切り干し大根煮を和子さんへ

「和子さんが血圧が高くて、体の具合がワルイそうよ。お母さんが悪い時にいつも助けてくれたじゃない！すぐに行って！」との次女からの電話を受けた。

ご近所に和子さんがお嫁入りをされてから４４年ものお付き合い。悲しい時泣いている時には、いつの間にか私のそばに来てくれている。お互いにきつい気性なのに上手く付き合ってきて年を重ねてきた。「あなたの切り干し大根の煮物は具が多い、切り干し大根が食べたいのよ」などと若い頃からよく言われてきた、今でも変わらないのだ。その旨を告げたら笑っていた。「そんなこと言ったかな～」の顔をされた。当分和子さんの元に通いたい。

「和子さんも歳なんだから、家事のほうも少しゆっくりと○ちゃんに任せて過ごした方がいいよ」と告げた。○ちゃん（長女さん）のムコさんのご帰宅、○ちゃん、夫さんといつもより幾分お早いお帰り。「何か食欲がないのよ」と言われた姿がどことなくやせた感じ。明日もお伺いしたい。○ちゃんから長女のＲ子の分まで、小さな可愛らしいお茶菓子をいただく。


嫁入りして１５年も経た頃に「あきこさん、いい時だけの友達は要らないよ」と、交際範囲の広い姑に言われた言葉は忘れたことはない。時々思い出している。
　　ありがとうございます
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