北摂の里山へ-兵庫県川西市：黒川

Kurokawa, Kawanishi City, Hyogo Pref.

さてさて、気がつけば季節はすっかり秋になりました。秋になれば秋らしい光景を見たくなるのは、誰もが同じだと思います。
ワタクシ、この日(9月20日)、秋らしい光景を求めて北摂の里山に向かうことにいたしました。
北摂というのは「旧摂津国の北部」のことで、現在の大阪府北部から兵庫県の南東部を指すんですよね。
大阪府だと高槻市、茨木市、豊中市、豊能町、能勢町など、兵庫県だと川西市、宝塚市、三田市などが北摂になります。
ワタクシ、いつものように朝早く家を出発して兵庫県川西市の黒川という地区に向かいました。
日本人は「○○百選」とか「日本百〇○」なんてのが好きですが、「日本の里百選」ってのもあるんですよ。
川西市の黒川地区は日本の里百選に選ばれておりまして、以前から一度行きたいと思ってたんですよねぇ。


川西市黒川は兵庫県と大阪府の県境に位置し、なだらかな斜面に棚田や集落が広がっています。


田んぼの稲はたわわに実っています。収穫はもうすぐですね。今年も美味しいお米が食べられそうですね。


ススキが風に揺れていました。吹く風がずいぶんと涼しくなりました。


この日はお彼岸。もちろん田んぼのあぜ道にはたくさんの彼岸花が咲いておりました。


どんなに夏が暑くて残暑が厳しくとも、必ずお彼岸の時期になると咲いてくれる彼岸花。
もしかしたら極楽にいるご先祖たちの魂を、この赤い花が地上に招いてくれているんじゃないでしょうか。
ワタクシはお彼岸の季節になると、ふとそんなことを思うのです。


もしお彼岸の日に彼岸花が無かったら、お彼岸はずいぶん寂しいものになってしまうでしょうね。


赤と緑の組み合わせってクリスマスの色ですが、日本には「彼岸花と実った稲」という
素敵な素敵な赤と緑の組み合わせがあるんですよね。いいなぁ、日本の秋。


大きなクヌギの木が何本もありました。夏にはカブトムシやクワガタがいたんだろうなぁ…

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


なだらかな山並みが広がる北摂一帯。そこには目を見張るような大自然はありません。
しかし、人と自然が共存する豊かな里山が各地に点在しています。
今回はそんな里山の秋の光景を、しっかり目に焼きつけたいです。


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