上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

筑前国紀行:「宗像大社」辺津宮(1)

2014年06月27日 06時00分00秒 | 国内旅行
1.「宗像大社」は沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の三社の総称ですが、古くから海上・交通安全の神として信仰されていました。
玄界灘の海上交通の要所に位置する沖ノ島は中国・朝鮮の歴代王朝との交易で栄えていました。
島全体が御神体なので現在でも女人禁制であり、神事が行われるときを除き、一般の上陸は禁止となっています。

昭和29年から沖の島の発掘調査が行われ、4・5世紀から9世紀までの石舞台や古代装飾品などの大量の祭祀遺物が発見され国宝にも指定されました。
このことから、沖の島は「海の正倉院」とも呼ばれており、
2009年に沖津宮・中津宮・辺津宮及び沖津宮遥拝所と沖ノ島全体を含め、関連遺産群が世界遺産暫定リストに追加掲載されています。

2.神社境内も史跡の指定を受けています。



3.心字池


本殿手前の心字池は美しく手入れされています。

4.池にせり出した樹木も年代を感じさせますね。



5.昔ながらの神社の風景。



6.門扉には菊のご紋が輝いています。



7.現在本殿は修復中で、仮本殿でお参りできます。



8.神話によれば、三女神は天照大御神の息から生まれたそうです。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmF4 L IS