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おっさんの品格
健介
今日は、元プロレスラーの佐々木健介選手について、思うところを語ってみたいと思います。
2014年に現役を引退し、マット界から完全に身を引いている今現在、
本来は「佐々木健介氏」と言うべきなのかもしれませんが、
わたし個人的には、かつて新日本プロレスで活躍していた頃のイメージが強いので、
「佐々木健介選手」と言わせていただきたいと思います。
佐々木健介選手がいかに大物プロレスラーであったかは、
今さら多くを説明する必要もないと思います。
アントニオ猪木から長州力へ実権が引き継がれた、1990年代の新日本プロレスで活躍し、
武藤・橋本・蝶野の闘魂三銃士らと並んで、ひとつの時代を築いたプロレスラーでした。
あの頃が、佐々木健介選手のキャリアの最盛期だったように思います。
その後、新日本を退団してフリーとなってからは、WJ プロレスの挫折や、
師匠の長州力と疎遠になるなど、悲哀を味わうこともあったようですが、
フリーのプロレスラーとして、多団体の交流時代における目玉選手であったと同時に、
ファンに飽くなき夢を抱かせる「顔」であり続けた、そんな選手だったと思います。
2014年に現役を引退した佐々木健介選手は、今現在は芸能活動に取り組んでいるようです。
そして、今や一個人が誰でも YouTube で動画配信し、収益を得られる時代。
多くの元プロレスラーが、次々とチャンネルを開設し、昔話を聞かせてくれています。
その風潮自体は、とても良いことだと思います。
当時の逸話が、当事者のレスラー自身から改めて語られるのは、価値あることだと思います。
そんな中にあって、佐々木健介選手は、自身の YouTube チャンネルを持っていません。
奥様の北斗晶さんの YouTube チャンネルの動画に、夫婦で一緒に出演している以外は、
他の元プロレスラーの動画へのコラボ出演は今のところ実現していません。
また、一時期は、ダウンタウンの番組に出て「健介!」と浜ちゃんにいじられるなど、
TV でもよく見かけた佐々木健介選手ですが、最近はその機会も減ったように思えます。
あんなにいつもニコニコしていて、いい人そうなのに、なぜ?
あれだけの大物プロレスラーだったのに、どうして?
そんな声も見かけます。
佐々木健介選手について、ネット界隈の情報によれば、いくつかのことが言われています。
・後輩レスラーや練習生に対するシゴキ(いじめ?)
・合同練習中の練習生の死亡事故について
今のこの時代、特定の意図を持った情報が、一人歩きで存在できるとは考えられません。
それが根も葉もないでっち上げであれば、それを否定する情報も必ず発信されて、
情報の自浄作用が働くと思います。
それを考えると、佐々木健介選手に関して言われている、これらのことが、
今も残っているということは、
ある程度の本当らしさがある話と、考えて良さそうに思えます。
わたしも、1970年代の「金曜夜8時」の頃からプロレスを見てきた人間として、
佐々木健介選手に関して巷間言われているこれらの話は、当然知っています。
そのことが原因にもなってなのか、最近の佐々木健介選手が、
表舞台からやや遠ざかっているように見える現状についても、認識しています。
練習生の死亡事故の件については、事故当時、警察も入って調べが行なわれた筈ですから、
そこで何らの処分もなかったということは、そういうことだということでしょう。
それ以上のことを、噂レベルで言うべきではないと思います。
佐々木健介選手のシゴキが原因だという人もいれば、そうではないとする説もあります。
金本浩二選手は、YouTube の動画で「佐々木さんが原因ではない」と明確に否定しています。
後輩レスラーや練習生に対するシゴキ(いじめ?)の件については、
双方の立場や考え方があろうかと思います。
真壁刀義選手は、未だに恨みを持っていることを、YouTube で堂々と公言しています。
天山広吉選手も、佐々木さんのシゴキが凄かったと言っています(=同時に天山選手は、普段は気前よく小遣いをくれたりする一面もあった、とプライベートのことも少し話しています)。
新日本プロレス時代の佐々木健介選手は、一言でいうと、怖い雰囲気が充満していました。
表舞台の顔、すなわち TV 中継の試合を見ているだけでも、それは伝わってきました。
なので、舞台裏で佐々木健介選手に練習の指導をつけてもらっていた後輩レスラーや、
練習生からすれば、それはそれは凄まじいシゴキであったのだろうことは、想像がつきます。
それに対し、今なお恨みを抱き続け、告発の声があがることは、受けた側としての真実として、あり得ることだろうと思います。
一方、それを施した側の、佐々木健介選手の立場からすれば、
わたしが思いますに、生来の一本気、生真面目、不器用な性格からくる責任感が、
そうさせた部分が大きかったのではないかと、想像します。
新日本をデカくするために、こいつらを一人前に育てないといけない。
そのためには、自分が悪者になって嫌われてもいい。
そういう気持ちが、根底にあったのではないかと想像します。
佐々木健介選手について、わたしが今も忘れられないシーンが、2つあります。
1つは、確かジャパンプロレス時代だったように、記憶していますが、
ファンサービスの集いか何かのイベントで、続々と訪れるファンを握手で出迎える
佐々木健介選手の姿を、TV でチラと見かけたことがありました。
ファン一人一人の目をきちんと見て、しっかりと握手をする様子が、印象的でした。
もう1つは、2009年6月13日、プロレスリングノアの広島グリーンアリーナ大会。
試合中の事故で三沢光晴選手が心肺停止に陥ったとき、途中から佐々木健介選手が駆けつけて、
三沢選手の近くでじっと見守っていた、あのときの様子も印象に残っています。
佐々木健介選手の性格がよく現れた、我をも忘れて思わず取った行動に見えました。
佐々木健介選手は、良くも悪くも、一本気で不器用。
これを否定する人は、誰一人としていないと思います。
強さだけをひたすら追い求めるプロレスラー時代は、それで良かったかもしれませんが、
現役を引退後、その性格が裏目に出て損をしている感があります。
自分の気持ちをまげて、うまく立ち回って、ポジション・居場所を確保する。
不器用な佐々木健介選手は、そういうことが出来ないのだろうと思います。
でもやっぱり、何だかんだ言って、
あれだけの大物プロレスラーだったわけですから、
今の「健介」が何を語るのかについて、
単純に見たい聞きたいと思っている人は、多い筈です。
有名無名のプロレスラーが、こぞって YouTube チャンネルを開設する昨今。
佐々木健介選手への、コラボ動画出演依頼が、
全くないわけはないと思うのですが、その辺りどうなのでしょうか。
もちろん、「自分、正直不器用なんで」の一言で済ませられるのは、納得できない。
そう考える立場の人もいると思います。
ただ、人間、長い年月を経て変わる部分は、必ずあると思います。
それは、お互いにそうではないかと思います。
「佐々木さん、御無沙汰してます」
「おお、真壁、元気にやってるか」
そんな何気ない挨拶を一言交わす。
それだけでも、価値あることなんじゃないかなと思います。
そんなシーンが実際に見れたら嬉しいですし、そういう話が聞けるだけでも、
我々のような昔からの元プロレスファンとしては、ほっこりした気持ちになれます。
長年、絶縁状態にあった者同士が、恩讐を超えて顔を合わせる。
そういうのは、多くの人の心に、間違いなくプラスの影響を与えると思います。
2014年に現役を引退し、マット界から完全に身を引いている今現在、
本来は「佐々木健介氏」と言うべきなのかもしれませんが、
わたし個人的には、かつて新日本プロレスで活躍していた頃のイメージが強いので、
「佐々木健介選手」と言わせていただきたいと思います。
佐々木健介選手がいかに大物プロレスラーであったかは、
今さら多くを説明する必要もないと思います。
アントニオ猪木から長州力へ実権が引き継がれた、1990年代の新日本プロレスで活躍し、
武藤・橋本・蝶野の闘魂三銃士らと並んで、ひとつの時代を築いたプロレスラーでした。
あの頃が、佐々木健介選手のキャリアの最盛期だったように思います。
その後、新日本を退団してフリーとなってからは、WJ プロレスの挫折や、
師匠の長州力と疎遠になるなど、悲哀を味わうこともあったようですが、
フリーのプロレスラーとして、多団体の交流時代における目玉選手であったと同時に、
ファンに飽くなき夢を抱かせる「顔」であり続けた、そんな選手だったと思います。
2014年に現役を引退した佐々木健介選手は、今現在は芸能活動に取り組んでいるようです。
そして、今や一個人が誰でも YouTube で動画配信し、収益を得られる時代。
多くの元プロレスラーが、次々とチャンネルを開設し、昔話を聞かせてくれています。
その風潮自体は、とても良いことだと思います。
当時の逸話が、当事者のレスラー自身から改めて語られるのは、価値あることだと思います。
そんな中にあって、佐々木健介選手は、自身の YouTube チャンネルを持っていません。
奥様の北斗晶さんの YouTube チャンネルの動画に、夫婦で一緒に出演している以外は、
他の元プロレスラーの動画へのコラボ出演は今のところ実現していません。
また、一時期は、ダウンタウンの番組に出て「健介!」と浜ちゃんにいじられるなど、
TV でもよく見かけた佐々木健介選手ですが、最近はその機会も減ったように思えます。
あんなにいつもニコニコしていて、いい人そうなのに、なぜ?
あれだけの大物プロレスラーだったのに、どうして?
そんな声も見かけます。
佐々木健介選手について、ネット界隈の情報によれば、いくつかのことが言われています。
・後輩レスラーや練習生に対するシゴキ(いじめ?)
・合同練習中の練習生の死亡事故について
今のこの時代、特定の意図を持った情報が、一人歩きで存在できるとは考えられません。
それが根も葉もないでっち上げであれば、それを否定する情報も必ず発信されて、
情報の自浄作用が働くと思います。
それを考えると、佐々木健介選手に関して言われている、これらのことが、
今も残っているということは、
ある程度の本当らしさがある話と、考えて良さそうに思えます。
わたしも、1970年代の「金曜夜8時」の頃からプロレスを見てきた人間として、
佐々木健介選手に関して巷間言われているこれらの話は、当然知っています。
そのことが原因にもなってなのか、最近の佐々木健介選手が、
表舞台からやや遠ざかっているように見える現状についても、認識しています。
練習生の死亡事故の件については、事故当時、警察も入って調べが行なわれた筈ですから、
そこで何らの処分もなかったということは、そういうことだということでしょう。
それ以上のことを、噂レベルで言うべきではないと思います。
佐々木健介選手のシゴキが原因だという人もいれば、そうではないとする説もあります。
金本浩二選手は、YouTube の動画で「佐々木さんが原因ではない」と明確に否定しています。
後輩レスラーや練習生に対するシゴキ(いじめ?)の件については、
双方の立場や考え方があろうかと思います。
真壁刀義選手は、未だに恨みを持っていることを、YouTube で堂々と公言しています。
天山広吉選手も、佐々木さんのシゴキが凄かったと言っています(=同時に天山選手は、普段は気前よく小遣いをくれたりする一面もあった、とプライベートのことも少し話しています)。
新日本プロレス時代の佐々木健介選手は、一言でいうと、怖い雰囲気が充満していました。
表舞台の顔、すなわち TV 中継の試合を見ているだけでも、それは伝わってきました。
なので、舞台裏で佐々木健介選手に練習の指導をつけてもらっていた後輩レスラーや、
練習生からすれば、それはそれは凄まじいシゴキであったのだろうことは、想像がつきます。
それに対し、今なお恨みを抱き続け、告発の声があがることは、受けた側としての真実として、あり得ることだろうと思います。
一方、それを施した側の、佐々木健介選手の立場からすれば、
わたしが思いますに、生来の一本気、生真面目、不器用な性格からくる責任感が、
そうさせた部分が大きかったのではないかと、想像します。
新日本をデカくするために、こいつらを一人前に育てないといけない。
そのためには、自分が悪者になって嫌われてもいい。
そういう気持ちが、根底にあったのではないかと想像します。
佐々木健介選手について、わたしが今も忘れられないシーンが、2つあります。
1つは、確かジャパンプロレス時代だったように、記憶していますが、
ファンサービスの集いか何かのイベントで、続々と訪れるファンを握手で出迎える
佐々木健介選手の姿を、TV でチラと見かけたことがありました。
ファン一人一人の目をきちんと見て、しっかりと握手をする様子が、印象的でした。
もう1つは、2009年6月13日、プロレスリングノアの広島グリーンアリーナ大会。
試合中の事故で三沢光晴選手が心肺停止に陥ったとき、途中から佐々木健介選手が駆けつけて、
三沢選手の近くでじっと見守っていた、あのときの様子も印象に残っています。
佐々木健介選手の性格がよく現れた、我をも忘れて思わず取った行動に見えました。
佐々木健介選手は、良くも悪くも、一本気で不器用。
これを否定する人は、誰一人としていないと思います。
強さだけをひたすら追い求めるプロレスラー時代は、それで良かったかもしれませんが、
現役を引退後、その性格が裏目に出て損をしている感があります。
自分の気持ちをまげて、うまく立ち回って、ポジション・居場所を確保する。
不器用な佐々木健介選手は、そういうことが出来ないのだろうと思います。
でもやっぱり、何だかんだ言って、
あれだけの大物プロレスラーだったわけですから、
今の「健介」が何を語るのかについて、
単純に見たい聞きたいと思っている人は、多い筈です。
有名無名のプロレスラーが、こぞって YouTube チャンネルを開設する昨今。
佐々木健介選手への、コラボ動画出演依頼が、
全くないわけはないと思うのですが、その辺りどうなのでしょうか。
もちろん、「自分、正直不器用なんで」の一言で済ませられるのは、納得できない。
そう考える立場の人もいると思います。
ただ、人間、長い年月を経て変わる部分は、必ずあると思います。
それは、お互いにそうではないかと思います。
「佐々木さん、御無沙汰してます」
「おお、真壁、元気にやってるか」
そんな何気ない挨拶を一言交わす。
それだけでも、価値あることなんじゃないかなと思います。
そんなシーンが実際に見れたら嬉しいですし、そういう話が聞けるだけでも、
我々のような昔からの元プロレスファンとしては、ほっこりした気持ちになれます。
長年、絶縁状態にあった者同士が、恩讐を超えて顔を合わせる。
そういうのは、多くの人の心に、間違いなくプラスの影響を与えると思います。
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