ロシアからの妙な報道が多いのは事実ですので、ここでは「黒いうわさ」を集めてみました。
国家ぐるみの隠ぺい工作で制裁されているロシアですが
- IOC(国際オリンピック委員) ROC(ロシア・オリンピック委員会)
- IPC(国際パラリンピック委員会) RPC(ロシア・パラリンピック委員会)
- WADA(世界アンチ・ドーピング機関)RUSADA(ロシア反ドーピング機関)
IOC/IPCはWADAの決定を参考にして結論を下すようです。
ロシアに関する決定ですが、私は次のように理解しております。
IOCは、平昌オリンピック後にROCの資格停止処分を解除した
2018年冬季平昌大会ではロシア選手がOAR(Olympic Athlete from Russia)として個人参加しておりましたが、2年後の2020年夏季東京大会ではロシア国として参加可能になりました。
IPCは、平昌パラリンピック後もROCの資格を停止したまま
2018年冬季平昌大会ではロシア選手がNPA(Neutral Paralympic Athletes)として個人参加しており、引き続き2020年夏季東京大会でも個人参加のみ可能に。
NPAでは「Russia」の「R」さえ見られず、ロシアがパラリンピックに対してより悪質だったことをうかがわせます。
ロシア五輪委の資格停止解除 ドーピング問題:日本経済新聞 2018/2/28
オリンピックでは、個人参加のロシア人2人からドーピング陽性反応者があったけれども、組織的ではなかったとして、「追加」の違反者が出なければ、自動的にROCの資格停止を解除するとしていて、その通りになったようです。
IOCがロシアの処分解除を発表 ドーピング問題:朝日新聞 2018年3月1日
しかしWADAは、「ロシアが国家ぐるみのドーピングを認めていないとして、世界反ドーピング機関(WADA)はロシア反ドーピング機関(RUSADA)を資格停止にしたまま」のようです。
国際パラリンピック委員会・国際陸連は、ロシア国としての参加を認めておらず、IOCの決定を批判しているようです。
「ロシア」に関する今(2018/03/13)のところの結論
2018冬季平昌オリンピック
個人参加した2人がドーピング検査で陽性反応を示しました。
アイスホッケーでロシアからの選手(OAR)が優勝し、表彰式で一部選手がロシア国歌を歌ったことは、問題にしませんでした。
2017年12月にロシア国としての参加を禁止しましたが、閉会式の前に理事会を開き、閉会式もロシア国としての参加を禁止しました。
今のところ2020年夏季東京大会にはロシア国として参加する見込み。
2018冬季平昌パラリンピック
今、継続中であり、いまのところドーピング違反の報道はありません。
開会式も閉会式も、ロシア国としての参加は禁じられています。
2020年夏季東京大会でも、個人参加に限られるようです。ただし平昌パラリンピックが今開催中であり、この結果によって変わる可能性もあります。
さてさて、皆様はどう思われますか。