燃ゆる秋-奈良県御所市：葛城古道

katsuragi Old Road, Gose City, Nara Pref.

さてさて、信州から帰って来て、今日からブログを再開いたしますね。
まだ九州旅行の写真が残っているのですが、
秋分の日にワタクシは彼岸花を見に行こうと考えまして、
奈良県御所市の葛城古道に向かいました。
今日からはしばらくの間、見頃だった彼岸花の写真をアップしたいと思います。

葛城古道は奈良県と大阪府の県境にそびえる金剛山と葛城山の東側山裾に沿って
南北に続く奈良県内の古道なんです。そのほとんどが御所市内を通っているんです。


葛城古道の中でも、特に彼岸花が多い一言主神社から九品寺の間を歩こうと
まずは一言主神社に向かいました。ところが現地に着くと雨だったんですよ。
雨雲レーダーを見るとすぐに雨は止みそうだったので、しばし車の中で待ちました。
そして、雨が上がると彼岸花が咲き乱れる田んぼで撮影開始です。


ワタクシは朝7時に一言主神社に到着しました。まだ４～５人のカメラマンしかいなかったのですが、
ワタクシが到着した後に次々とカメラマンがやってまいりました。
皆さん、満開の彼岸花を狙ってきたのでしょうねぇ。


今年は例年より少し彼岸花の開花が遅れていました。見た感じは７～８分咲きという感じです。
とはいえ、鮮やかな彼岸花には目を奪われます。


今年の９月は雨ばかりでうんざりします。この日も前記したように雨が降っていました。
でも、雨が素晴らしいプレゼントを与えてくれたのです。


彼岸花の花が雨に濡れ、水滴を纏っていたんです。これは雨の日ならではですよねぇ。


しっとりと濡れた彼岸花。でも、彼岸花は毒を持つからでしょうか。
あるいは淡い色を好む日本人には毒々しい赤い色に感じるからでしょうか。
残念ながら忌み嫌われていた花なんですよ。


彼岸花の別名は死人花、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花、捨子花というように
どうも可哀想な別名が多いんですよねぇ。


今は忌み嫌う人も少なくなり、秋の訪れを感じる花として多くの人に親しまれるのは
彼岸花を好きなワタクシにとっても嬉しいことなんです。

使用したカメラ：１～４枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


お彼岸になってお寺さんを訪れお彼岸の供養を済ませ、
そして彼岸花の撮影に行くと「秋が来たなぁ」という気持ちになります。
彼岸花、ススキ、紅葉…秋もまた楽しみがいっぱいですね。


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