島根県邑智郡邑南町にあるJR西日本の口羽駅は、山陰本線の江津駅と芸備線の三次駅とを結んでいる全線単線非電化の三江線(108.1km)の旅客駅として、1963(昭和38)年6月30日に開業しました(開業時は三江南線に所属)。
島式ホーム1面2線を有していて列車交換可能な無人駅です。
小さな駅舎(待合所)があります。
口羽駅の利用者は非常に少なく、2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は4人です。
口羽駅が属する三江線は、陰陽連絡路線として1926(大正15)年9月から長い期間をかけて建設されましたが、全通したのは1975(昭和50)年8月31日で、その時すでに地域間流動は道路利用に移行していました。
従って、全通後も当初の目的だった陰陽連絡路線としての機能をほとんど果たすことはなく、優等列車の定期運転が行われたこともありません。
<口羽駅の年表>
・1963(昭和38)年6月30日:三江南線の旅客駅として開業
・1975(昭和50)年8月31日:三江南線が三江線の一部となり、同線の駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
撮影年月日:1996(平成8)年4月30日