Daiitokuji Remple, Kishiwada City, Osaka Pref.
さてさて、大阪府岸和田市の大威徳寺を訪ねたワタクシは、見事な新緑に目を奪われていました。
この日は5月11日。爽やかな風が吹く、まさに五月晴れの一日でした。
風薫る五月…こんな表現がピッタリの一日でもありました。
朱色の多宝塔が、新緑の緑色と美しい対比を見せてくれます。
この大威徳寺があるのが大阪府岸和田市なのですが、ワタクシ達は岸和田市などがある大阪府南部を「泉州」と呼ぶんですよ。
というのも大阪府は日本で2番目に面積の小さい行政体ですが、江戸時代の終わりまでは3つの国から構成されていました。
それが、「摂津国(せっつのくに)「河内国(かわちのくに)」「和泉国(いずみのくに)」なんです。
下の地図を見ていただくと、3つの国の位置関係がわかると思います。
(堺はどの国にも属さない自治都市でした)
この3つの国は、明治時代に至るまで、あまり交流をしてきませんでした。それもそのはず、和泉国は位置的には和歌山と親密で、
河内国はその東側に位置する奈良県、即ち大和国に近い。一方の摂津国は、大阪城のある現在の大阪市を中心に、
海も山も全て揃った非常に大きな国でした。
ですので、他県の人には分からないかもしれませんが、この三つの地域ははっきりと言葉が違いますし、
文化や風土も結構な違いがあるんですよ。特に岸和田がある泉州の言葉は、明らかに和歌山弁に近いです。
ワタクシは摂津国の大阪市で生まれ育ち、現在は南河内の方で暮らしているのですが、摂津国でも北側の方に位置する
箕面市、豊中市、池田市あたりに暮らす人は河内や泉州を見下すというか、バカにする傾向があるんですよ。
「河内や泉州の言葉は下品」「私らは高級住宅街の住民ですので」「一括りに大阪人と言わんといて」と言うのですが、
まあ、地域差別というのはどこにでもありますわなぁ。
ちなみに岸和田市出身の有名人と言えば朝ドラ「カーネーション」のモデルにもなったコシノ三姉妹と、
プロ野球で活躍した清原和博でしょうね。清原は市民栄誉賞まで受賞しているのに、残念ですな。
使用したカメラ:3、4、6、8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2(5枚目は除く)
岸和田というと「だんじり」が有名で、最近は大阪府以外からもだんじり祭りを見に来る人も多いようですね。
知り合いに岸和田出身の奴がいるのですが、彼はだんじり祭りの時は必ず休暇を取ってだんじりを曳きます。
ちなみに、岸和田の小中学校はだんじり祭りの日は休校だそうですよ。
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さてさて、大阪府岸和田市の大威徳寺を訪ねたワタクシは、見事な新緑に目を奪われていました。
この日は5月11日。爽やかな風が吹く、まさに五月晴れの一日でした。
風薫る五月…こんな表現がピッタリの一日でもありました。
朱色の多宝塔が、新緑の緑色と美しい対比を見せてくれます。
この大威徳寺があるのが大阪府岸和田市なのですが、ワタクシ達は岸和田市などがある大阪府南部を「泉州」と呼ぶんですよ。
というのも大阪府は日本で2番目に面積の小さい行政体ですが、江戸時代の終わりまでは3つの国から構成されていました。
それが、「摂津国(せっつのくに)「河内国(かわちのくに)」「和泉国(いずみのくに)」なんです。
下の地図を見ていただくと、3つの国の位置関係がわかると思います。
(堺はどの国にも属さない自治都市でした)
この3つの国は、明治時代に至るまで、あまり交流をしてきませんでした。それもそのはず、和泉国は位置的には和歌山と親密で、
河内国はその東側に位置する奈良県、即ち大和国に近い。一方の摂津国は、大阪城のある現在の大阪市を中心に、
海も山も全て揃った非常に大きな国でした。
ですので、他県の人には分からないかもしれませんが、この三つの地域ははっきりと言葉が違いますし、
文化や風土も結構な違いがあるんですよ。特に岸和田がある泉州の言葉は、明らかに和歌山弁に近いです。
ワタクシは摂津国の大阪市で生まれ育ち、現在は南河内の方で暮らしているのですが、摂津国でも北側の方に位置する
箕面市、豊中市、池田市あたりに暮らす人は河内や泉州を見下すというか、バカにする傾向があるんですよ。
「河内や泉州の言葉は下品」「私らは高級住宅街の住民ですので」「一括りに大阪人と言わんといて」と言うのですが、
まあ、地域差別というのはどこにでもありますわなぁ。
ちなみに岸和田市出身の有名人と言えば朝ドラ「カーネーション」のモデルにもなったコシノ三姉妹と、
プロ野球で活躍した清原和博でしょうね。清原は市民栄誉賞まで受賞しているのに、残念ですな。
使用したカメラ:3、4、6、8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2(5枚目は除く)
岸和田というと「だんじり」が有名で、最近は大阪府以外からもだんじり祭りを見に来る人も多いようですね。
知り合いに岸和田出身の奴がいるのですが、彼はだんじり祭りの時は必ず休暇を取ってだんじりを曳きます。
ちなみに、岸和田の小中学校はだんじり祭りの日は休校だそうですよ。
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3枚目、朱色の多宝塔と、新緑の木々が
美しい対比を見せいますね。
河内は縦に長い国ですね。
今が梅雨真っ只中なので
爽やかに感じます。
確かに大阪の北と南では全然違いますね。
詳しく言えないくらい違います(笑)
でも住めば都です。
応援P
古代の日本の玄関口が
どこにも属してないとは面白いです。
小さな大阪は三つの国に分かれていたのは
古代から交流が行われない地域だったのでしょう。
茨城県は平地が多過ぎて
自由に発展してきたのか
広過ぎて発展がまばらに行われてたのか
よく分からないですが
地方豪族が多過ぎて戦国時代の統一にはかなりの時間がかかりました。
常陸国と一国しか無いですが
バッラバラに発展して現在もバラバラです。
応援!
新緑がまぶしい!
美しい季節を繋ぎとめましたね。
さわやかな風を感じました。
大阪の成り立ちの話。
興味深く拝見しました。
県民性を一様に伝えるテレビ番組もありますが
内実はもっと深くて複雑だと
あらためて感じました。
ぼやきとぐちの話も参考になりましたよ。
ぽち!
地域性ってありますね
私は豊中市でした
南の方はあまり知りませんが大阪って
いいですわ、好きです
ぽち!!
朱色とグリーンは
最高の組み合わせ(#^.^#)
違いがあるんですね~。
勉強になりました。
差別とか、見下すってのは、ちょっと嫌ですが。
岸和田は、少し怖いイメージがあります。
清原も、同じイメージが(汗)
凸
多宝塔の朱色と若葉の緑が見事ですね
美しいです
岸和田といって浮かぶのはだんじり、コシノ3姉妹とやはり清原でしょうか・・
応援ポチ!
北隣の和泉市にお世話になっていました。
泉州もいろいろあって、
北と南ではちょっと違います。
梅雨時の今は、雨露を受けて美しく輝いて
いる風景画目に浮びます。
こちらでは、成田山新勝寺がこの時期素晴らしいです。
うっとしい梅雨時も、いい事ありますね。