EUに関係して加盟国の、財政問題・除名離脱問題・域内対立・おしよせる難民テロ対策が新しく加わりました。
今年になってからのプチデモン(プッチダモン)の流れは以下の通りです。
1 2018/01/05 スペインが逮捕を取り下げ
2 2018/01/21 スペイン政府がデンマークへ逮捕請求か
3 2018/01/22 3ヶ月の法規定ゆえデンマークを出たあとベルギー再入国か
4 2018/01/22 デンマークのコペンハーゲン着
5 2018/01/22 欧州逮捕状を請求したが、EU予審判事に却下された
6 2018/03/01 プチデモン、カタルーニャ州首相への復帰を断念
プチデモン(プッチダモン)は
スペインカタルーニャ州の元首相で、かってに住民投票をして独立派の票が多いからといって独立宣言をしたのですが・・・・・
スペイン憲法では
カタルーニャの独立宣言などは無効なようで、どんないきさつがあるのか分りませんが、カタルーニャ州議会はそれらを無視して独立を宣言したようです。
中国共産党も「中国に関する醜聞 295 カタルーニャと台湾(2017年11月18日)」で述べたように、かってな独立運動は失敗するとしており、暗に台湾がすでに中国に一部だという前提でかってに叫んでおります。
しかし中国は、ロシアのクリミア半島併合についての国連安保理決議では
「棄権(賛成とも反対とも言えない立場)」しており、当事者のロシアが当然のことながら拒否権を行使し、決議は否決されています。
つまり中国が、もしも
①「ロシアを非難する安保理決議」に賛成していたら
ロシアを利用してアメリカと対抗しているつもりの中国としては、アメリカに賛成することとなり立場が弱くなります。また、元々クリミア半島がロシアの領有でなく独立国ウクライナの領土であることを認めることになり、台湾が元々中国の領土であることを否定することにつながりかねず、近い将来おこなわれるはずの台湾武力併合の都合上、大変まずい。
②「ロシアを非難する安保理決議」に反対していたら
拒否権を行使したロシアと中国との関係は悪くなりませんが、他国の領土を一部武力併合することを認めることは「体裁上」まずいし、国連には加盟していないけれども独立国である台湾を中国が武力併合することを躊躇させることにもなります。実際にはウクライナは国連に加盟しており台湾は国連に加盟しておらず、意味が異なるのですが・・・・・・。
よって賛成・反対のどちらをも選べず、棄権したのですね。
なおささやかな私の考えですが
「台湾がもともと中国の領土だった」というのはあり得ない間違いであり、いつも叫んでいる単なるでっちあげで、「それを前提として既成事実化しようとする」中国の戦略には注意しなければなりません。
こんなことをいう中国共産党は、もう今年2018年中に崩壊するしかありませんね。
もしも冬季北京オリンピックが開催されたとしたら、ロシアのソチ五輪と同じで、2022年の冬季北京五輪直後に「台湾を武力併合」しそうです。尤もそれまで中国が、それまでもちこたえたと仮定しての話ですが・・・・・。
ウクライナ憲法第73条では
領土の変更に関しては国民投票のみで決まるとしているようで、一部の住民投票だけで決まるものではなく、いくらもともとソ連の領土だったとはいえ、違法な併合だったようです。
よって多くの国が、違法な武力併合をしたロシアを制裁しているのです。
薬物使用を国家ぐるみで隠ぺいしていたとして、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の資格を停止していましたが、IOCは処分を継続(2018/2/25)するとしており、2年後の2020年東京オリンピックでも継続されるような勢いです。
しかしウクライナ領クリミア半島侵略に関しては、今のままだと制裁は20年は続きそうに思われます。20年後にも、ロシア連邦・中華人民共和国・北朝鮮という国が存在するのかどうか、あやしいですね。
しかし近代五輪のアジア開催を見渡せば・・・・・・
1988年夏季韓国ソウル・・・・・・北朝鮮の妨害・不可解判定・鳩焼き・薬物問題など
2008年夏季中国北京・・・・・・聖火リレー・取材制限・チベット動乱の中国弾圧など
2014年冬季ロシアソチ・・・・・・直後にロシアがクリミア半島を武力併合など
2018年冬季韓国平昌五輪・・・・・・北朝鮮がかき混ぜ、平壌五輪と揶揄された
と、いずれも軒並み史上空前の不祥事に見舞われたのはなぜだったのでしょうね。この線で行くと2022年冬季中国北京が思いやられます。
さてさて、皆様はどう思われますか。