中学校部活や災害時の避難所として使用される体育館について調査しました。
中学校の体育館は夏休みも部活で使用される事を考えて、今回は小学校の体育館を調査しました。
市内10小学校の内、南部、中部、北部の3校を測定しました。
8月13日午前11時から午後1時まで調査しました。
測定個所は、1階床面から1m40㎝程度の高さと、上部の通路部分の2か所を行いました。
最初に体育館を閉鎖した状態で測定し、次に1階と上部通路の窓を開いた状態で測定しました。
A校は、1階に学校が設置している温度計が有りました。1階閉鎖温度は37度、全てのドアや窓を開いたら36度に下がりました。
上部の閉鎖温度は41・1度、開いた状態は36・1度でした。
B校は、1階閉鎖温度は40度、開放後は39度。上部の通路部分の閉鎖温度は、45・9度で開放状態では41・3度に下がりました。
C校は、体育館に熱中症計が置いてあり、危険な赤色を指していました。
1階閉鎖温度は37度、開放温度は35度、上部通路部分は閉鎖温度は35・5度、解放状態で36・4度。(上部通路の閉鎖温度は測定ミスと思われます)
3校の状況から、上部通路の温度は締め切った状態と窓やドアを開いた状態で5度程度変化しますが、1階部分は上部通路部分の窓を開いても、A校で1度、B校で1度、C校で2度しか下がりませんでした。
多くの生徒や市民が利用する体育館の温度は、外で風が吹いていた今日でも変化は少なく、開いたドアの近くだけが、涼しい風を感じる程度でした。
測定前の考えでは、1階部分も上部通路部分と同じように温度が変化すると思っていましたが、1階部分は大人の背丈部分は、温度変化が少ないことが判明しました。
今回の調査では、知人のお子さんや学校の先生方のご協力ありがとうございました。