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韓国の裏切りには最強の「しっぺ返し戦略」で応じるほかない

2019-09-29 17:32:38 | 日記

韓国の裏切りには最強の「しっぺ返し戦略」で応じるほかない

『田中秀臣』    2019/03/12

田中秀臣(上武大学ビジネス情報学部教授)
 
元朝鮮女子勤労挺身(ていしん)隊員らによる訴訟で、韓国大法院(最高裁)が三菱重工業に賠償を命じた確定判決を出したことを受け、原告側が同社の韓国内で保有する商標や特許権の差し押さえをソウル中央地裁に請求した。仮に、地裁が差し押さえを認めれば、新日鉄住金に続いて2社目になる。
 
また、報道によれば、原告側弁護団は、欧州でも同社の資産を差し押さえる検討に入ったとされる。昨年、徴用工問題でも同じく賠償判決が出ていて、資産差し押さえ請求の動きが続いている。
 
1965年の日韓請求権協定に反する韓国側の動きに対して、日本政府は当然協定を順守するように韓国側に外交ルートで要請しているが、全く反応がない。
 
韓国びいきの論者には、日本を刺激しているのではなく、単に文在寅(ムン・ジェイン)政権が北朝鮮や中国に傾斜しているからだ、というおかしな理屈を持ち出す人もいる。いずれにせよ、日本と韓国の協調は崩れたままだ。
 
経済学には「ゲーム理論」という手法がある。ゲームといっても、将棋やチェスのような遊戯だけではない。
 
現実の国家間の争いから私人間の戦略的な動きまで、幅広く分析する学問だ。この理論を応用することで、ノーベル経済学賞を受賞した学者も多い。
 
米国の政治学者、ロバート・アクセルロッドの『つきあい方の科学』(1984)は、このゲーム理論の中で興味深い分析を提示した。さまざまな戦略の中で最強の戦略が、いわゆる「しっぺ返し戦略」だというのである。
 
では、最強と言われる「しっぺ返し(Tit for Tat)戦略」とは、どのようなものだろうか。
 
初め、二人のゲームのプレーヤーが協調しているとする。
 
2回目からどんな手番を採用するかは、「協調」でも「裏切り」でも、相手と同じ出方を採ることが、最も両者にとって望ましいという戦略の在り方である。
 
例えば、日韓請求権協定の下で、日本と韓国は一応「協調」してきた。
 
しかし、文政権が成立すると、韓国は「裏切り」を選んでしまった。それに対して、日本もまた「裏切り」を選ぶことは、長期的な利害を重視するならば最適な戦略となるのである。
 
政治的にはかなり「タカ派」のように思えるかもしれないが、現実の日韓関係を考察すると、この「しっぺ返し戦略」はかなり有効に機能するのではないだろうか。
 
慰安婦問題で合意を見たはずの「最終的かつ不可逆的な解決」も、韓国側が完全に「裏切り」行為をしたことは言を俟たない。
2019年2月、三菱重工本社を訪問した元徴用工訴訟の原告側代理人弁護士(右)ら(宮崎瑞穂撮影)
 
2019年2月、三菱重工本社を訪問した元徴用工訴訟の原告側代理人弁護士(右)ら(宮崎瑞穂撮影)
 
おそらく、韓国政府は「歴史問題」を、国内政治の人気取りや、北朝鮮や中国との関係構築のカードとして、今後も使い続ける可能性が大きい。
 
ならば、そのような「裏切り者」に対して、この「しっぺ返し戦略」を日本が採用する価値は一層高くなったはずだ。
 
実際、日本国内でも「しっぺ返し戦略」採用に向けての動きが出始めている。
 
まだ、報道レベルだが、上記の差し押さえ請求を契機にして、韓国の多数の輸入品に対する関税引き上げを実施する対抗措置を、日本政府が検討しているという。
 
さらに、一部の政治家や識者からは、韓国国民のビザ(査証)発給制限や韓国内における日本資産の引き上げなども指摘されている。
 
いずれも日本側に経済的損失が出る可能性があるが、それでも長期的に日韓関係が安定化するなら帳尻は十分に合う。
 
短期的にはタカ派の行動に見えても、長期の平和を望むための有効な方法なのである。
 
今こそ「しっぺ返し戦略」を採用する好機だと、筆者は思っている。国際的にも韓国政府の不公平な対日姿勢を積極的にアピールする必要がある。
 
日本を「歴史」の奴隷のように処する姿勢と、北朝鮮という独裁国家の「エージェント」と化した文政権のやり方を、併せて世界に告知する必要があるだろう。そのためには一定の予算化が必要だ。
 
もちろん、これは政治や経済的関係だけではない。安全保障面でも採用できる方法だ。
 
レーダー照射問題以降、防衛を巡る日韓関係も「しっぺ返し戦略」の観点から再考すべきである。今の岩屋毅防衛相や自衛隊の幹部には、なぜか韓国との防衛交流を急ぐ姿勢が強い。
 
 
コメント 岩屋毅防衛相更迭された。
 
だが、そのような韓国の「裏切り」に対する「協調」は、最も愚かしい戦略と言わざるを得ない。過去の韓国政府の出方を分析する限り、この戦略の甘さが、韓国軍も同様に「裏切り」を続ける土壌を生み出す背景にあるのではないか、と不安である。
 
「裏切り」の兆候は既に明らかであろう。7閣僚が交代した3月8日の文政権の内閣改造でよく分かる。
 
この改造では、対北朝鮮政策で慎重な姿勢をみせていたと評価される趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相を事実上更迭し、代わりに北朝鮮への制裁解除を強く志向する金錬鉄(キム・ヨンチョル)氏を登用した。
 
他の閣僚は、外交関係も安保関係も留任であり、いわば「北朝鮮傾斜」「日本軽視」の方針を引き続き採ることを内外に示したといえる。
2018年5月、第6回日中韓ビジネス・サミットに臨む(左から)韓国の文在寅大統領、安倍晋三首相(斎藤良雄撮影)
 
2018年5月、第6回日中韓ビジネス・サミットに臨む(左から)韓国の文在寅大統領、安倍晋三首相(斎藤良雄撮影)
 
ベトナムの首都、ハノイで行われた米朝首脳会談に関して、文政権は「北のエージェント」外交を展開したが、会談決裂とともに失敗に終わった。
 
もちろん、外交や安保関係の閣僚続投が、これらの政策の失敗を国内外に印象づけるのを避けるためという見方もできるだろう。いずれにせよ、日本に対する「裏切り」姿勢に今後も変化はないだろう。
 
それを助長しているのは、相手が「裏切り」行為をしても、愚者のように「協調」路線を堅持する、日本側の非合理的な姿勢にある。
 
日本政府は、経済面での制裁、そして防衛協力の見直しをワンセットで韓国に提示し、「しっぺ返し」戦略への転換を急ぐべきである。

韓国国内の“反日ムード”は真実か、現地旅行女性たちが告白

2019-09-29 17:20:27 | 日記

韓国国内の“反日ムード”は真実か、現地旅行女性たちが告白

WEB女性自身 / 2019年9月29日 11時0分                

写真                                                                        

《韓国国内で高まる“反日の機運”、『NO JAPAN』『NO ABE』の張り紙――》

韓国の元徴用工らに対する日本企業の損害賠償問題を契機に、こじれ続ける日韓の両国。

韓国は9月17日、輸出管理の優遇措置を適用する「ホワイト国」から日本を除外する計画を承認。

日本はすでに8月時点で韓国を「ホワイト国」から除外しており、両国間の問題は“泥沼化”しつつあるが――。

韓国現地では、本当に“反日ムード”が蔓延しているのか。8月に友人とソウルを観光したという37歳の主婦に話を聞いた。

明洞で入ったレストランで、はじめ私たちは小声で日本語で話していました。ですが、日本人客だとわかると、店員が日本語でメニューの説明をしてくれたので、逆にびっくり。

タクシーの運転手も、笑顔で対応してくれる人が多かったように思います

しかし、8月23日、日本人の女性旅行者が、ソウル市内で韓国人男性からの暴行・暴言の被害にあったという事件も。韓国在住の日本人ライターは、現地の報道についてこう語る。

「その事実は、韓国でもしっかりと報じられました。日韓関係以前の問題として、被害者女性に対しては『同じ韓国人として恥ずかしい。申し訳ない』と、韓国人たちも加害者に憤りをあらわにしていたようです」

また、現在の日韓関係が顕在化してからの、現地の様子についてこう続ける。

「たしかに、街中では、『NO JAPAN』『NO ABE』と書かれたポスターや垂れ幕を見かけますが、コンビニやスーパーにはずっと日本産ビールが並んでいます。

ただ、ソウル市内に大きく店舗を構えるユニクロや無印良品は、閑古鳥が鳴いていた時期も。

“日本製品を買うのか!”と過激な韓国人に言われることを恐れ、入店をためらっていたようですが、この1カ月くらいは再び韓国人が立ち寄るようになった印象です」

政治的問題を超え、お互いの国に魅力を感じている人は、どちらの国にも存在している。


韓国LGディスプレー、高純度フッ化水素の「国産化成功」報道に疑問の声

2019-09-29 16:58:51 | 日記

                                      

韓国LGディスプレー、高純度フッ化水素の「国産化成功」報道に疑問の声

韓国の大手パネルメーカーのLGディスプレーが、高純度フッ化水素の国産代替に成功したことを、現地の「毎日経済新聞」が報じたが、日本では懐疑的な見方が広がっている。 

 「フッ化水素は、半導体の回路形成やディスプレーの洗浄工程などに使用されており、半導体に用いられる高純度のものは日本メーカーがシェアの8割を握っている。

韓国はこれまで日本や中国からの輸入に頼ってきましたが、今年7月に日本が輸出管理を強化し、いわゆる“ホワイト国”から外したことから、国産代替を急ピッチで進めてきました。

今回の報道が事実であれば想像以上に早く生産を可能にした印象ですが、LGディスプレーの広報担当が韓国紙の取材に応じていないとのことで、事実関係はまだよく分かっていないようです」(社会部記者)

そうしたことから、日本でのネット上は

《おめでとうございます。あとは大量生産して安定供給できるように頑張ってください》

《ついに念願の国産高純度フッ化水素ができたのに、取材に応じないLGディスプレーは本当に奥ゆかしいですね》

など皮肉たっぷりのコメントが噴出しており、こうした声は図らずも韓国内の事情を言い当てているとの見方もある。

もし国産化に成功したとしても実用化できなければ意味がない。

高純度フッ化水素の場合、その純度と生産コストが重要で、韓国がホワイト国から除外されたにも関わらず中国産一本に絞らないのは、中国産は不純物が多く、再処理にコストが掛かるからなんです」(韓国事情に詳しいライター)

加えて韓国では、フッ化水素を巡り過去に苦い経験を持つ。

「2012年に化学工場でのフッ化水素酸漏出により作業員ら5人が死亡し、住民ら4000人あまりが健康被害を受けたという大規模な事故が起きています。

付け焼き刃で高純度のフッ化水素の国産代替品を生産しようとすれば、こうした悪夢が再び起きる恐れもあることから、実用するにしても相当慎重にならなければならないということです」(経済ジャーナリスト)

 8月29日には日本の高純度フッ化水素の輸出が一部許可されたが、韓国政府は「厳格化措置の撤回を引き続き日本側に求めていく」としており、意地の張り合いは続きそうだ。

(小林洋三)