谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

今日のおけすとら(代振)

2011年06月13日 01時34分11秒 | チェロから広がる
今日の練習はいつもの先生が別の楽団の本番だったので代理の先生です。
普段はプロのオケでチェロを弾いている人らしい。

いつもの先生も本職はヴァイオリンなので、弦楽器への指導は具体的で分かりやすのですが、
やっぱヴァイオリンとチェロは弾き方や特性が違うのです。

今日の先生の指導もヴァイオリンの人に言わせたら微妙に違うのかもしれませんが、
とてもわかりやすかった。

全体練習が終わった後、チェロ隊は先生の元に集まって少しアドバイスをもらいました。
ほんのわずかな修正で音がまるで違う音が出るので楽しかった。

雑談のなかで新鮮だったのは、
音程をどうやって取るかという話でした。


左手と指板の関係で音程は決まると思っている人が多いのじゃないでしょうか。
たしかにそうなのですが、
先生が言うには、チェロの位置と体の関係で自動的に決まると言っていました。

例えば4ポジのCを取ろうとした場合、
手の位置や指の位置をいかに正確な4ポジションに置くかで音程が決まると考えていたのですが、
そうではなくて、4ポジCを押さえる体の形は自動的に決まっていて、
チェロの位置、例えばエンドピンの長さをその体の形に合わせるという事を言っていました。

僕のチェロ個人レッスンの先生も言葉は違うのですが、姿勢にはすごくこだわっていて、
指と指板で弦を押さえるのではなく、身体と指の間に指板があるというのを言っていました。
今日あらためて、個人レッスンの先生の言われていた事の意味を別の面から理解できました。

sfzの弾き方で、肩を意識したボウイングとそうでないボウイングの音色の違い。

なーるほど。

聴かせたい音をどの指で押さえるか?
音程を取るために合理的な運指から外れても2の指を使ったほうがよい。

なるほど!


ビブラートをかけない音の美しさを意識する。

ビブラート苦手なのでむしろラッキー?


いつもの先生にはちょっと悪いけど、
非常にわかりやすく為になった練習でした。
というより、嬉しく感じました。



ここ1ヶ月位、音楽関係と音楽関係以外の事で
納得感がない事ばかり続き、
モチベーションまるで上がらなかったのですが、
今日のたった数時間の練習時間で
そーとー気持ちがアップしましたよ。

納得感のないことも、
大人の気持ちで受け止められるように少しなりました。



ところで、
来月チェロに女子大生が見学に来るという話があります。
平均年齢4●歳のチェロパートも3歳位下がることでしょう。

この話を聞いても今日までまるで興味わかず、
おじさんとして道を踏み外していましたが、
俄然楽しみに思えてきましたよ。
入団するといいな!

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2 コメント

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姿勢と音程 (goshu)
2011-06-13 11:14:17
大変納得です。よい話ですね。
前にも私のブログで触れたのですが、良い音がするとかしないとか,今日は調子が良い悪い,楽器の鳴りがどうのこうの、ということのかなりの部分は、弾く姿勢や楽器の位置の微妙なズレが関係していると思います。いつも、同じ姿勢、同じエンドピンの長さや,楽器の位置をベストに保つのって大切ですよね。この姿勢は自分でしか分からず,先生に教えてもらうというわけにも行かない、自分の体だけのことですね。試行錯誤して,決まったら変えない,ということですね。
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はらしま (goshuさんへ)
2011-06-15 01:32:02
楽器の演奏は、スポーツと同じなんですよね。
両方とも身体の訓練だから考えてみれば当たり前なんだけど。
基本の型があってこそ型から外れても応用が効くし、修正もし易いですからね。
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