Murouji Temple, Uda City, Nara Pref.
さてさて、「室生寺」を訪れたワタクシは、本堂からさらに奥へと進んで行きました。
足下を見ると、苔むした岩の上に真っ赤な落葉が…
これはこれで実に絵になります。紅葉は散ってもなお美しい。そう感じます。
本堂から続く石段の下から見上げると、樹齢600年の50メートルはある杉の木に囲まれ、自然と調和した「五重塔」が見えます。
この五重塔が実に秀麗で、天女が舞い降りたようだとまで評されるそうです。
高さは16mですので、5階建てのビルほどの高さです。現存している五重塔の中では最も小さい塔なんです。
日本一高い東寺の五重塔が高さ55m、奈良の興福寺の五重塔は高さ51mですので、室生寺の五重塔の小ささがわかります。
奈良時代最末期~平安時代最初期にあたる800年頃に建立された室生寺で最古の建造物で、法隆寺五重塔に次いで歴史がある塔です。
もちろん国宝指定です。そして、ワタクシはその美しさに心惹かれます。
5月の連休の頃になると、五重塔に向かう石段の両側には3000株を超える石楠花の花が咲き、見事な美しさなんです。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/19a0cc3c3f409bc9484d5e9192279097
この五重塔ですが平成10年に台風でなぎ倒された巨木が小さな塔に倒れかかり、初層から五層までが損壊し、
倒壊寸前の無残な姿になったことがあるんです。約2年の修復工事を経て、現在の姿に戻ったんですよ。
五重塔をさらに奥に進んでいくと、急勾配の階段が見えてきます。この先には「奥の院」があるんですが、
奥の院までさらに約700段の階段を登ることになるんです。700段というのはさほど大したことはないと思うのですが、
石段の幅が狭い上に幅の広さがまちまちなので歩きにくいんです。
室生寺で最も神聖な場所とされる奥の院へと続く参詣は、杉木立に囲まれ、昼間でも光が届かない薄暗い道を歩くことになります。
急な斜面に建築物を建てる懸造(かけづくり)の「常燈堂(じょうとうどう)」が見えてきました。
室生寺に参拝しても、ここ奥の院までは登ってこない人が多いようです。
足腰が弱い人は仕方がないのですが、ちょっと頑張れば登れる人には是非とも訪れてほしい場所です。
深山幽谷とまでは言いませんが、水の神がいる祈雨の聖地として崇められてきた室生の地の幽玄さを感じられる気がするのです。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
奈良というと奈良市内の東大寺、興福寺や斑鳩にある法隆寺を訪れる人は多いことだと思います。
しかし、この室生寺や長谷寺、吉野の金峯山寺など奈良県の遠隔地には魅力あるお寺が数多くあるんです。
ぜひ、機会があれば皆さんにも訪れほしいと思うんですよ。
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さてさて、「室生寺」を訪れたワタクシは、本堂からさらに奥へと進んで行きました。
足下を見ると、苔むした岩の上に真っ赤な落葉が…
これはこれで実に絵になります。紅葉は散ってもなお美しい。そう感じます。
本堂から続く石段の下から見上げると、樹齢600年の50メートルはある杉の木に囲まれ、自然と調和した「五重塔」が見えます。
この五重塔が実に秀麗で、天女が舞い降りたようだとまで評されるそうです。
高さは16mですので、5階建てのビルほどの高さです。現存している五重塔の中では最も小さい塔なんです。
日本一高い東寺の五重塔が高さ55m、奈良の興福寺の五重塔は高さ51mですので、室生寺の五重塔の小ささがわかります。
奈良時代最末期~平安時代最初期にあたる800年頃に建立された室生寺で最古の建造物で、法隆寺五重塔に次いで歴史がある塔です。
もちろん国宝指定です。そして、ワタクシはその美しさに心惹かれます。
5月の連休の頃になると、五重塔に向かう石段の両側には3000株を超える石楠花の花が咲き、見事な美しさなんです。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/19a0cc3c3f409bc9484d5e9192279097
この五重塔ですが平成10年に台風でなぎ倒された巨木が小さな塔に倒れかかり、初層から五層までが損壊し、
倒壊寸前の無残な姿になったことがあるんです。約2年の修復工事を経て、現在の姿に戻ったんですよ。
五重塔をさらに奥に進んでいくと、急勾配の階段が見えてきます。この先には「奥の院」があるんですが、
奥の院までさらに約700段の階段を登ることになるんです。700段というのはさほど大したことはないと思うのですが、
石段の幅が狭い上に幅の広さがまちまちなので歩きにくいんです。
室生寺で最も神聖な場所とされる奥の院へと続く参詣は、杉木立に囲まれ、昼間でも光が届かない薄暗い道を歩くことになります。
急な斜面に建築物を建てる懸造(かけづくり)の「常燈堂(じょうとうどう)」が見えてきました。
室生寺に参拝しても、ここ奥の院までは登ってこない人が多いようです。
足腰が弱い人は仕方がないのですが、ちょっと頑張れば登れる人には是非とも訪れてほしい場所です。
深山幽谷とまでは言いませんが、水の神がいる祈雨の聖地として崇められてきた室生の地の幽玄さを感じられる気がするのです。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
奈良というと奈良市内の東大寺、興福寺や斑鳩にある法隆寺を訪れる人は多いことだと思います。
しかし、この室生寺や長谷寺、吉野の金峯山寺など奈良県の遠隔地には魅力あるお寺が数多くあるんです。
ぜひ、機会があれば皆さんにも訪れほしいと思うんですよ。
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