第1回 私たちの生活環境と再生可能エネルギーとの関わり(低炭素社会への貢献)
です。
経営士・環境経営士の林 久雄 先生に「再生可能エネルギー(Renewable Energy:RE)の概要について、5月より10回程度に分けて解説していただきます。
この記事は日本経営士会の環境経営士向けに発進している「環境ニュース」を再掲載
している記事です。
今回は再生可能エネルギーの連載ものの初回目です。
【第1回 私たちの生活環境と再生可能エネルギーとの関わり(低炭素社会への貢献)】
我が国はエネルギー資源が少なく、化石化燃料の大半を海外から輸入せざるを得ない状態です。
我が国のエネルギー自給率は、原子力を除くとほぼ4%程度であると分析されています。
REは、定義として「自然環境の中で繰り返し起こる現象から取り出すエネルギー」を意味しています。
従って、このエネルギーはいつでも繰り返し利用できます。
その具体例として、風力・水力・太陽光・波力・潮力・潮汐流(流水)・太陽熱・地熱・地中熱・海洋温度差・雪氷熱・バイオマスなどがあげられます。
太陽は、内部で核融合反応が続いています。
●関係する太陽エネルギー量をあげてみると
・その放出エネルギー量は、1.2×10の34乗ジュール(J)
・そのうち地球に到達しているのは、5.5×10の24乗Jと推定されています。
・一方、世界のエネルギー消費量は、5.0×10の20乗J(140兆キロワット)
・日本の最終エネルギー消費量は、1.4×10の19乗J(4兆キロワット)とみられています。
●太陽エネルギー利用の種類は
・太陽光発電…太陽電池を用いて、太陽光を直接的に電力に変換して発電する。
・太陽熱発電・・・集熱器を用いて太陽光を熱に変換し、熱せられた空気や蒸気を用いてタービンを回して発電する。
・太陽熱利用・・・集熱器を用いて太陽光を熱に変換し、加熱した空気や水を暖房や給湯に利用する。高温そのものを炉や調理に利用する場合もある。
太陽光、太陽熱利用については(一社)ソーラーシステ振興協会のホームページに図で説明をしています。
●環境経営士としてご関心のある固定価格買い取り価格の現状については
下記HPをご参照下さい。下記のHPでダブル発電とは家庭用燃料電池・ガスエンジン発電等と太陽光発電の双方を設置している場合です。http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/kakaku.html
寄稿者:経営士・環境経営士 林 久雄
この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。
https://www.compact-eco.com