
二十数年前に買って、そのまま放ってあった長編小説を、2カ月かけて読ました。小説を読むのも久しぶりです。
戦時中の精神病院を舞台にしたその物語が言っている事はよく分からないまでも「人間は環境によって作られ、環境に適応できない人間が精神に異常をきたす‥、と言うか異常をきたした振りでもしなければ、生きて行けないんだ!?」というのが実感でした。
でも正常か異常かなんて、どうやって決めるのだろう?、特に戦時体制下の異常者と正常者なんて、果たしてどっちの精神が異常なのか?、「体制側が正常で、反体制側は異常なんだ!」と言う世の中が何時やって来ないとも限らない。
そんなことをふと考えさせられる小説でした。
奥さんの武田百合子さんは、高校の先輩(と言ってもかなり上)で「犬が星見た」と言う随筆を何故か読んでいて「富士日記」上中下3巻と、武田泰淳の「富士」を同時に買ってそのままになっていたのです。(信じられない本の読み方だな!?)
でも、買っておけばいつかは読むさ?
戦時中の精神病院を舞台にしたその物語が言っている事はよく分からないまでも「人間は環境によって作られ、環境に適応できない人間が精神に異常をきたす‥、と言うか異常をきたした振りでもしなければ、生きて行けないんだ!?」というのが実感でした。

でも正常か異常かなんて、どうやって決めるのだろう?、特に戦時体制下の異常者と正常者なんて、果たしてどっちの精神が異常なのか?、「体制側が正常で、反体制側は異常なんだ!」と言う世の中が何時やって来ないとも限らない。

そんなことをふと考えさせられる小説でした。
奥さんの武田百合子さんは、高校の先輩(と言ってもかなり上)で「犬が星見た」と言う随筆を何故か読んでいて「富士日記」上中下3巻と、武田泰淳の「富士」を同時に買ってそのままになっていたのです。(信じられない本の読み方だな!?)
でも、買っておけばいつかは読むさ?

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