天気がいいのでどこへ行こうか?朝食後いわき市の地図を見てるうちに二ツ箭山が目に止まる。709.7メートルなら簡単だ。タオルとアミノバリューを2本持って出かける。途中でおにぎり2個を買い、まさかの時のための保険をかける。
駐車場に車を停め、登山者カードの置き場で簡単な地図を貰って歩き出す。一般コースを行くつもりだったが、分岐点で選択を誤り月山への道を辿る。前回とは違う展開に気分はブルー。岩場で登山道を見失い、迷子に。当たりを付けて登るうちに登山道へ復帰。一安心。
ところが登山道を進むうちに目の前には急登の岩場が立ちはだかる。何とか登り切ると女岩の標識があった。すぐ目の前の切り立った岩場は男体山だろう。
てっぺんでは風が強く、寒い。写真撮影も程々に下る。下ったところで登山者に出会う。迷った登山者に、地獄で仏の心地。付近の地理を教えて貰い、二ツ箭山の山頂への標識を見過ごしたことに気づく。
誘われるまま女体山に簡単な迂回ルートで登り直し。頂上で案内板を見ながら方向を確認する。水石山や飯豊がよく見える。二ツ箭山の山頂は見晴らしが悪いので、行っても仕方がないとの言葉に、下山を決意。尾根筋と沢筋のルートがあるが、沢筋は険しいので、尾根筋の方が楽だと聞く。尾根筋の下山を決意し、下り始める。なんだかこのルートは沢に沿っている。途中でルートが分からなくなる。鎖場もあり、岩にコの字の金具が階段状に打ち込んであるので、登山道には間違いない。ところが踏みあとが見つからない。飯豊でも、下り口を間違えとんでもないことになったなとか、安達太良でも塩沢口で迷子になり損ねたなとか、痛恨の失敗が想起される。もっと準備してから登れば良かった。せめて地図くらい買っておけば良かったと思っても、後の祭り。鎖場まで戻ってルートを確認する。何度か道に迷いながらようやく尾根ルートとの分岐に辿り着いた。もう安心。時計を見たら、出発してから3時間も経っていない。
駐車場に着いてて振り返れば、山は何事もなかったようにすましている。
大汗をかいたので、湯本の温泉で汗を流す。あー楽しかった。