和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にあるJR西日本の湯川駅は、亀山駅から新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1935(昭和10)年7月18日に開業しました(開業時は紀勢中線に所属)。
島式ホーム1面2線を有していて列車交換可能な無人駅です。
1968(昭和42)年4月に建てられたコンクリート造りの駅舎が今も健在で、駅舎とホームとは地下道で結ばれています。
2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は5人です。
この湯川駅の東側すぐのところに湯川海水浴場があり、また近くに湯川温泉もあるので、かつてはこの駅を利用する観光客も多く、国鉄と南海電鉄によって運行されていた急行「きのくに(天王寺・難波~白浜・新宮間=1985年3月14日で廃止)」や特急「くろしお」の一部も停車していましたが、現在は普通列車のみの停車駅です。
<湯川駅の年表>
・1935(昭和10)年7月18日:国鉄紀勢中線の一般駅として開業
・1940(昭和15)年8月8日:紀勢中線が紀勢西線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1968(昭和43)年4月22日:駅舎竣工
・1985(昭和60)年3月14日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(新宮方面を望む)
(湯川駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2002(平成14)年5月30日