谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

古川展生&菊池洋子 東京文化会館

2007年04月21日 10時34分04秒 | チェロから広がる
昨日行ってきました。

ベートーヴェン:「魔笛」から「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲
ベートーヴェン:チェロソナタ イ長調 op.69
ピアソラ:ル・グランタンゴ
ラフマニノフ:チェロソナタ ト短調 op.19

アンコールはヴォカリーズ

実は古川さんのコンサート初めて聴きました。
実は古川さんのCD一枚も持っていませんでした。

最近弓使いが気になって仕方が無い私は、曲を楽しむというより古川さんの右手ばかり注目してたのですが、弓を実に自在にコントロールしているなぁと感じました。まさに弓が手の一部のよう!
やさしい音としっかりした音を引き分ける場合、私だと弦への圧力だけでコントロールしてしまうのですが、古川さんは弓を指板より駒よりで音符単位で弾きわけて音色がとても豊か。
それを一弓の中でやるので、強い音と弱い音が交互に自然につながっているんです。
スラーの中で弓を上下させるなんて事したら、私だったらぼろぼろです。
もっと技術つけてからじゃないと挑いんではいけない禁断の技だなー。
でも歌うように弾くためにはこういうことが出来るようにならないと駄目なんだ。と思ったのでした。

プロだから当たり前なのかも知れませんが、古川さんのチェロは低音高音関わらずどの音も艶やかであり、またフッと息を抜きたくなる優しい音も自由自在に奏でるのでした。ラフマニノフ色っぽかったです。

やはり、音楽はライブが一番。
録音されたものでは感じ取れないものが沢山。

普段ほとんどCD買わない私ですが、この日はCD購入。

そして、また居た!チェロフェスタの人達!
そして、また繁華街へ消えてゆく私達。。。。(つづく...ウソ)

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2 コメント

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Unknown (まっしゅ)
2007-04-23 10:56:28
おっ!古川さんですか~~(^^)。
ふむふむ、「スラーの中で弓を上下させる」、
私だったら音がつぶれちゃいそう・・・(^^;)、
難しいですよね!
古川さんのラフマニノフは、音色と曲の雰囲気が
とても合っていて、良いですよね~♪
以前、ラフマニノフのプレリュードという曲を
弾いてらして、それが私のベスト1です!(エヘヘ)
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はらしま (まっしゅさんへ)
2007-04-23 21:15:22
お!ファンですか?
駒より指板より関係なく音色を変えられる技術を持った上で、よりドラマティックに歌うためにこのように弾いているんでしょうね!

チェロフェスタでもしきりにドラマティックに音楽的に表現する事をすべての受講者に指導してましたよね。
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