日本音楽コンクール本選

行って来ましたよ！
5回アルペジョーネソナタを聴いてしまいました。
楽しいです。嬉しいです。
二次予選ではそんなに大きく個性を出した演奏ではなかったのですが、
本選では5人が皆個性的な音作りしています。
課題曲がねーこれだからね。

私の一番のお気に入りは長谷川彰子さん。
残念ながら3位でしたがひと弓で奏でる音色は秀逸でした。
ボウイングがきれい。

アルペジョーネソナタは優しくもあり激しくもあり、リズミカルで美しい旋律。
ゆったり弾く人、テンポよく弾く人、甘く弾く人、弾き方で印象が大きく変わります。
僕が好きな演奏は趙静姫。
姫と比べて小気味よいリズム感とテンポが近かったのは１位の伊東さん、優しく泣きたくなる様な音色は長谷川さんという印象です。

今回１位から５位まで順位がつきましたが、別の機会や他の課題曲だったら全く違った結果だったかもしれません。
緊張してしまっていて本来の力が出てない方もいらっしゃいました。
一発勝負という意味では公平ですから、機会を活かせなかったのも実力の内という残酷な言い方も出来ますが...

結果発表後のテレビインタビューの反応が３者３様だったのが面白かったです。
１位の伊東さんは自分がすごいタイトル取った事を自覚していないみたい。
２位の伊藤さんは余裕で受答えして慣れている感じ。
３位の長谷川さんは喜びを満面の笑顔で表現していてこちらも嬉しくなっちゃいました。
みなさんおめでとう！