兵庫県神崎郡神河町にあるJR西日本の長谷駅は、山陽本線の姫路駅と山陰本線の和田山駅とを結び、陰陽連絡路線としての役割も担っている全線単線の播但線(65.7km)の駅です。
もともとは播但鉄道の一般駅として1895(明治28)年1月15日に開業しましたが、その後、山陽鉄道を経て国鉄播但線の駅となりました。
島式ホーム1面2線を有していて列車交換可能な無人駅です。
かつては木造駅舎がありましたが駅の無人化後に解体され、現在は駅舎はなく、築堤上のホームへは地下道経由で直接入る形になっています。
2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は20人です。
<長谷駅の年表>
・1895(明治28)年1月15日:播但鉄道の一般駅である終着駅として開業
・1895(明治28)年4月17日:播但鉄道が生野駅まで延伸したことにより、途中駅となる
・1903(明治36)年6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1906(明治39)年12月1日:鉄道国有法により山陽鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄播但線となり、同線の駅となる
・1963(昭和38)年3月1日:貨物取扱い廃止
・1973(昭和48)年4月1日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(和田山方面を望む)
(ホームにある待合室)
撮影年月日:2015(平成27)年1月3日