兵庫県小野市樫山町字腰掛にある樫山駅は、鈴蘭台駅から粟生駅までを結んでいる神戸電鉄粟生線(29,2km)の駅として、1951(昭和26)年12月28日に開業しました。
4両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
2009(平成21)年3月に改築された木造駅舎が下りホーム(粟生方面行ホーム)の鈴蘭台寄りにあり、上りホームへは構内踏切で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降客数は529人で、これは起終点駅を含む粟生線の全20駅中16位です。
樫山駅が属する神戸電鉄粟生線は、鈴蘭台駅~木津駅間の急峻な50‰の勾配を越え、神戸市西区から三木市を中心に広がる住宅地と神戸市の中心部を結ぶ通勤・通学路線で、1990年代初頭までは輸送人員が伸びていましたが、1990年代後半から路線バスとの競合などが影響して輸送人員は激減し、2000年代に入るとついに路線の存続が困難な状態に陥りました。 その後も慢性的な赤字を抱えて状況は悪化の一途を辿り、危機的な状況が続いています。
<樫山駅の年表>
・1951(昭和26)年12月28日:神戸電気鉄道粟生線の駅として開業
・1988(昭和63)年4月1日:社名が神戸電鉄に変更され、同社の駅となる
・2007(平成19)年4月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2009(平成21)年3月29日:駅舎改築、駅前広場が完成
・2011(平成23)年3月1日:喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化
・2014(平成26)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2015(平成27)年3月3日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
(駅 名 標)
(鈴蘭台方面を望む)
(踏切上から粟生方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(樫山駅駅舎)
(駅 舎 内)
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