旦那のマイブーム？

最近、「飯・風呂・寝る」この三語で、事足りれる日々を送る旦那ですが、
もう一つ、必ず言う言葉があるようです。

娘から聞いたのですが、私が遅番で仕事の折は、旦那と娘との夕飯が多いそうです。
その時、夕飯を食べながら、父娘で、仕事先の話をしたりするようです。

すると、旦那は、「むかつくな～」と言うらしいです。

若いときは、会社の上司や先輩・同僚や後輩の愚痴は、あんまり言わない人でしたが、中間管理職になってから、ここのところ、ストレスが溜まるようです。

それだけに、「もう、今日は、〇〇部長と喧嘩したわ！むかつくわ～」と、娘相手に話すようです。

でも娘曰く、「とうちゃんは、むかつくわ～と言うだけで、その先を、
言わへんから、どう、むかつくんかわからんわ・・・」と。

私は、旦那の「むかつくわ～」は、聞いたことがなかったけど、
今日は、確かに、この耳で聞きました～。

「な、かあちゃん、とうちゃん、言うやろ？【むかつく】って」

「ほんとやな・・・」

「会社では、むかつくなんて言わへんで・・・」

「会社で言えないから、ここで言うやね、パパさんのなかで、

その【むかつく】は、ブーム？マイブームになってる？」

「いや・・・。そんなことはないけど・・・。　でも、今日も、むかついたわ～」

「やっぱ、ブームになってるんや～」


旦那の「むかつく」は、しばらく続くようです。

有希、しばらくパパさんの「むかつく」につきあってくださいな～。

「眉山」を見てきました～

今日は、かねてから観たいと思っていた映画・眉山を観に行きました。
今、原作本を読んでる途中ですが、映像にするとこんな感じになるんだな～と、
楽しんで見たり、また、切ない思いが主人公と重なり涙したり・・・。


原作は、ご存知のさだまさしさんです。監督は、犬童監督です。
母親役に宮本信子さん、娘役に松嶋奈々子さん。小児科医師役に大沢たかおさんでした。

役者さんの器量からして、是非観たいと思っていたので、
観に行ってよかったです。


「東京タワー」と比べちゃいけませんが、
女性の生きかたとして、「眉山」のお龍さんのような生きかたもあるんだ・・・。
と、思いました。


ネタバレですみません。


家庭のある男性を好きになり、その人も子どもをその人の故郷で、一人で産んで育てることは、並大抵のことでは、出来ないと思います。

いわゆる不倫の子と後ろ指差されないように、娘には、「父親死んだ」と言い、
頑張ってきたんだと思います。
どんなに、愛していたのか、その愛情の深さも読み取れました。

娘の咲子が父親である篠崎に逢った場面でも、親子の名乗りはせずとも、
父親は、娘と理解したのも分かります。

阿波踊りの最中に、父親と母親が踊り連を境に何十年ぶりかに互いの顔を
見るんです。

ここは、キーポイントでしたね。何故か、自然と涙が流れてきました・・・。

この場面というか、この阿波踊りのところから、撮影が始まったと聞いています。
宮本さんや松嶋さんの演技というか心情・感情の入れ方など、
苦労されたんだろうな～と思いました。

映画は、テレビドラマのように、順に取っていくわけじゃなく、
突拍子もないところから、撮影が行われたりするらしく、
役者さんは、ホント、主人公の気持ちになるには、大変だと思います。

でも、さすが、宮本信子さんですね。
神田のお龍さんが本当にいたらこんな人だったんだろうと・・・。
カッコイイな～と。

そして、松嶋奈々子さんは、今までのドラマや映画とは、一味違い、
良い女・良い女優さんになったな～と思いました。