韓国の裏切りには最強の「しっぺ返し戦略」で応じるほかない
『田中秀臣』 2019/03/12
『田中秀臣』 2019/03/12
WEB女性自身 / 2019年9月29日 11時0分
《韓国国内で高まる“反日の機運”、『NO JAPAN』『NO ABE』の張り紙――》
韓国の元徴用工らに対する日本企業の損害賠償問題を契機に、こじれ続ける日韓の両国。
韓国は9月17日、輸出管理の優遇措置を適用する「ホワイト国」から日本を除外する計画を承認。
日本はすでに8月時点で韓国を「ホワイト国」から除外しており、両国間の問題は“泥沼化”しつつあるが――。
韓国現地では、本当に“反日ムード”が蔓延しているのか。8月に友人とソウルを観光したという37歳の主婦に話を聞いた。
「明洞で入ったレストランで、はじめ私たちは小声で日本語で話していました。ですが、日本人客だとわかると、店員が日本語でメニューの説明をしてくれたので、逆にびっくり。
タクシーの運転手も、笑顔で対応してくれる人が多かったように思います」
しかし、8月23日、日本人の女性旅行者が、ソウル市内で韓国人男性からの暴行・暴言の被害にあったという事件も。韓国在住の日本人ライターは、現地の報道についてこう語る。
「その事実は、韓国でもしっかりと報じられました。日韓関係以前の問題として、被害者女性に対しては『同じ韓国人として恥ずかしい。申し訳ない』と、韓国人たちも加害者に憤りをあらわにしていたようです」
また、現在の日韓関係が顕在化してからの、現地の様子についてこう続ける。
「たしかに、街中では、『NO JAPAN』『NO ABE』と書かれたポスターや垂れ幕を見かけますが、コンビニやスーパーにはずっと日本産ビールが並んでいます。
ただ、ソウル市内に大きく店舗を構えるユニクロや無印良品は、閑古鳥が鳴いていた時期も。
“日本製品を買うのか!”と過激な韓国人に言われることを恐れ、入店をためらっていたようですが、この1カ月くらいは再び韓国人が立ち寄るようになった印象です」
政治的問題を超え、お互いの国に魅力を感じている人は、どちらの国にも存在している。
2019年9月5日 10:00
韓国の大手パネルメーカーのLGディスプレーが、高純度フッ化水素の国産代替に成功したことを、現地の「毎日経済新聞」が報じたが、日本では懐疑的な見方が広がっている。
「フッ化水素は、半導体の回路形成やディスプレーの洗浄工程などに使用されており、半導体に用いられる高純度のものは日本メーカーがシェアの8割を握っている。
韓国はこれまで日本や中国からの輸入に頼ってきましたが、今年7月に日本が輸出管理を強化し、いわゆる“ホワイト国”から外したことから、国産代替を急ピッチで進めてきました。
今回の報道が事実であれば想像以上に早く生産を可能にした印象ですが、LGディスプレーの広報担当が韓国紙の取材に応じていないとのことで、事実関係はまだよく分かっていないようです」(社会部記者)
そうしたことから、日本でのネット上は
《おめでとうございます。あとは大量生産して安定供給できるように頑張ってください》
《ついに念願の国産高純度フッ化水素ができたのに、取材に応じないLGディスプレーは本当に奥ゆかしいですね》
など皮肉たっぷりのコメントが噴出しており、こうした声は図らずも韓国内の事情を言い当てているとの見方もある。
「もし国産化に成功したとしても実用化できなければ意味がない。
高純度フッ化水素の場合、その純度と生産コストが重要で、韓国がホワイト国から除外されたにも関わらず中国産一本に絞らないのは、中国産は不純物が多く、再処理にコストが掛かるからなんです」(韓国事情に詳しいライター)
加えて韓国では、フッ化水素を巡り過去に苦い経験を持つ。
「2012年に化学工場でのフッ化水素酸漏出により作業員ら5人が死亡し、住民ら4000人あまりが健康被害を受けたという大規模な事故が起きています。
付け焼き刃で高純度のフッ化水素の国産代替品を生産しようとすれば、こうした悪夢が再び起きる恐れもあることから、実用するにしても相当慎重にならなければならないということです」(経済ジャーナリスト)
8月29日には日本の高純度フッ化水素の輸出が一部許可されたが、韓国政府は「厳格化措置の撤回を引き続き日本側に求めていく」としており、意地の張り合いは続きそうだ。
(小林洋三)