今回のテーマは「環境経営士の各種活動」のご紹介
環境経営士の皆様へ
環境経営士の中には、他の方はどのような活動をしているか知りたいとの要望があり、種々集めました。
収集元は昨年の環境経営士のアンケート、環境経営士になってどのような活動をするか、その他からです。
今後の活動の参考になれば幸いです。3つに分類しました。
■勤務している環境経営士の場合
・弊社はISO14000取得済。CSRレポートは環境安全部で作成。サラリーマンなので、独立活動は 行えない。
・エコアクション21の手伝い。再生資源一般廃棄・産業廃棄・収集運搬・処分を行っています。
・EA21に活用。エコアクション21の事務局として活動。
・私は企業内で資材購買の業務へ携わっており、上司の指導の下、環境負荷を踏まえた材料コスト の削減等に取り 組んでおります。企業内では年に数回ISOの勉強会を行っておりますので、将来 的に勉強会の指導者として活動 したいと考えております。
・今のところ企業に籍をおいて環境管理の仕事をしています。(実務でなく、後身の指導が中心)
・社内の「エコ事務所」(福岡県に登録)として対応するとともに、社内照明のLED化などでは、プ ン作成・効果 予測なども任されているが、中小企業のため、CSRについての関心は少なく、あま り対応していない。それより も、各業務上のいろいろの問題への対応が重要であり、その対応が顧客(役所)の信用を得るかどうかになる。
・EA21に活用、エコアクションの担当として。中小企業に関する現状、動向や課題について把握できる。
・仕事全体に係ることが多い(法の環境対応)。
・今までのCSR活動の広報活動に加えて環境経営士の力量を加えて企業の環境戦略の構築を行ってゆきたい。
・企業様にSDGs、CSRのご提案、取り組み支援、包括契約を結んでいる某村にSDGs支援。
・SDGsをこれから採用する学生に認知度を高める。NPO法人へのご支援。
・所属企業内に於ける環境経営のノウハウ、知識を共有、そして取引先企業への環境経営の提案、紹介。
・当社が連携している地域金融機関に環境経営を広げてゆきたい。
・環境アセスメント審査においてSDGsの考え方も取り入れたい。
・取引先企業の経営者に対してCES、C.CSRの話をしていく。
・廃棄物処理機器販売会社であるが、営業と同時に環境分析、コンサルを行っていきたい。
・社内での環境教育を実施、LCAのインベントリー分析を行い業務の精査を行う。
・会社のCSR活動を進めたい。地元の河川の水質改善に取り組んでゆきたい。
・当面環境教育を社内で行いたい。
・横浜の企業に在籍している環境経営士が環境教育をステークホルダー、地元の学校等に 行ってきた実績から「環境大臣賞」の受賞をしました。
・コンパクトエコシステムを当企業に導入するため取締役に導入を進めている。地域の環境保全活動に参加。
■地域の環境保全活動に参加
・アジア(現在、主としてバングラディッシュ)にて、環境保全と生計向上の両立を図るための地域づくり活動。
・ISOコンサルタントとして活動。活動方法を検討中。環境団体(温暖化対策)で活動している。
・環境活動支援、環境監査等個人的に環境インストラクター(カウンセラー)として、地域の活動に参加(京都市内)。
・地域社会での環境保全活動(ボランティア活動を含む) 絶滅危惧種の保全活動(水煎寺海苔など)
■個人として活動している例
・個人で経理コンサルタントとして活動。上場企業、中小企業含め数社を最低秋1回訪問している。
・環境に関するコンサルタント・システム構築支援活動。
・活動という程でもないが、環境経営士としての自覚を持って行動している。
・勤務先以外で個人にてコンサルタント活動をしております。
・C.CSR認知度を高めるためにも有効な活動と思い活動中。
・社会保険労務士、経営士として中小企業の経営労務の指導及び企業・行政の従業員職員を対象とした研修会及び講演会を実施している。
・名刺への表示により、環境面に理解ある専門家であると認知される。
・名刺記載していることもあり、「どのような資格ですか?」等会話の切り口から説明できることもある。
・企画・運営関連業務をまかせてもらえるようになった。
・近年市場環境は、CESにかぎらずISO14001やEA21のキャンセルが出るなど市場では環境保全活動意欲が低下 傾向にあると感じます。そうした市場環境の中でCESをどう展開するか苦心しております。(CESを利益向上策に活かすことを強調しているが?)
・経営士会では支部環境経営研究会に所属しております。先日は経営改善塾で発表の機会をいただき、とても勉強 になりました。所属企業の業務と研究会での活動は相乗効果を発揮しているように思います。
・大学生を対象にエコ検定対策講座を開催。
・CES、C.CSRの普及活動の関係もあり某社の第三者レビュウーの依頼を受けて約800字程度の第三者のコメント を依頼された。
・一般社団法人を設立し各種研修を企画実施。
・SDGsの研究会に出席し経営士とか環境経営士との間で切磋琢磨している。
・CES、C.CSRの導入支援をして、当該企業のキックオフ、CES、C.CSRの社内教育、実地始動、報告書の書き方 指導。
・一般社団法人日本経営士会とCES、C.CSR、SDGsについてのチラシを持参、県、市町村、地元商工会に公報。
・自分のホームぺージ等を作り公報をしている。
・自分の知的財産としての今後の事業の武器にしている。
・大学の授業に取り入れる。(現大学の教授)
・経営支援先にCES,C.CSR,SDGsを薦める。出張講座を開催、ブログなどの執筆で取り組み紹介
・ガーデン事業と自然環境との関わりをベースにコンサルタント業務を行いたい。
・医師会・医療機関に対してCES、C.CSRの普及活動。
・地域中小企業への環境活動普及を行っていきたい。
・中小企業及び中小企業支援業務の一環として環境マネジメントシステム等を提案
・CESの普及と実践、地元の環境部廃棄物減量推進審議会での発言と参画をする
・地元の環境財団へのアプローチ、近隣の小中学校への環境教育の実施。
・CES、C.CSRの地元中小企業経営者へのPRと提案。
・バングラデシュのウエイスト・ピッカー(有価廃棄物回収人)の社会的差別・偏見の緩和に取り組んでいる。引き続き、彼らを巻込んだ地域資源循環型社会の形成を目指して地域社会に適用可能なごみ教育の教材開発・ 環境教育活動や通りの清掃活動、ウエイスト・ピッカー協同組合40世帯の有価廃棄物、ビジネス実証事業、地域 社会内廃棄物管理フォーラムの開催や地域社会内廃棄物管理の行動計画指針を作成してクルナ市へウエイスト・
ピッカーを巻込んだ廃棄物管理を働きかけていく。
(内閣府所管公益社団法人日本環境教育フォーラムの職員として)
・宮城県では、2012年から、アフリカ マラウイ国(アフリカでは、マラウイは最下位から2位の貧困国である。) より政府関係者、研究者らの日本での農業技術研修を行ってきた。
私は、農業事業者に対して事業計画、商品開発など6次産業化の経験があったので宮城県に「農業水利事業にお ける視察・研修事業に加えて、産業創出、雇用拡大、それらによる貧困対策の一助となればとの思いから、六次 産業化のテーマ研修」の追加を提案した。
その結果、マラウイ国の研修生に対しての、六次産業化に取り組む農業事業者での視察・ヒアリング研修の企画・ アテンド(世話係、案内人)を担った。
上記の結果 マラウイの研修生と私の指導したA農業事業者とのコラボにより「日本茶」「つけもの」郷土料理の 「しそまき」「にんにくのしょうゆ漬け」等の商品開発を行ったが、アフリカでの栽培は「にんにくのしょうゆ漬 け」が適しているとのことでした。
マラウイに帰り研修生はニンニク栽培に挑戦していると思う。
(フォーローアップ研修の代替としての活動報告から抜粋、文責は福井 浩)
以上