ようこそ☆hasenet343☆へ “体験型研修のおすすめ” キャリア40年の教育訓練スペシャリストネットワークです。

永年培った教育訓練ノウハウと社会経験豊かなスペシャリストが企業や地域社会の活性化、能力開発をお手伝いします。

プロとは一日3ゲームの実践

2009年08月23日 | Weblog
写真は楽天の野村監督の最新刊「弱者の兵法」。特に印象に残った点は次ぎのとおり。

・弱者が強者になる秘訣は全知全能を傾けて目標達成に努力せよ。例えば、プロの捕手は。試合前、相手チームの打者を想定し、ピッチャーの投げる球種、コースを想定する訓練を行い、実際に試合でそれらを試し、実施後にスコアブックで反省、分析をすること。つまり、1日3ゲームの全知全能を傾ける努力が必要であること。

・リーダーの役割は色々あるが、大切なものの一つは「度量」、自分の価値観や好き嫌いで選手を配置、采配するのでなく選手の潜在能力(可能性)を絶えず試して起用する姿勢。

・教えないコーチこそ名コーチ、つまり、相手の潜在能力とやる気を引き出すこと。これは、選手に目標を明確にさせて、自ら取り組む姿勢を育むこと。
一貫しているのは、指導者の人間教育が真の強い組織人を作る礎になるというもの。

複数のプロ野球および社会人野球を通じて、永年にわたり培った自ら血の滲むような努力に基づく考え方だけに、簡単には習得できませんが、分かりやすく説得力抜群でした。