13日は和尚様が家に来る日と決まっている。
今年は日曜日だったので仕事を休まなくて良かったのが残念。笑。
父が逝って、24年?25年?
思えば遠くへきたもんだ。
思えば俺も年をくった。
気がつきゃ、親父と同じような年齢に。
今の俺を見たら…やっぱり叱られるんだろうなあ。
冷房をかけ忘れた六畳間で
和尚様は歌うように経をを唱えている。
母親は和尚様に出す飲み物を慌てて用意している。
俺は鴨居に飾ってある親父の写真を見るともなしに見上げてる。
蝉がミンミンとうるさく鳴いてる。
漂う線香の匂いに夏が染みている。
盆だあ。