大阪府堺市西区にある浜寺公園駅は、難波駅と和歌山市駅とを結んでいる南海電鉄南海本線(64.2km)の駅です。 もともとは南海鉄道の浜寺駅として1897(明治30)年10月1日に開業しました。
島式ホームと単式ホームの2面4線(1線は切欠きホーム)を有する有人駅です。
辰野金吾の設計により1907(明治40)年に建てられた洋風の木造駅舎は、1998(平成10)年9月に国の登録有形文化財に登録されて健在でしたが、この度、南海本線の連続立体交差事業(高架化)により新駅舎が建設されることになったため、1月28日の未明で営業を終了しました。
ちなみに、この洋風の駅舎は高架化が完成すると、新駅舎正面に移築・保存される事になっています。
2012(平成24)年度の1日の平均乗降人員は4,207人で、これは南海電鉄の全100駅中55位です。 また南海本線の駅では41駅中31位です。
<浜寺公園駅の年表>
・1897(明治30)年10月1日:南海鉄道の浜寺駅として開業
・1907(明治40)年8月20日:駅名が浜寺公園駅に改称される
・1944(昭和19)年6月1日:南海鉄道が関西急行鉄道と合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道に譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・2016(平成28)年1月28日:この日の未明で現在の駅舎での営業を終了
(駅 名 標)
(駅舎・ホーム側)
(駅舎正面)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2013(平成25)年12月19日