBIOSIS」を最後にマーティー・モレルが、トリオを去ったからです。
どうも、エバンスはモレロが去った後、急いでドラマーを探すことが無かったようで、これは、彼に匹敵するドラマーがいなかったことも確かですが、ゴメスとのディオに可能性を感じていたからという説もあります。
さらにこのアルバムは、そのゴメスも加えず、男性ボーカルとのディオという・・
トニーとエバンスは古いつきあいだったそうですが、最初エバンスはトニーの歌声が好きじゃなかったとか、それをトニーが一緒にアルバムを作ろうと何度もアタックしたんだそうです。
それが、この時期、つまりトリオを離れたエバンスに初めて通じたと、そういう事らしいです。
もちろん、このアルバム制作後は、エバンスもトニーの歌声が好きになった・・・・・あはは、ホントかいな。
まぁまぁ、「クリスマス時期にエバンスと男性ボーカル(クリスマスソングではありませんが)のディオはアリじゃないかな」などと思うバブでありました。
THE TONY BENNETT - BILL EVANS ALBUM
1975年6月10~13日録音
BILL EVANS(p) TONY BENNETT(vo)
1.YOUNG AND FOOLISH
2.THE TOUCH OF YOUR LIPS
3.SOME OTHER TIME
4.WHEN IN ROME
5.WE'LL BE TOGETHER AGAIN
6.MY FOOLISH HEART
7.WALTZ FOR DEBBY
8.BUT BEAUTIFUL
9.THE DAYS OF WINE AND ROSES