はたかおりと羽太雄平、なな、むっくのおうち 2

ここは栃木県日光市。時代小説を書いている夫の手作りログハウスに住み、かわいい2頭のヤギと田舎暮らしを満喫中!

むっくんからの手紙

2009年06月13日 | ヤギ
みなさん、コメントありがとうございます。
当分は、一方的な更新でごめんなさい。


ときどき発作のように泣けてきます。

むっくのぬくもりが感じられるものがほしくて、放牧場のうんちをさがしてみたりしました。
でも雨でほとんど白くなっています。

そこでふと思い出したのが、病院に持って行ってあった、むっくの防寒ジャケットでした。
朝、低体温になっていたらこれを着せてあげてくださいとお願いしてありました。
一応洗ってはあったのですが、むっくのおしっこの匂いが微妙に残っていました。
そうだ、あのジャケットを抱きしめて泣こう。
むっくんみたいにフレーメンしよう。

そう思ったのですが、フリースジャケットも大きいジャケットも、出してみたら、匂いがなくなっていました・・・。
何度かいでみても、匂いなし。

そうか・・・。
きっと、看護婦さんが洗ってくれたんですね・・・。

そんなことしちゃダメだよ、おかーさん。

むっくがそう言ってるのかも・・・。

でも、ななにはわかるらしく、ベルトやマジックテープの匂いを必死にかいで、齧ろうとしていました。やめさせようと上のほうにあげたら立ち上がる勢いでした。
やっぱりむっくの匂いがするんだろうなあ・・・。


そのあとまたひとしきりヤギ小屋で泣いて、ななちゃんの鉱塩の入れ物が汚かったので、泣きながら洗いに行きました。
そしたら洗い場の上のケヤキの木から、オトシブミが入れ物の中にぽとっと落ちてきたんです。
虫が卵を産みつけて、葉っぱをくるくると巻き、落とすのです。

むっくんからの手紙だ。

と思いました。
そっと開けてみました。
小さい卵が先端に産みつけてありましたが、落ちてしまいました。

わたしには何が書いてあるかわからなかったので、ななちゃんに持って行きました。
「ななちゃん、むっくんからのお手紙。読んで。むっくん、なんだって?」
・・・・・・・・・。
「なんて書いてあった?」
「わかんない。でも美味しかった」


むっくはきっとこう言いたかったのだと思います。


おかーさん、お願いだからフレーメンなんてやめてよ・・・。
僕、これから天国に行くのに、恥ずかしいよ・・・。


そうだね、むっくん。
わかったよ、むっくん。
コメント (2)
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