北海道釧路市音別町にあるJR北海道の直別駅は、函館本線の滝川駅から帯広、釧路を経て根室駅までの443.8kmを結んでいる全線単線非電化の根室本線の一般駅として、1907(明治40)年10月25日に開業しました。
かつては単式ホームと島式ホームの2面3線の他に貨物ホームや引込み線もありましたが、貨物取扱い廃止後にそれらは撤去されて、現在は相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な無人駅です。
国鉄の末期に改装され縮小されていた旧木造駅舎は、2003(平成15)年9月26日に起きた十勝沖地震で倒壊したため、同年12月にログハウス風の新しい駅舎に建て替えられました。
直別駅の利用者は少なく、2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は1人です。
<直別駅の年表>
・1907(明治40)年10月25日:国鉄根室本線の一般駅として開業
・1971(昭和46)年10月2日:貨物・荷物取扱い廃止、駅の簡易委託化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる
・1992(平成4)年4月1日:駅の無人化
・2003(平成15)年9月26日:十勝沖地震により駅舎倒壊
・2003(平成15)年12月25日:新しい駅舎の使用開始
(駅 名 標)
(跨線橋から滝川方面を望む)
撮影年月日:2001(平成13)年6月20日