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中小企業にとって何が必要なのか シリーズ① 「経営理念の必要性」

2018-07-28 18:24:26 | 経営コンサルタント

   この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。  http://www.compact-eco.com 

 

今回のテーマ:中小企業にとって何が必要なのか

「経営理念の必要性」 シリーズ①

 現在はマーケットが拡大しないのに商品は供給過剰となり、他と同じことをやっていたら、売上を伸ばすことが出来ない時代

である。売上を上げ、企業を成功させるためには、戦略を考えることが重要になってきた。従業員一人ひとりの力が集まって

組織の力となり、従業員一人一人を同じ方向にまとめ、力を出す原動力となるものが経営理念で経営理念を表現すると、社是や

社訓、行動規範、ミッションといった言葉がよく使われる。その経営理念に基づき、企業が一つになり従業員が一丸となって、

その理念、ミッションの意味を理解し行動できることが大切で、それを浸透させ実践するにはミッションを分かりやすく明確に

することが重要になる。

 

大企業では既にミッションを戦略に結びつけて実践しているが、中小企業に於いても重要になっている。

収益性が高く、成功が認められる中小企業の共通の要因として、主として

1.ミッション重視の経営

 共通に利益追求だけでなく、更に上位の目的「ミッション」が存在し、ミッション(使命、任務)を持って仕事をしている。

2.お客様重視(顧客重視)の経営

 マーケティング(市場)の経営、顧客及び顧客が必要とするマーケティングリサーチによる分析と戦略的思考を重視する。

3.バリューを重視した経営

 バリュー(価値)を重視した経営で顧客が求めるのはその商品の価値(高付加価値経営)。

4.企業のバランスを重視した経営

 企業のバランス(均衡)を重視した経営、企業の経営資源、組織、機能他のバランス「バランス経営」

5.マネジメント(管理)を重視した経営

 経営者の情熱や思いを活かした「マネジメント経営」

6. キャッシュフロー(資金)を重視した経営

 「キャッシュフロー経営」を重視した経営で、事業の継続性が必要

 

これらの実践はすべての企業に共通するものであり、多くの企業コンサルタントとしての経験ではこれらを具体的に生かし、

全員を参加させ、顧客満足・社員満足のための改善活動を継続させ、企業経営を実践することはそれぞれの企業環境・内容が

ことなるために非常に難しいことである。

 

 次回 中小企業にとって何が必要なのか シリーズ②

「企業のミッションの重要性~ミッション経営」

 

 


「デジタル革命がもたらす企業の経営課題と対応」

2018-07-13 11:57:25 | 経営コンサルタント

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TAMAマネジメント研究会 http://tamaken.o.oo7.jp/の「私の主張」より

 今回のテーマは、「デジタル革命がもたらす企業の経営課題と対応」

〜中小企業のAIIoTの導入と取り組み〜

経営士・環境経営士 環境カウンセラー 山本 忠様 執筆により掲載させて頂きます。

 

4次産業革命が世界で広がる中で、デジタル革命と呼ばれるAI(人口知能)、ロボット、IoTが人々の暮らし・生活に溶け込み社会変革を起こし始めています。2018年以降、特にAIを活かした身近な新製品やサービスが続々登場しております。

産業界の動向として、これまで主役であった電気・自動車メーカから米国IT企業(グーグル、アマゾン、ドットコム) の存在感が増大しています。  

・企業がそれぞれ独自技術を競争してきた時代とは異なり、AI企業は一気に産業や社  

 会・暮らしの中に溶け込みはじめました。

AIをめぐる企業間のグローバル競争が激しくなっています。  

今後の社会変革と企業の経営課題・取り組みについて以下に述べます。

1.    デジタル技術と社会に密着共存するイノベーション

2020年 生産性革命の加速

2022年 ロボットが社会進出、人体とコンピュータが融合

2025年 AIが人の代役、技術で言葉の壁が消滅

2030年 人と機械が共存・協調する社会(AIやロボットが生活に溶け込む・AIが人

     の知能を超える?)   

2.    日本産業界のAIIoTを活用したものづくり、サービスが加速: 日本のものづく  

  り、医療診断、金融、農業、

経済予測、観光などに多くの企業がビジネスチャンスと捉え、また生産革命や働き方改革に向けてAIIoT の活用が加速的に広がっています。  

3.    中小企業の経営課題とAIIoTの導入・取り組み:

    AIIoTを活用したビジネスチャンスの拡大と企業の進化

 中小企業にもAIIoTを活用した新たなビジネスの獲得や独自技術とものづくり・ 

 サービスを活かした次の事業進展例も期待されます。

◇製造業: 機械の稼働状況の把握・生産・在庫管理、遠隔操作など

◇農 業: 土壌水分・栄養分の測定により野菜の収穫時期を制御・管理

◇漁 業: 潮流・水温・魚群位置のリアルタイムデータによる漁獲効率

◇建設業: ビルの電気使用量などのエネルギーデータの収集・分析による効果的な    

     省エネ。

高齢者の生活・健康状況を遠隔で見守り

      中小企業のAIIoTの導入・運用にあたっての主要ポイント

 中小企業のAIIoTの活用が1割も進まないのは、知識・投資資金や人材不足が主な  

 理由とされています。そのため一歩でも進めるため、次の主要事項を提言したいと 

 思います。

◇社長が明確な経営方針と強いコミットメントを宣言すること。

◇自社の強みと弱みを明確にし、解決すべき課題を絞りこむこと。

◇自社に合致したシステムを構築し運用すること。

◇現場での整理・整頓を進めてデータを洗い出すこと、現在の生産システムを有効に 

 活用すること。

◇期限限定した目標と試行錯誤によるノウハウを蓄積し運用すること。

ITスキルを持った人材の確保と教育による人材を育成すること。

◇投資に対する改善効果を適切に評価すること。

◇中小企業基盤整備機構などの公的機関の資金支援制度や人材育成制度を有効に活用

 すること。

 企業交流や協働事業により情報を得ること。  

4.    経営コンサルタントしての心構え

事業環境が激変し、企業もデジタル化のめざましい進展で変革を余儀なくされています。

経営コンサルタントもこの変化に対応するセンスと力量が求められるとともに次の心構えと実践力が必要ではないでしょうか。

    AIIoTなどのデジタル革命がもたらす新しいビジネスチャンスの獲得と

 企業の進展に対応した経営指導・支援

    広がるリスク対応(サイバー攻撃の増加、AIを活用する企業と開発企業との利 

 益・権限配分、知財戦略など)への配慮。

 

 


:「組織力が発揮できない?組織力を低下させる要因は? 中間管理者の勝てる組織力へのステップ」⑥ (最終回)

2018-07-06 10:00:37 | 地方創成

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今回のテーマ:「組織力が発揮できない?組織力を低下させる要因は?

中間管理者の勝てる組織力へのステップ」⑥ (最終回)

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1.的確な情報が伝わりにくい→情報の減衰

社長に伝えたいことが、一人の介在により最大でも72%しか伝えられないという。

更にメンバーや担当者に情報が伝達される場合37%位まで情報が減衰されるという。

その原因として考えられることは次の通りである。

    組織に壁がある。

    組織間、部門間のコミュニケーションが悪い。

    現場・職場等内部のコミュニケーションが悪い。

④ マネジャーと現場・職場の人間関係が悪い。

 

2.現場力・職場力が弱い→成果が未達成

① 現場のマネジャーのマネジメント力が低い。

    マネジャーが担当者、メンバーのフォローをしない。

    マネジャーが担当者、メンバーのやる気を引き出していない。

    メンバー担当者の教育・訓練が十分でない。

    メンバー、担当者に不満が多い。

    現場・職場で、助け合う雰囲気が薄い。

    現場・職場で適正な評価がされてない。

 

3.中間管理職の重要性の認識不足と立場の未活用

●中間管理者(マネージャー)の立場を強みとして生かしてない。

    企業の戦略策定(戦略能力)と現場(実行能力即ち現場力)の双方に大きく係ることができるが生かされてない。

    権限と責任を持ち、経営資源(人、物、金、情報など)をコントロール出来る立場が生かされてない。

    経験が豊富、人脈を持つ、情報が入りやすい、ネットワークを活用出来るのに生かされてない。

    業務遂行で広範囲の組織とのかかわりを持つことが可能なのが中間管理職なのにそれが生かされてない。

    人材の活用と育成が出来ていない。

 

●中間管理者の勝てる組織へのステップ

 ステップ1 現状を把握分析し認識する。

 ステップ2 目標を明確にする(高い目標の数値化)。

 ステップ3 機関を決め実行する(目標を達成する強い決意を全員に明確にする)。

 ステップ4 トップダウンから、自律化に進める(個人、グループの強みを伸ばし、弱  みを改善する)。

 ステップ5 結果を評価し見直しを継続する(PDCAサイクルで継続)。

 

 

 


「環境経営士養成講座」を埼玉で7月~8月にかけて開催

2018-07-06 09:47:09 | SDGs・CSR・環境経営

 (一社)日本経営士会は、企業等への環境保全活動の助言・支援を行う環境経営士の育成を目的に「環境経営士養成講座」を開催いたします。環境CSR面からの経営支援を志す方には最適な資格です。

「環境経営士養成講座」は環境省、経済産業省、文部科学省、国土交通省、農林水産省から、環境人材認定講座として指定

されています。 

この講座はベーシックコースB/CとアドバンストコースA/Cがあります。

B/Cはエコ検定合格者など環境関係の資格保持者は免除されます。

開催日時:B/C平成30年7月29日(日)9:30~17:00

     A/C 8月5日(日)・8月8日(水)9:30~17:00

開催場所:さいたま市武蔵浦和コミュニティセンター 〒336-0021 埼玉県さいたま市南区別所 7-20-1(サウスピア 8F) TEL:048-844-7215 

講座内容:B/C 環境保全に関する基礎的知識 

     (特別講義)(一社)埼玉県環境検査研究協会 代表理事 星野 弘志 

     「企業と環境問題」 ~埼玉の企業の取組を中心に~ 

    

       A/C 企業への環境保全活動の助言・支援に必要な知識等・企業における環境保全の取組・

     環境マネジメントの基本・各種環境マネジメントシステムの解説・環境報告書の作り方・環境教育・CSR等 ・テスト

      (特別講義)(一社)埼玉県環境検査研究協会 代表理事 星野 弘志 

      「埼玉でこれからの環境経営を考える」~公害防止からSDGs~

定員20名・先着順・学割あり:受講料半額  

受講料:B/C1.3万円 A/C 2.5万円 公式テキスト「環境CSRと経営」B5版257ページ込

詳細・お申し込み:「環境経営士」で検索、又はhttp://www.compact-eco.com ホーム お知らせ Whats NewよりPDFを   

         ダウンロードしFAXで御申し込み下さい。