2017/12/05 ごろアメリカの大統領トランプが、またまたやりました。
イスラエルの大使館を、テルアビブからパレスチナへ移す準備を命令したとのことです。
日本人の多くは、たいしたことがないと思っているようですが、ややこしい宗教的な場所ですから、大混乱がおきていて、アメリカに対して大規模なデモや闘争に発展する恐れがあります。
そもそもアメリカ議会が可決していたけれども
歴代の大統領が諸般の事由で6ヶ月ごとの署名をして『大使館の移転』を延期していたのが、どうも引っかかります。
今回トランプが、その署名をせずに(延期を取りやめ)、大使館の移転を実施しようとしているからです。
このため
中東のみならず、世界各地で反米闘争が始まりつつあるということです。それまでに米大統領トランプの娘イバンカの夫がユダヤ教徒であり、イバンカもユダヤ教に改宗(2009年7月)しており、トランプ自身もユダヤ教徒の帽子をかぶっていました。
米トランプ政権 エルサレムをイスラエルの首都と認定へ:NHK 2017/12月6日 11時02分
宗教の自由だというのでしょうが、これが原因で世界中を混乱に陥れているならば、「宗教」というものはやっかいなものだと再認識しました。
菅官房長官は「日本の大使館移転は考えていない」としています。
エルサレム首都承認で緊迫=パレスチナ各地でデモ、100人超負傷:時事2017/12/08-05:38
反米闘争がより深刻になる可能性が大です。
銃社会の大混乱のアメリカとしては、北朝鮮の挑発や中東での大混乱など、何とも思ってないのでしょうか。
一刻も早くトランプを弾劾しなければならないようです。
米エルサレム首都認定:産経新聞2017.12.7 10:14
こちらでも、EUやドイツやイギリスが懸念を表明しているようです。
米のエルサレム首都承認で各地抗議デモ、衝突で負傷者も:CNN 2017.12.08
こちらでは、イスラム教徒たちのデモを伝えながら、同時に当地のキリスト教徒の「2国家解決という和平プロセスにとどめが刺された」という失望感も伝えています。
デモだけではなく、こういった反対側の意見報道も大切でしょう。
米のエルサレム首都認定、パレスチナ各地でデモ 散発的衝突も:afp 2017年12月8日
すでにイスラエルとパレスチナ自治区での争いが起きていると報道しています。
今後どうなるか、まったく見当がつきませんが、私なりの予測をしてみますと
- 反米闘争が、より活発になり、中東各地で衝突が激化する。
- 米国内がさらに大混乱に陥る心配があります。
- トランプが弾劾され、新しく大統領選挙が実施され、アメリカの中東政策は元に戻る。
さてさて、皆様はどう思われますか。