12月23日は天皇誕生日です!
1988(昭和63)年までは昭和天皇の誕生日である4月29日が天皇誕生日でしたが、1989年に昭和天皇が崩御されたことにより、明仁親王が天皇として即位するとともに、今上天皇の誕生日である12月23日に天皇誕生日が移されて国民の祝日となりました。
この日は国民の祝日に関する法律(祝日法)第2条により、「天皇の誕生日を祝う日」とされています。
戦前は天皇は神様として崇められていたので、その誕生日は「祝日」として扱われていました。しかし戦後、日本国憲法第1条により、天皇は神様ではなく『日本国の象徴であり日本国民統合の象徴』という新しい意味を持つようになり、その事を受けて、天皇を神格化した行事ではなく天皇の誕生日を純粋にお祝いし、国民と天皇との距離を縮めることを目的とした日として「天皇誕生日」が設けられたのでした。
当日は皇居で、天皇陛下が皇太子殿下をはじめ皇族方、内閣総理大臣、衆・参両院の議長、最高裁判所長官から祝賀をお受けになる祝賀の儀、天皇陛下が皇后陛下とご一緒に、衆・参両院の議長・副議長・議員、内閣総理大臣・国務大臣、最高裁判所長官・裁判官、その他の認証官、各省庁の事務次官など立法・行政・司法各機関の要人、都道府県の知事、各界代表者とそれぞれの配偶者を招いて祝賀をお受けになる宴会の儀、天皇陛下が各国の外交使節団の長とその配偶者を招いて祝賀をお受けになる茶会の儀が行われ、また国民の一般参賀も行われます。