「経営コンサルタントのつぶやき」シリーズもの発刊
今回からシリーズで「環境経営士」のコンサルタントとしての心構えを配信します。
このシリーズものを出すきっかけは、皆さまの中に、どの様にしてコンサルタントとして活動したらよいのか解らないという方がいらっしゃいます。
今までの私の経験、先輩、同僚の話などから経営コンサルタントとして生き生き活動するにはどの様な心構えで日々を送ったらよいか書いてみます。
これが正解ということではないので「経営コンサルタントのつぶやき」とします。
●「経営コンサルタントのつぶやき」No1
「経営コンサルタントのつぶやき」シリーズの内容は下記の通りです。
順不動で途中若干かわるかもしれません。このつぶやきで追加、ご意見などがあれば返信いただければ幸いです。
また下記のテーマ以外で何かあればメールを下さい。
・コンサルタントでもなろうかでは!理念をもとう。
・コンサルタントとサラリーマンの違い
・自分の得意とするところは
・自分のホームページを持とう
・情報収集の重要さ
・コンサルタントとしての電話のかけ方
・クライアント(自分の顧客)との接し方
・クライアントとの契約書の書き方
・自分の専門外のテーマに遭遇したときは
・各種コンサルタント手法 問題解決手法を持とう
・時代の流れを見よう
・地域ビジネスを構想し、自治体、商工会議所、商工会などに提案しよう
・経営士会と技術士会など各種団体との比較
・文章力を磨こう
今回は第1回目の「経営コンサルタントのつぶやき」は「理念を持とう」です。
私の定年は61歳でした。
約40年間のサラリーマン生活の内半分は調達部に在籍してアウトソーシング先を見てまわり、日本経営士会の経営士になっても種々の会社を見ましたが、1本芯が通っている会社は強いと感じました。
これら強い会社は要するに理念、とかビジョンをしっかりと持っています。
経営コンサルタントも同じです。
経営コンサルタントにでもなろうかでは2~3年で廃業に追い込まれます。
それでは私が経営士になった理由をお話ししますと先ほども述べましたが、資材部に在籍して30~40代はコストダウンをアウトソーシング先には強要していました。
いわゆる買いたたきです。もちろん理づめで無駄を落としながらコストダウンもしましたが半分は買いたたきだったのかと50代の初めに反省し以降はVAとか海外調達によるコストダウンを行いました。
私の若いときは調達先には悪いことしたとの反省の基、「日本の中小企業のために」第二の人生をおくることにしました。
2~3年前に経営士会のごたごたで経営士をやめる人は多く出ましたが、私は上記の理念がありましたから日本経営士会にふみとどまりました。
この様に環境経営コンサルタントになって今だ、理念の作ってない人は是非理念を作ってください。
この理念の話をする折はパナソニックの創業者松下幸之助の若いときに作った綱領を引き合いに出します。
即ち「産業人タルノ本分ニ徹シ社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ世界文化ノ進展ニ寄興センコトヲ期ス」とあり当時昭和の始めで幸之助が30歳ごろで二股ソケットなど電機製品を作っていましたが電機のことは一言も言っていません。
高邁な理想を掲げた理念でした。
このように自分の理念を高く掲げていれば今後種々の外乱があってもきっと乗り越えられると思います。
●「中小企業施策利用ガイドブック」という冊子があることを先日の環境ニュースでお知らせしました。
この冊子の33ページにJ-Goodtechという中小企業基盤整備機構が主催しています中小企業とのマッチングサイトがあります。
このJ-Goodtechをさらに調べてみると個人の資格でもはいれると書いてあります。
この機構に現在何社登録されているか中小企業基盤整備機構の担当に聞きましたら約1万社だそうです。個人の登録者は少ないそうです。
私も登録をして現在登録審査中です。
是非皆さまも企業とのマッチングのため登録されたら如何でしょうか。
ただし自分のホームページ(HP)を持つことが必須です。
最近は簡単に無料HPが作れますから、名刺に書くとか自己紹介の折、詳しくはHPを見て下さいともいえます。
ただ無料の場合は関係のないスポンサーの宣伝がでます。
無料HPの例ではJIMDOがあります。
年1万1340円払えば宣伝が外れます。
この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。