Broken Flowers …戯れ言・繰り言・かあるくかるく…

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2024-05-16(木)…第13首「つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞ積りて淵となりぬる」陽成院

2024年05月16日 | 小倉百人一首
つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞ積りて淵となりぬる(後撰集 恋 776)
    陽成院(868~949 第57代天皇 清和天皇の皇子)



京都2日目。
折角、京都に来たんで
百人一首を巡る旅、再開!

前回の京都はいつだったんだろうと
日記のタグをさぐってみると、2019年10月19日の日記だった。
ほぼ、5年経ってる。
5年ぶりの再開!
5年かければ、人は顔立ちも変わる…って言うから
俺もたいそう変わってるんだろう。
あ、5年前は坊主頭で、今は、落武者ロン毛。笑
ほんと、時の経つのは早いものだ。

百人一首の旅、今回は、第13首。
「つくばねの峰より落つるみなの川恋ぞ積りて淵となりぬる」

陽成天皇は、随分と幼い頃に即位されたが
問題行動が多く、若い頃に退位され(させられ?)
その後、院として60年以上生きながらえた方だったらしい。

縁ある地がどこかにあるのかと思い
ググってみたけれど、まるでヒットしなかった。
ありゃまあ…。
それでも陵があるようだったので
京都駅前から陵まで歩きで行ってみることにした。



昨日の京都御所より、遠いじゃん。笑。



さあ。歩こ。
京都駅前からテクテク。

途中で、こんなん見っけ。
「七条仏所趾」
この辺りに、仏師がいっぱし住んでいたらしい。







その昔、方広寺に京都大仏があった名残で、「大仏前」交番という名称らしい。
交番ができた頃には、大仏がなくなってから数世紀は経っていると思われるが
なぜ、大仏前と名付けられたのか…地名に残っているのかな。
ちなみに、三十三間堂前にある交番なわけで…。
つか、大仏があったのはいつまでなんだ…。



で、調べてみてビックリ。
昭和48年に火災で焼失するまで、大仏はあったんだって。
だから、大仏前交番って言うの?

都市史19 大仏殿

で、折角、なんで、交番前の三十三間堂に寄ってみた。
堂内の仏様群。
変わらぬ、圧巻。
圧倒的迫力。
根こそぎ、救ってくれそうな感じ…。





で、ついでに、
京都国立博物館に立ち寄り、雪舟の特別展を拝見。
正直、良さがわからんかった。(浅はかなド素人ですんで)









特別展をやっている建物の入り口に方広寺の礎石が埋まっているらしい。

昼飯は、京都国立博物館の入り口に併設されているレストランでナポリタンとビール。






で、ここで端と気がつく。
いかん。
あちこち寄り道していると、時間ばかりが過ぎてっちゃう。
脇目もふらず、陵まで行かねばっ。

てなわけで
いろいろなお寺さんの誘惑にも負けず、ひたすら歩く。

途中
京都大学の医学部の供養塔を見かけ、厳粛な気持ちになった。
塔婆からすると、検体をしてくださった方々が、ここに弔われているんだろう。
心の中で手を合わせた。






陽成院稜は、真如堂の入り口のすぐ近く。









しばし、周りを眺め、陵に頭を垂れて、来た道を戻る。

折角なんで
帰り道に、真如堂だとかに立ち寄る













境内は、ほぼ誰もおらず、静かなものだった。

ついで金戒光明寺
こちらも、境内に、ヒトは、ほぼ誰もおらず、ただ暑さが身に染みた。










さ、来た道を帰ろう。

途中みかけた二宮金次郎の像。
薪を担いでない…。
ただひたすら読書をしているとしか思えない。
いまふう、ってヤツなんだろうな。



平安神宮前を通り過ぎて







通りかかった、お蕎麦屋さんで昼食。





人気のお蕎麦屋さんらしく、閉店間際なのにヒトが並んでた。
最後尾にすべりこみ、おいしくいただきました。

さあ、京都駅までサクサクあるくぞ。









歩いて目に入ってくる、町並みが楽しい。

京都駅前地下で、ビール&焼き鳥



ホテルに帰ってコンビニ飯。(^_^;



さ。ネルベ。