この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。 http://www.compact-eco.com
今回のテーマ:中小企業にとって何が必要なのか
「経営理念の必要性」 シリーズ①
現在はマーケットが拡大しないのに商品は供給過剰となり、他と同じことをやっていたら、売上を伸ばすことが出来ない時代
である。売上を上げ、企業を成功させるためには、戦略を考えることが重要になってきた。従業員一人ひとりの力が集まって
組織の力となり、従業員一人一人を同じ方向にまとめ、力を出す原動力となるものが経営理念で経営理念を表現すると、社是や
社訓、行動規範、ミッションといった言葉がよく使われる。その経営理念に基づき、企業が一つになり従業員が一丸となって、
その理念、ミッションの意味を理解し行動できることが大切で、それを浸透させ実践するにはミッションを分かりやすく明確に
することが重要になる。
大企業では既にミッションを戦略に結びつけて実践しているが、中小企業に於いても重要になっている。
収益性が高く、成功が認められる中小企業の共通の要因として、主として
1.ミッション重視の経営
共通に利益追求だけでなく、更に上位の目的「ミッション」が存在し、ミッション(使命、任務)を持って仕事をしている。
2.お客様重視(顧客重視)の経営
マーケティング(市場)の経営、顧客及び顧客が必要とするマーケティングリサーチによる分析と戦略的思考を重視する。
3.バリューを重視した経営
バリュー(価値)を重視した経営で顧客が求めるのはその商品の価値(高付加価値経営)。
4.企業のバランスを重視した経営
企業のバランス(均衡)を重視した経営、企業の経営資源、組織、機能他のバランス「バランス経営」
5.マネジメント(管理)を重視した経営
経営者の情熱や思いを活かした「マネジメント経営」
6. キャッシュフロー(資金)を重視した経営
「キャッシュフロー経営」を重視した経営で、事業の継続性が必要
これらの実践はすべての企業に共通するものであり、多くの企業コンサルタントとしての経験ではこれらを具体的に生かし、
全員を参加させ、顧客満足・社員満足のための改善活動を継続させ、企業経営を実践することはそれぞれの企業環境・内容が
ことなるために非常に難しいことである。
次回 中小企業にとって何が必要なのか シリーズ②
「企業のミッションの重要性~ミッション経営」