写真は日新館の入り口。今なら県立の中高一貫教育のようなところだろうか。一般教養のほかに剣道、弓道、馬術、砲術や天文学まで教えたようだ。プールや給食まで有ったと云うのでビックリ。
「なら
ぬことはならぬ」という言葉は福島県内では有名だが、今の若者には、何でダメなのかを丁寧に説明する必要があるかもしれない。
モーゼの十戒も有名だが、同様かもしれないなあ。
第二十二条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
昨日は月一の勉強会。暑い中、中高年が集まって憲法を読んだ。１９条から２２条まで、判例も参考にしながら２時間の講義を聞いた。
講義の中では直接触れられなかったが、こうして憲法の条文を見ると、あの原発事故のおかげで住み慣れた故郷を追われたり、生業を奪われた人たちのことが思い浮かぶ。居住制限区域とか、帰宅困難区域とか、何とか準備区域とか、定義が良くわからない言葉がたくさんできた。
「首都機能移転」が閣議決定されたころ、「原発があるから福島には来ないだろう。」と冗談めかして言われていたが・・・（泣）。
桧枝岐の民宿から林道に入り、帝釈を目指す。
小一時間で登山道入り口へ。トイレもきれいだ。
登山道は整備されている。
カミさんとの
山歩きだったが、１時間ほどで山頂へ。ガスがかかってきて、残念ながら周りは真っ白。田代まで行ってきたという登山者に聞くと、早朝はよく晴れていて、燧が岳などが良く見えたとのこと。
下山の時は雨に降られたが、林道を戻るときは嘘のように晴れ上がった。途中の景色もなかなかいい。
桧枝岐に戻り、駒の湯でゆっくり汗を流す。去年はジム友と来たが、雨のため登山は断念。１年ぶりの桧枝岐だったが、実り多い小さな旅となった。
小さくて分かりにくいが、開いた殻の間から少し顔をのぞかせている白いものがイネのめしべ。殻から細長く出ているのが雄しべ。雄しべの花粉がめしべに付くと受粉。イネの葉の光合成により子房が膨らみ、米ができるとのこと。
開花するのは昼近くの１時間ほど。受粉すると殻が閉じるので、めしべを撮るのは難しい。また来年までチャンスは来ない。
今年もイネの花が咲き始めた。昼には花が閉じてしまうので、暑い日の１１時頃が狙い目というが、天候や仕事の関係でなかなか思うように撮れない。カメラを片手に被写体を探す。この日は風もなく、手持ちの撮影だが、そこそこ撮れて満足（笑）。